アートフェア東京 2023-倉俣史朗/葉栗剛/瑛九に出展します。
会期:2023年3月10日[金]ー3月12日[日] ※3月9日は招待者のみ
プライベートビュー:3月9日[木]11:00~19:00
一般公開:3月10日[金] 11:00~19:00
3月11日[土]11:00~19:00
3月12日[日]11:00~16:00
会場:東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
JR・地下鉄有楽町駅 徒歩約1分、JR東京駅(京葉線) 徒歩約5分
ときの忘れものブース番号:N064
*招待券が若干あります。
ご希望の方はメールにてお申込みください。申し込み締め切り:2月25日。
希望者多数の場合は、抽選になります。
出品作家:倉俣史朗、葉栗剛、瑛九


1960年代半ばから商業空間や家具、プロダクトなどデザインの分野で先駆的な作品を発表したデザイナー倉俣史朗(1934-1991)。倉俣が遺した貴重なスケッチをもとに版画にしたシルクスクリーン作品集「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier」1集2集3集を中心に、1989年に本格的に着色アクリルに挑んだデザインのキャビネット《Cabinet de Curiosite》やフラワーベースなどをご覧いただきます。
また、彫刻家・葉栗剛(b. 1957)は過去最大サイズとなる2m25cmの新作木彫《男気-魂》の制作に挑みました。迫力のある本作は楠木を使って伝統的な寄せ木造りで制作され、弟子の長崎美希による細やかな手彩が施されています。
日本の前衛美術のパイオニアとして大きな足跡を残した瑛九(1911-1960)の最晩年の輝くばかりの点描画と、生涯を通して2,000点以上を制作したと言われるフォト・デッサンに、手彩色された珍しい作品を展示します。
●限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2』(限定365部、2023年、ときの忘れもの)を刊行します。
限定本には、カイエ1集と2集の図版各10点と、倉俣史朗が言葉や夢の記憶を「NOTE BOOK」と「Sketch」の2冊に書き残した貴重な「覚え書き」を収録しています。
限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2』
限定365部
発行日:2023年3月10日
発行:有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
翻訳:サム・ベット、勝見美生(ときの忘れもの)
編集:植田実、尾立麗子
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
図版:20点
体裁:サイズ25.7cm×25.7cm、64頁、日本語(植田実・堀江敏幸テキストのみ英訳あり)
倉俣史朗
"Cabinet de Curiosite(カビネ・ド・キュリオジテ)"
1989年(1989~2014年製造)
アクリル
46.0×46.0×190.0cm
Ed.40
倉俣美恵子夫人の証明書付

