日本海側だけでなく四国の高知まで記録的な大雪、寒さに震え被災された皆様には、 心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を祈るばかりです。
2022年12月23日 駒込にて撮影
画廊ではスタッフKによるクリスマスデコレーションで皆様をお迎えしています。
今日はクリスマス・イブ。
ジョナス・メカス(Jonas Mekas 1922年12月24日 - 2019年1月23日)さんのお誕生日でもあります。
ご存命なら100歳。
1983年12月刊行の『ジョナス・メカス映画美術館建設賛助計画 オリジナル版画入りカタログ』所収の
<ジョナス・メカス(自)伝記的ノート>によれば、
誕生 1922年12月24日 夜明け寸前 日曜日
星座 カプリコーン(山羊座)
生地 リトアニアのセメニスキアイ(20家族、約100人の住む村ラトビアとの国境まで20マイル、人口5000の町ビルザイから15マイル)
言葉 リトアニア語(バルト語系、ロシア語とは関わりなし)
両親 エルズビエータ・メカス
婚前の姓/ヤシンスカス
1887年3月19日生、1983年2月12日歿。
ポヴィラス・メカス
1869年生、1951年歿。農夫、大工
兄弟 エルズビエータ 1911年12月19日生、農婦
ポヴィラス 1914年1月14日生、死亡 獣医
ぺトラス 1915年5月15日生 農夫
アドルファス 1925年9月30日生 映画作家/作家
1928-32 野や森で家畜の世話をする。
1932 ラウザディスキスの小学校入学。(4マイルを徒歩で通う)
1933 夏の間、牧童として働く。
冬、ラウザディスキスの小学校に通学。
1934 夏、家畜の世話と野良仕事。
冬、小学校3年。
1935 夏、家畜の世話と野良仕事。
冬、小学校4年。
1936 5月、小学校(4年制)卒業。
夏~秋、近隣の村ネシウナイにて雇人として働く。初めての映画を観る(ディズニー、パットとパタション、そしてメロドラマ)初めて詩を出版。
1937 夏、野良仕事。
冬、パピリスの学校で5学年目に就学(5マイルの距離を専ら自転車で通う)、学校新聞を編集する。(以下略)
---------------------------------
画廊ではメカスさんのお誕生日祝いをかねて本日「一日だけの上映会」を開催します(既に予約満席です)。
メカスさんが初めて日本にいらしたのは1983年11月29日でした。
「アメリカ現代版画と写真展ージョナス・メカスと26人の仲間たちー」
会期:1983年12月2日~12月25日
会場:東京都品川区 原美術館
日本で制作されたメカスさんの7点の版画とウォーホルはじめ26作家の版画と写真による展覧会がいまはない原美術館で開催されました。既に映像の世界では神話的な存在だったメカスさんの作品が美術館で展示されたのは実はこれが最初でした。

原美術館で展示を見るメカスさん

メカスさんが開設に奔走していた映画美術館(フィルム・アーカイブ)を支援するために、私たちはメカスさんから送ってもらったフィルムの断片の中から7種類を選び、シルクスクリーンによる版画7点をエディションしました。刷りは名人刷り師と謳われ、美学校で後進を育て、日本のシルクスクリーン版画のパイオニアとして活躍した岡部徳三さんでした。
日本で制作された7点の版画と26作家の版画と写真による展覧会は原美術館で開催され、翌春、奈良・西田画廊、東京・神楽坂のバー憂陀、秋田・大曲画廊を巡回しました。
「セルフ・ポートレイト ラコステ(サド侯爵の城)の日蔭にて」

