スタッフSの海外ネットサーフィン No.98
「Jonas Mekas 100!」
読者の皆様こんにちは。体の芯から冷える日々が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? 2022年に入ってから歯止めがかからないコロナ禍の拡大を受け、ときの忘れものでも在宅勤務体制が復活し、かつ出社時には1月の末にも関わらず、換気のため画廊全体の窓を開けておかねばならないという事態に色々な意味で震えが止まらないスタッフSこと新澤です。
去年の半ばからこっち、この連載では海外の展覧会ではなく、オンラインのイベントや記事の紹介という変則的な更新が続いておりますが、本日の内容も特定の展覧会を紹介するものではありません。
2019年に惜しまれつつ亡くなった「前衛映画のゴッドファーザー」として知られるリトアニアの映像作家ジョナス・メカス。1922年生まれのメカスの生誕100周年を記念して、国際的なコラボレーションの元に立ち上げられたのが、今回ご紹介するウェブサイト「Jonas Mekas 100!」です。

20~21世紀を代表する映像作家の生誕100周年という節目に、世界規模で様々な企画が進行しておりますが、個人がそれらの企画を全て把握するのはインターネットで情報を手軽に入手できる昨今でも簡単なことではありません。そこでジョナス・メカス財団とLithuanian Culture Institute(リトアニア文化研究所)が主体となって開設されたのがこのサイトです。運営の趣旨はメカスの作品をより大きく世界に認知させ、彼の映画、映画批評、文化組織、そして特に彼の詩と散文を通じたそれぞれの分野への貢献をより深く探求することとサイトの紹介文には書かれています。

メインとなるイベントカレンダーには17ヶ国から64の団体が関わっており、サイトが開設した2021年11月から2022年末まで50を超える関連上映会、展覧会、回顧展、ワークショップ、コンサート等が登録されています。これらのイベント名をクリックすると、まずは同ページ上で簡易的なイベント説明と開催地、主催者と提携団体の情報が表示され、詳細はそれぞれの団体のページに移動して確認するというシステムです。直感的に何時、何処で、どのようなイベントが開催されているか非常に分かりやすいのですが、惜しむらくは面白そうなイベントを見つけても、今の状況下では見に行くどころかイベント自体が開催されるか怪しいということ。
keep dancing keep singing
have a good drink and do not get too serious!
-Jonas Mekas
踊り続けよう 歌い続けよう
いい酒を飲んで、あまり真面目になりすぎないように!
-ジョナス・メカス
コロナウイルスの蔓延も早三年目。先行き不透明な日々が続きますが、こんな時だからこそ、メカスの言葉のように余裕をもって過ごしたいものです。
もちろん、日本でも「メカス日本日記の会」(代表:吉増剛造)が中心になって記念イベントを計画していると聞いています。
(しんざわ ゆう)
Jonas Mekas 100! (英語)
ジョナス・メカス公式サイト (英語)
Lithuanian Culture Institute (リトアニア文化研究所) (英語)
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています。WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
「Jonas Mekas 100!」
読者の皆様こんにちは。体の芯から冷える日々が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか? 2022年に入ってから歯止めがかからないコロナ禍の拡大を受け、ときの忘れものでも在宅勤務体制が復活し、かつ出社時には1月の末にも関わらず、換気のため画廊全体の窓を開けておかねばならないという事態に色々な意味で震えが止まらないスタッフSこと新澤です。
去年の半ばからこっち、この連載では海外の展覧会ではなく、オンラインのイベントや記事の紹介という変則的な更新が続いておりますが、本日の内容も特定の展覧会を紹介するものではありません。
2019年に惜しまれつつ亡くなった「前衛映画のゴッドファーザー」として知られるリトアニアの映像作家ジョナス・メカス。1922年生まれのメカスの生誕100周年を記念して、国際的なコラボレーションの元に立ち上げられたのが、今回ご紹介するウェブサイト「Jonas Mekas 100!」です。

20~21世紀を代表する映像作家の生誕100周年という節目に、世界規模で様々な企画が進行しておりますが、個人がそれらの企画を全て把握するのはインターネットで情報を手軽に入手できる昨今でも簡単なことではありません。そこでジョナス・メカス財団とLithuanian Culture Institute(リトアニア文化研究所)が主体となって開設されたのがこのサイトです。運営の趣旨はメカスの作品をより大きく世界に認知させ、彼の映画、映画批評、文化組織、そして特に彼の詩と散文を通じたそれぞれの分野への貢献をより深く探求することとサイトの紹介文には書かれています。

メインとなるイベントカレンダーには17ヶ国から64の団体が関わっており、サイトが開設した2021年11月から2022年末まで50を超える関連上映会、展覧会、回顧展、ワークショップ、コンサート等が登録されています。これらのイベント名をクリックすると、まずは同ページ上で簡易的なイベント説明と開催地、主催者と提携団体の情報が表示され、詳細はそれぞれの団体のページに移動して確認するというシステムです。直感的に何時、何処で、どのようなイベントが開催されているか非常に分かりやすいのですが、惜しむらくは面白そうなイベントを見つけても、今の状況下では見に行くどころかイベント自体が開催されるか怪しいということ。
keep dancing keep singing
have a good drink and do not get too serious!
-Jonas Mekas
踊り続けよう 歌い続けよう
いい酒を飲んで、あまり真面目になりすぎないように!
-ジョナス・メカス
コロナウイルスの蔓延も早三年目。先行き不透明な日々が続きますが、こんな時だからこそ、メカスの言葉のように余裕をもって過ごしたいものです。
もちろん、日本でも「メカス日本日記の会」(代表:吉増剛造)が中心になって記念イベントを計画していると聞いています。
(しんざわ ゆう)
Jonas Mekas 100! (英語)
ジョナス・メカス公式サイト (英語)
Lithuanian Culture Institute (リトアニア文化研究所) (英語)
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。もともと住宅だった阿部勤設計の建物LAS CASASを使って、企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています。WEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>の特集も是非ご覧ください。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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