倉俣史朗が、紙と鉛筆とペンとインクで描いたのは形の探求ではなく
その全体から細部まで、すでに克明に見えていたものへの
いのちがけの覚えがきだったにちがいありません。夢からさめた直後に
この世の現実よりも深刻なその現実を、絵にすることの不可能は
絶望によって、だから優しさのみで記録された。ほかに例がありません。
文字どおりの夢のメモとその等価であるデザインの筆致は
交叉し、ひとつに溶けあい、そのはかなさと強さが
見る者を逃れようのない純粋空間に追いつめます。
それにひとり対するには、さみしさが大きくなってくる。
共有できればとの御遺族の願いをも受けて、倉俣史朗の
日常のなかにいつまでも居たいその名残を
覚えがき、すなわち「カイエ」とするにいたりました。
植田実
『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 1』
『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 2』
『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3』
シルクスクリーン10点組/68 《ミス ブランチ(1988)》入り11点
作者 倉俣史朗
監修 倉俣美恵子
植田実(住まいの図書館出版局編集長)
制作 2022年
技法 シルクスクリーン
用紙 ベランアルシュ紙
サイズ 37.5×48.0cm
シルクスクリーン刷り 石田了一工房・石田了一
限定 35部(1/35~35/35)、
68 《ミス ブランチ(1988)》のみ75部
(1集に35部、 3集に10部[36/75~45/75]まで挿入)
発行 有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの
21 IMPERIAL メンフィス参加作品 (1981)
20.0×30.7cm 2版 3色 4度刷り
IMPERIAL FOR MEMPHIS (1981)
20.0×30.7cm 2 screens 3 colors 4 printings
67 SYDNEY(1988)
24.4×34.0cm 2版 2色 3度刷り
SYDNEY (1988)
24.4×34.0cm 2 screens 2 colors 3 printings
168 1981年6月20日の夢日記より(1981)
12.8×17.3cm 3版 3色 4度刷り
From the dream diary of June 20, 1981(1981)
12.8×17.3cm 3 screens 3 colors 4 printings
173 1984 年12月12日の夢日記より(1984)
25.0×29.0cm 3版 4色 4度刷り
From the dream diary of December 12, 1984(1984)
25.0×29.0cm 3 screens 4 colors 4 printings
174 1986 年 2 月 18 日の夢日記より(1986)
15.3×27.8cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of February 18, 1986(1986)
15.3×27.8cm 2 screens 3 colors 3 printings
175 1986 年 3 月 26 日の夢日記より(1986)
12.5×12.9cm 2版 3色 4度刷り
From the dream diary of March 3, 1986(1986)
12.5×12.9cm 2 screens 3 colors 4 printings
179 1987 年 2 月 1日の夢日記より(1987)
20.8×28.3cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
20.8×28.3cm 2 screens 2 colors 3 printings
183 1987 年 2 月 1 日の夢日記より(1987)
21.0×28.2cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
21.0×28.2cm 2 screens 2 colors 3 printings
185 1991 年 1月2日の夢日記より(1991)
27.7×36.6cm 9版 7色9度刷り
From the dream diary of January 2, 1991(1991)
27.7×36.6cm 9 screens 7 colors 9 printings
202 ?年の夢日記より
11.0×19.3cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of ?
11.0×19.3cm 2 screens 3 colors 3 printings
■限定35部中10部のみ挿入(11点組)
68 ミス ブランチ(1988)
25.0×32.0cm 15版 13色 15度刷り
MISS BLANCHE(1988)
25.0×32.0cm 15 screens 13 colors 15 printings
■倉俣史朗 KURAMATA Shiro
1934年東京都に生まれる。東京都立工芸高等学校木材科で学び、1953年から帝国器材に勤める。1953年から56年まで桑沢デザイン研究所リビングデザイン科で学び、1957年に三愛の宣伝課に就職、ウィンドウディスプレイなどのデザインを手掛ける。1965年クラマタデザイン事務所を設立。1967年、横尾忠則らとコラボレーションしたインテリアデザインなどで脚光を浴びる。
このころから、彼が生涯にわたって好んだアクリル素材を用いて、日常の空間に無重力を作り出したような、透明で浮遊感のある作品を生み出していく。
1970年"Furniture in Irregular Forms"シリーズで世界に広く認知される。1972年毎日デザイン賞を受賞。1981年エットレ・ソットサス Jr.らによるイタリアンデザインの新しいムーブメントであるメンフィス(Menphis)の展示会に磯崎新、マイケル・グレイブスらと共に参加。1990年フランス文化省芸術文化勲章を受勲。1991年、急性心不全のため死去。享年56。
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●葉栗剛
葉栗剛
《男気-魂》
2023
木彫 楠木、アクリル
H230×W160×D85cm
サインあり
■葉栗剛 HAGURI Takeshi
1957年名古屋市に生まれる。1982年に愛知県立芸術大学彫刻科を卒業し、1984年に愛知県立芸術大学大学院を修了。卒業後は木彫を主に制作しているが、野外作品はアルミニウム素材を使用する。
主な個展は1996年・1998年 村松画廊(東京)、2006年 中京大学 C・スクエア(名古屋)、2009年千葉県アンデルセン公園こども美術館、2013年 静岡松坂屋百貨店、2014年・2019年 ときの忘れもの、2019年 Art Miamiなど多数。
主なグループ展は1996年 神戸具象彫刻大賞展、2000年 フォクトランド国際彫刻シンポジウム(ドイツ)、2001年 富獄ビエンナーレ展(静岡県立美術館)、2013年 第16回岡本太郎現代 芸術賞」展ほか。
2014年以降、ときの忘れものよりシンガポール、台北、マイアミ、ロスアンゼルスなどの国内外のアートフェアに出展。
国内では愛知県立日進西高等学校、ふれあい公園(静岡県春野町)、伊自良村総合運動公園(岐阜県)、愛知県立西春高等学校 愛西市立佐屋小学校(愛知県)、長久手町立北小学校(愛知県)、海外ではエアルバッハFLUR(ドイツ)に作品が設置されている。
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●瑛九
瑛九
《赤にむらがる黄》
1959年
油彩・キャンバス
45.5×53.0cm (F10)
画面左下にサインと年記
瑛九
《二人》
1952年
フォト・デッサンに吹き付け
イメージサイズ:30.3×25.1cm
シートサイズ:45.5×41.0cm
裏にタイトルと年記あり
■瑛九 Q Ei(1911-1960)
1911年宮崎に生まれる。本名・杉田秀夫。15歳で『アトリヱ』『みづゑ』など美術雑誌に評論を執筆。1936年にカメラを使わず印画紙に直接光を当てるフォトグラム技法による独創的な表現を展開し、フォト・デッサン作品集『眠りの理由』を刊行。1937年自由美術家協会創立に参加。戦後はフォト・デッサンだけでなくエッチングやリトグラフにも取り組んだ。既成の画壇や公募団体を批判し、1951年デモクラート美術家協会を創立。靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら若い作家たちに大きな影響を与えた。最後に行き着いたのは油彩による点描で、画面全体を点で埋め尽くす独自の抽象絵画を制作し、48歳の命を燃やしつくし、1960年に永逝。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
会期:2023年3月10日[金]ー3月12日[日] ※3月9日は招待者のみ
プライベートビュー:3月9日[木]11:00~19:00
一般公開:3月10日[金] 11:00~19:00
3月11日[土]11:00~19:00
3月12日[日]11:00~16:00
会場:東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
JR・地下鉄有楽町駅 徒歩約1分、JR東京駅(京葉線) 徒歩約5分
ときの忘れものブース番号:N064
*招待券が若干あります。
ご希望の方はメールにてお申込みください。申し込み締め切り:2月25日。
希望者多数の場合は、抽選になります。
出品作家:倉俣史朗、葉栗剛、瑛九


