<ときの忘れもの さんで開催中の「生誕110年松本竣介展」、素晴らしかったです。油彩《コップを持つ子ども》ほか、貴重な素描を間近にじっくり鑑賞できます。お話も伺えて楽しい時間でした。
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2205/341.html
本日28日が最終日です!
画像は本展のカタログの表紙です。
(20220528/堀江 栞さんのtwitterより)>
<生誕110年 松本竣介展@ときの忘れもの~2022/5/28(土)11時~19時 日月祝休
#松本竣介 の肖像画をまとめて観たのは初めてかも。油彩は風景画とは異なるようでいてやはり色味が暗いけど、素描の簡潔な線は印象が変わる。
カタログに中野孝次氏の文章が載ってると知り入手。
(20220527/magrittianさんのtwitterより)>
<「生誕110年 松本竣介展」atときの忘れもの 自分が松本竣介を知ったのは中学の時、美術の教科書に「カップを持つ少年」とされて載ってた「コップを持つ子ども」の鉛筆画だった。何回も見てるけど再び間近にみられるとうれしいものだ。図録掲載の大谷省吾氏の絵画プロセス検証も興味深く読む。本日まで
(20220528/佐藤柿杵さんのtwitterより)>
<ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」に行きました。気になっていたギャラリー、良かったです。今日28日までです。神奈川県立近代美術館鎌倉別館の展示は明日まで。堀江栞さんの作品とゆるやかにつながる展覧会もあと少しとなりました。
(20220528/栗原幸治さんのtwitterより)>
<今日、駒込に行ったのは、ギャラリー"ときの忘れもの"で開催していた《生誕110年松本竣介展》を観るためでしたが、いや~、行って良かったぁ。写真は息子の莞を描いた作品。
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2205/341.html
さまざまな作品や資料があり、時間を忘れて見入ってしまいました。残念ながら会期は本日5/28まで。ただ、中野孝次のエッセイや大谷省吾(東近美)のテキストが掲載された本展のカタログが制作されています(郵送購入可)。
《生誕110年松本竣介展》
《コップを持つ子ども》
1枚目と同名の作品ですが、こちらは油彩。写真ではわかりませんが実際に見ると複雑で微妙な色合いでした。油彩画を制作する過程のデッサンが多数展示されており非常に興味深かった。詳しくは、東近美 大谷副館長のテキストを。http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53485974.html
(20220528/neueuraさんのtwitterより)>
<ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」001
ときの忘れもので開かれている今回の松本竣介展はとにかくスゴイ! 竣介の作品としてはほぼ未公開(のようなもの)の《コップを持つ子ども』を観に、日々日本全国から松竣ファンが嵐のように駒込に集まってきています! 必見‼︎(えっ、今日まで😱)



ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」002
これがその油絵《コップを持つ子ども》と、下絵=トレースに使われた素描。なんと数日前には御歳88歳となる宇野亜喜良さんが、この作品を観るためお一人で麻布十番から電車を乗り継いでやって来られたとか!(宇野さんとは最近いつもニアミスなんだよなぁ😢)


ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」003
僕が訪れた日は、現在神奈川県立近代美術館鎌倉別館で開かれている「生誕110年 松本竣介」展で、竣介と共に作品が展示されている画家の堀江栞さん(堀江栞-触れえないものたちへ)が来廊されていて、綿貫ご夫妻と4人で写真を撮っていただきました。




ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」004
ウクライナでは人類による侵略戦争が再び起こり多くの子供達がロシア兵によって殺されている。戦時中大観や藤田ら多くの芸術家が国威発揚に協力する中、(諸説はあるがとりあえずそれは脇に置いておいて)孤高の道を歩んだ松本竣介の絵に今触れる事の大切さ。




ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」005
すっかり松本竣介を堪能し、みなさんとのお話も堪能して、そろそろおいとましようとしたところ、スタッフの方から先ほど撮ったばかりの記念写真をお土産にいただきました。早っ! まるでディズニーランドのビッグサンダーマウンテンみたい😄