「ウーナ・メカス5才 猫とホリス(母)の前でヴァイオリンの稽古 1979」

「枝と葉の影を映し、雨滴に濡れた壁」

「夜の街を走る車 マンハッタン」

「京子の7才の誕生日(オノ・ヨーコの愛娘) 1970」

「モントークのピーター・ビアード 1974」

「ひなぎくを持ったケイト・マンハイム 1972」

上掲のメカスさんの版画7点は、2018年に埼玉県立近代美術館に収蔵されました。
*画廊亭主敬白
本年最後の企画展「Tricolore 2022 ハ・ミョンウン、戸村茂樹、仁添まりな」は昨日終了しました。
ご来廊いただいた皆様、作品をお買い上げいただいたお客様には心より感謝申し上げます。
新春の企画展は、1月20日から「関根伸夫展ー旅する人」でスタートします。詳しくはのちほどご案内いたします。
9月に伊丹十三賞受賞、11月には文化功労者として顕彰された小池一子先生から年末のご挨拶とともに、<この夏他界された三宅一生さんを特集したNHK Eテレの番組、「三宅一生のまなざし」に、VTR出演いたします>とのご案内をいただきました。
テレビのある方、ぜひお見逃しなく。
ETV特集「三宅一生のまなざし」
・本放送:12月24日(土)23:00~23:59【Eテレ】
・再放送:12月28日(水)24:00~24:59【Eテレ】 ※29日(木)0:00~
・NHK+:本放送から1週間配信
・NOD:本放送から1年間配信
・国際放送(NHKワールドプレミアム):1/6 (金) 14:00~(日本時間)
・予告、番組詳細
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/VJL92LMWXL/
左から社長、亭主、井上雅靖さん、三宅一生さん。2010年10月1日ときの忘れもの(青山)「マン・レイと宮脇愛子展」レセプションにて。
●年末年始・冬季休廊のお知らせ
本年の営業は12月27日(火)で終了します。
12月28日(水)~2023年1月4日(水)まで冬季休廊いたします。
2022年12月23日 駒込にて撮影
画廊ではスタッフKによるクリスマスデコレーションで皆様をお迎えしています。
今日はクリスマス・イブ。
ジョナス・メカス(Jonas Mekas 1922年12月24日 - 2019年1月23日)さんのお誕生日でもあります。
ご存命なら100歳。
1983年12月刊行の『ジョナス・メカス映画美術館建設賛助計画 オリジナル版画入りカタログ』所収の
<ジョナス・メカス(自)伝記的ノート>によれば、
誕生 1922年12月24日 夜明け寸前 日曜日
星座 カプリコーン(山羊座)
生地 リトアニアのセメニスキアイ(20家族、約100人の住む村ラトビアとの国境まで20マイル、人口5000の町ビルザイから15マイル)
言葉 リトアニア語(バルト語系、ロシア語とは関わりなし)
両親 エルズビエータ・メカス
婚前の姓/ヤシンスカス
1887年3月19日生、1983年2月12日歿。
ポヴィラス・メカス
1869年生、1951年歿。農夫、大工
兄弟 エルズビエータ 1911年12月19日生、農婦
ポヴィラス 1914年1月14日生、死亡 獣医
ぺトラス 1915年5月15日生 農夫
アドルファス 1925年9月30日生 映画作家/作家
1928-32 野や森で家畜の世話をする。
1932 ラウザディスキスの小学校入学。(4マイルを徒歩で通う)
1933 夏の間、牧童として働く。
冬、ラウザディスキスの小学校に通学。
1934 夏、家畜の世話と野良仕事。
冬、小学校3年。
1935 夏、家畜の世話と野良仕事。
冬、小学校4年。
1936 5月、小学校(4年制)卒業。
夏~秋、近隣の村ネシウナイにて雇人として働く。初めての映画を観る(ディズニー、パットとパタション、そしてメロドラマ)初めて詩を出版。
1937 夏、野良仕事。
冬、パピリスの学校で5学年目に就学(5マイルの距離を専ら自転車で通う)、学校新聞を編集する。(以下略)
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画廊ではメカスさんのお誕生日祝いをかねて本日「一日だけの上映会」を開催します(既に予約満席です)。
メカスさんが初めて日本にいらしたのは1983年11月29日でした。
「アメリカ現代版画と写真展ージョナス・メカスと26人の仲間たちー」
会期:1983年12月2日~12月25日
会場:東京都品川区 原美術館
日本で制作されたメカスさんの7点の版画とウォーホルはじめ26作家の版画と写真による展覧会がいまはない原美術館で開催されました。既に映像の世界では神話的な存在だったメカスさんの作品が美術館で展示されたのは実はこれが最初でした。

原美術館で展示を見るメカスさん

メカスさんが開設に奔走していた映画美術館(フィルム・アーカイブ)を支援するために、私たちはメカスさんから送ってもらったフィルムの断片の中から7種類を選び、シルクスクリーンによる版画7点をエディションしました。刷りは名人刷り師と謳われ、美学校で後進を育て、日本のシルクスクリーン版画のパイオニアとして活躍した岡部徳三さんでした。
日本で制作された7点の版画と26作家の版画と写真による展覧会は原美術館で開催され、翌春、奈良・西田画廊、東京・神楽坂のバー憂陀、秋田・大曲画廊を巡回しました。
「セルフ・ポートレイト ラコステ(サド侯爵の城)の日蔭にて」

「ウーナ・メカス5才 猫とホリス(母)の前でヴァイオリンの稽古 1979」

「枝と葉の影を映し、雨滴に濡れた壁」

「夜の街を走る車 マンハッタン」

「京子の7才の誕生日(オノ・ヨーコの愛娘) 1970」

「モントークのピーター・ビアード 1974」

「ひなぎくを持ったケイト・マンハイム 1972」

上掲のメカスさんの版画7点は、2018年に埼玉県立近代美術館に収蔵されました。
*画廊亭主敬白
本年最後の企画展「Tricolore 2022 ハ・ミョンウン、戸村茂樹、仁添まりな」は昨日終了しました。
ご来廊いただいた皆様、作品をお買い上げいただいたお客様には心より感謝申し上げます。
新春の企画展は、1月20日から「関根伸夫展ー旅する人」でスタートします。詳しくはのちほどご案内いたします。
9月に伊丹十三賞受賞、11月には文化功労者として顕彰された小池一子先生から年末のご挨拶とともに、<この夏他界された三宅一生さんを特集したNHK Eテレの番組、「三宅一生のまなざし」に、VTR出演いたします>とのご案内をいただきました。
テレビのある方、ぜひお見逃しなく。
ETV特集「三宅一生のまなざし」
・本放送:12月24日(土)23:00~23:59【Eテレ】
・再放送:12月28日(水)24:00~24:59【Eテレ】 ※29日(木)0:00~
・NHK+:本放送から1週間配信
・NOD:本放送から1年間配信
・国際放送(NHKワールドプレミアム):1/6 (金) 14:00~(日本時間)
・予告、番組詳細
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/VJL92LMWXL/

●年末年始・冬季休廊のお知らせ
本年の営業は12月27日(火)で終了します。
12月28日(水)~2023年1月4日(水)まで冬季休廊いたします。
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