1960年代半ばから商業空間や家具、プロダクトなどデザインの分野で先駆的な作品を発表したデザイナー倉俣史朗(1934-1991)。倉俣が遺した貴重なスケッチをもとに版画にしたシルクスクリーン作品集「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier」1集2集3集を中心に、1989年に本格的に着色アクリルに挑んだデザインのキャビネット《Cabinet de Curiosite》やフラワーベースなどをご覧いただきます。
また、彫刻家・葉栗剛(b. 1957)は過去最大サイズとなる2m25cmの新作木彫《男気-魂》の制作に挑みました。迫力のある本作は楠木を使って伝統的な寄せ木造りで制作され、弟子の長崎美希による細やかな手彩が施されています。
日本の前衛美術のパイオニアとして大きな足跡を残した瑛九(1911-1960)の最晩年の輝くばかりの点描画と、生涯を通して2,000点以上を制作したと言われるフォト・デッサンに、手彩色された珍しい作品を展示します。
●限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2』(限定365部、2023年、ときの忘れもの)を刊行します。
限定本には、カイエ1集と2集の図版各10点と、倉俣史朗が言葉や夢の記憶を「NOTE BOOK」と「Sketch」の2冊に書き残した貴重な「覚え書き」を収録しています。
限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2』
限定365部
発行日:2023年3月10日
発行:有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
翻訳:サム・ベット、勝見美生(ときの忘れもの)
編集:植田実、尾立麗子
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
図版:20点
体裁:サイズ25.7cm×25.7cm、64頁、日本語(植田実・堀江敏幸テキストのみ英訳あり)

"Cabinet de Curiosite(カビネ・ド・キュリオジテ)"
1989年(1989~2014年製造)
アクリル
46.0×46.0×190.0cm
Ed.40
倉俣美恵子夫人の証明書付

倉俣史朗が、紙と鉛筆とペンとインクで描いたのは形の探求ではなく
その全体から細部まで、すでに克明に見えていたものへの
いのちがけの覚えがきだったにちがいありません。夢からさめた直後に
この世の現実よりも深刻なその現実を、絵にすることの不可能は
絶望によって、だから優しさのみで記録された。ほかに例がありません。
文字どおりの夢のメモとその等価であるデザインの筆致は
交叉し、ひとつに溶けあい、そのはかなさと強さが
見る者を逃れようのない純粋空間に追いつめます。
それにひとり対するには、さみしさが大きくなってくる。
共有できればとの御遺族の願いをも受けて、倉俣史朗の
日常のなかにいつまでも居たいその名残を
覚えがき、すなわち「カイエ」とするにいたりました。
植田実
『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 1』
『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 2』
『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3』
シルクスクリーン10点組/68 《ミス ブランチ(1988)》入り11点
作者 倉俣史朗
監修 倉俣美恵子
植田実(住まいの図書館出版局編集長)
制作 2022年
技法 シルクスクリーン
用紙 ベランアルシュ紙
サイズ 37.5×48.0cm
シルクスクリーン刷り 石田了一工房・石田了一
限定 35部(1/35~35/35)、
68 《ミス ブランチ(1988)》のみ75部
(1集に35部、 3集に10部[36/75~45/75]まで挿入)
発行 有限会社ワタヌキ/ときの忘れもの