(20220528/岡田昌浩さんのtwitterより)>
*画廊亭主敬白
4回目の竣介展ですが、今回の「生誕110年 松本竣介展」ほど、多くの研究者、学芸員の方が来廊されたことはありませんでした。
油彩は5号の一点だけにもかかわらず、遠路お運びいただいた竣介ファンの皆様には心より御礼申し上げます。
『生誕110年 松本竣介展』カタログ
2022年
ときの忘れもの刊
エッセイ:中野孝次
テキスト:大谷省吾(東京国立近代美術館)
図版:12点
編集・デザイン:柴田卓
B5判 34頁
価格:1,100円(税込) ※送料250円
5月20日のブログで松本竣介の作品集、展覧会図録を特別頒布しています。
上掲カタログにご執筆いただいた大谷省吾先生の論考で、
展示した《コップを持つ子ども》は、<『松本竣介画集』(平凡社、1963年、no.56)、『松本竣介油彩』(綜合工房、1978年、no.100)にそれぞれモノクロ図版で掲載されてはいるものの、これまで実物が公開された機会はほとんどないはずである。>と指摘されているように、没後の回顧展のいずれにも出品されたことのない稀少作品です。
<ステレオタイプな子ども像に回収されないリアリティを感じさせるかもしれない。純真無垢な天使のような存在ではなく、何を考えているのかうかがい知れない謎めいた存在としての子ども。実際のところ、子どもがそうした瞬間を垣間見せることがあるのはまぎれもない事実であろう。この絵に、画家のわが子への限りない愛情が込められているのはまちがいないけれども、その表現に甘さは微塵もなく、ただひたすらに、わが子の「存在」を手探るように、この絵はできているように思われる。そしてこの眼、少し不機嫌そうな、謎めいたまなざし。どこかでこれと似たまなざしに出会っていると思いを巡らしてハタと思い至ったのは、奈良美智の(とりわけ1990年代の)一連の作品だった。画面のこちら側の私たち、あるいはそのはるか先を睨みつけるような奈良の絵の子どもたちが、ステレオタイプな子ども像を破壊しながらも私たちを惹きつけてやまないように、この《コップを持つ子ども》もまた、子ども像の傑作のひとつとして多くの人々の心を捉えることだろう。
(大谷省吾)>
●本日のお勧め作品は松本竣介です。
No.18《人》
1946年
紙にインク、墨
イメージサイズ:24.5x17.5cm
シートサイズ:28.0x19.0cm
※『松本竣介とその時代』(大川美術館、2011年、p.34所収 No.68)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2205/341.html
本日28日が最終日です!
画像は本展のカタログの表紙です。

<生誕110年 松本竣介展@ときの忘れもの~2022/5/28(土)11時~19時 日月祝休
#松本竣介 の肖像画をまとめて観たのは初めてかも。油彩は風景画とは異なるようでいてやはり色味が暗いけど、素描の簡潔な線は印象が変わる。
カタログに中野孝次氏の文章が載ってると知り入手。
(20220527/magrittianさんのtwitterより)>
<「生誕110年 松本竣介展」atときの忘れもの 自分が松本竣介を知ったのは中学の時、美術の教科書に「カップを持つ少年」とされて載ってた「コップを持つ子ども」の鉛筆画だった。何回も見てるけど再び間近にみられるとうれしいものだ。図録掲載の大谷省吾氏の絵画プロセス検証も興味深く読む。本日まで
(20220528/佐藤柿杵さんのtwitterより)>
<ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」に行きました。気になっていたギャラリー、良かったです。今日28日までです。神奈川県立近代美術館鎌倉別館の展示は明日まで。堀江栞さんの作品とゆるやかにつながる展覧会もあと少しとなりました。
(20220528/栗原幸治さんのtwitterより)>
<今日、駒込に行ったのは、ギャラリー"ときの忘れもの"で開催していた《生誕110年松本竣介展》を観るためでしたが、いや~、行って良かったぁ。写真は息子の莞を描いた作品。
http://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2205/341.html
さまざまな作品や資料があり、時間を忘れて見入ってしまいました。残念ながら会期は本日5/28まで。ただ、中野孝次のエッセイや大谷省吾(東近美)のテキストが掲載された本展のカタログが制作されています(郵送購入可)。
《生誕110年松本竣介展》
《コップを持つ子ども》
1枚目と同名の作品ですが、こちらは油彩。写真ではわかりませんが実際に見ると複雑で微妙な色合いでした。油彩画を制作する過程のデッサンが多数展示されており非常に興味深かった。詳しくは、東近美 大谷副館長のテキストを。http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53485974.html
(20220528/neueuraさんのtwitterより)>
<ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」001
ときの忘れもので開かれている今回の松本竣介展はとにかくスゴイ! 竣介の作品としてはほぼ未公開(のようなもの)の《コップを持つ子ども』を観に、日々日本全国から松竣ファンが嵐のように駒込に集まってきています! 必見‼︎(えっ、今日まで😱)



ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」002
これがその油絵《コップを持つ子ども》と、下絵=トレースに使われた素描。なんと数日前には御歳88歳となる宇野亜喜良さんが、この作品を観るためお一人で麻布十番から電車を乗り継いでやって来られたとか!(宇野さんとは最近いつもニアミスなんだよなぁ😢)


ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」003
僕が訪れた日は、現在神奈川県立近代美術館鎌倉別館で開かれている「生誕110年 松本竣介」展で、竣介と共に作品が展示されている画家の堀江栞さん(堀江栞-触れえないものたちへ)が来廊されていて、綿貫ご夫妻と4人で写真を撮っていただきました。




ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」004
ウクライナでは人類による侵略戦争が再び起こり多くの子供達がロシア兵によって殺されている。戦時中大観や藤田ら多くの芸術家が国威発揚に協力する中、(諸説はあるがとりあえずそれは脇に置いておいて)孤高の道を歩んだ松本竣介の絵に今触れる事の大切さ。




ときの忘れもの「生誕110年 松本竣介展」005
すっかり松本竣介を堪能し、みなさんとのお話も堪能して、そろそろおいとましようとしたところ、スタッフの方から先ほど撮ったばかりの記念写真をお土産にいただきました。早っ! まるでディズニーランドのビッグサンダーマウンテンみたい😄




(20220528/岡田昌浩さんのtwitterより)>
*画廊亭主敬白
4回目の竣介展ですが、今回の「生誕110年 松本竣介展」ほど、多くの研究者、学芸員の方が来廊されたことはありませんでした。
油彩は5号の一点だけにもかかわらず、遠路お運びいただいた竣介ファンの皆様には心より御礼申し上げます。

2022年
ときの忘れもの刊
エッセイ:中野孝次
テキスト:大谷省吾(東京国立近代美術館)
図版:12点
編集・デザイン:柴田卓
B5判 34頁
価格:1,100円(税込) ※送料250円
5月20日のブログで松本竣介の作品集、展覧会図録を特別頒布しています。
上掲カタログにご執筆いただいた大谷省吾先生の論考で、
展示した《コップを持つ子ども》は、<『松本竣介画集』(平凡社、1963年、no.56)、『松本竣介油彩』(綜合工房、1978年、no.100)にそれぞれモノクロ図版で掲載されてはいるものの、これまで実物が公開された機会はほとんどないはずである。>と指摘されているように、没後の回顧展のいずれにも出品されたことのない稀少作品です。
<ステレオタイプな子ども像に回収されないリアリティを感じさせるかもしれない。純真無垢な天使のような存在ではなく、何を考えているのかうかがい知れない謎めいた存在としての子ども。実際のところ、子どもがそうした瞬間を垣間見せることがあるのはまぎれもない事実であろう。この絵に、画家のわが子への限りない愛情が込められているのはまちがいないけれども、その表現に甘さは微塵もなく、ただひたすらに、わが子の「存在」を手探るように、この絵はできているように思われる。そしてこの眼、少し不機嫌そうな、謎めいたまなざし。どこかでこれと似たまなざしに出会っていると思いを巡らしてハタと思い至ったのは、奈良美智の(とりわけ1990年代の)一連の作品だった。画面のこちら側の私たち、あるいはそのはるか先を睨みつけるような奈良の絵の子どもたちが、ステレオタイプな子ども像を破壊しながらも私たちを惹きつけてやまないように、この《コップを持つ子ども》もまた、子ども像の傑作のひとつとして多くの人々の心を捉えることだろう。
(大谷省吾)>
●本日のお勧め作品は松本竣介です。

1946年
紙にインク、墨
イメージサイズ:24.5x17.5cm
シートサイズ:28.0x19.0cm
※『松本竣介とその時代』(大川美術館、2011年、p.34所収 No.68)
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
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