20.0×30.7cm 2版 3色 4度刷り
IMPERIAL FOR MEMPHIS (1981)
20.0×30.7cm 2 screens 3 colors 4 printings

24.4×34.0cm 2版 2色 3度刷り
SYDNEY (1988)
24.4×34.0cm 2 screens 2 colors 3 printings

12.8×17.3cm 3版 3色 4度刷り
From the dream diary of June 20, 1981(1981)
12.8×17.3cm 3 screens 3 colors 4 printings

25.0×29.0cm 3版 4色 4度刷り
From the dream diary of December 12, 1984(1984)
25.0×29.0cm 3 screens 4 colors 4 printings

15.3×27.8cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of February 18, 1986(1986)
15.3×27.8cm 2 screens 3 colors 3 printings

12.5×12.9cm 2版 3色 4度刷り
From the dream diary of March 3, 1986(1986)
12.5×12.9cm 2 screens 3 colors 4 printings

20.8×28.3cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
20.8×28.3cm 2 screens 2 colors 3 printings

21.0×28.2cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
21.0×28.2cm 2 screens 2 colors 3 printings

27.7×36.6cm 9版 7色9度刷り
From the dream diary of January 2, 1991(1991)
27.7×36.6cm 9 screens 7 colors 9 printings

11.0×19.3cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of ?
11.0×19.3cm 2 screens 3 colors 3 printings
■限定35部中10部のみ挿入(11点組)

25.0×32.0cm 15版 13色 15度刷り
MISS BLANCHE(1988)
25.0×32.0cm 15 screens 13 colors 15 printings
■倉俣史朗 KURAMATA Shiro
1934年東京都に生まれる。東京都立工芸高等学校木材科で学び、1953年から帝国器材に勤める。1953年から56年まで桑沢デザイン研究所リビングデザイン科で学び、1957年に三愛の宣伝課に就職、ウィンドウディスプレイなどのデザインを手掛ける。1965年クラマタデザイン事務所を設立。1967年、横尾忠則らとコラボレーションしたインテリアデザインなどで脚光を浴びる。
このころから、彼が生涯にわたって好んだアクリル素材を用いて、日常の空間に無重力を作り出したような、透明で浮遊感のある作品を生み出していく。
1970年"Furniture in Irregular Forms"シリーズで世界に広く認知される。1972年毎日デザイン賞を受賞。1981年エットレ・ソットサス Jr.らによるイタリアンデザインの新しいムーブメントであるメンフィス(Menphis)の展示会に磯崎新、マイケル・グレイブスらと共に参加。1990年フランス文化省芸術文化勲章を受勲。1991年、急性心不全のため死去。享年56。
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●葉栗剛

《男気-魂》
2023
木彫 楠木、アクリル
H230×W160×D85cm
サインあり
■葉栗剛 HAGURI Takeshi
1957年名古屋市に生まれる。1982年に愛知県立芸術大学彫刻科を卒業し、1984年に愛知県立芸術大学大学院を修了。卒業後は木彫を主に制作しているが、野外作品はアルミニウム素材を使用する。
主な個展は1996年・1998年 村松画廊(東京)、2006年 中京大学 C・スクエア(名古屋)、2009年千葉県アンデルセン公園こども美術館、2013年 静岡松坂屋百貨店、2014年・2019年 ときの忘れもの、2019年 Art Miamiなど多数。
主なグループ展は1996年 神戸具象彫刻大賞展、2000年 フォクトランド国際彫刻シンポジウム(ドイツ)、2001年 富獄ビエンナーレ展(静岡県立美術館)、2013年 第16回岡本太郎現代 芸術賞」展ほか。
2014年以降、ときの忘れものよりシンガポール、台北、マイアミ、ロスアンゼルスなどの国内外のアートフェアに出展。
国内では愛知県立日進西高等学校、ふれあい公園(静岡県春野町)、伊自良村総合運動公園(岐阜県)、愛知県立西春高等学校 愛西市立佐屋小学校(愛知県)、長久手町立北小学校(愛知県)、海外ではエアルバッハFLUR(ドイツ)に作品が設置されている。
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●瑛九

《赤にむらがる黄》
1959年
油彩・キャンバス
45.5×53.0cm (F10)
画面左下にサインと年記

《二人》
1952年
フォト・デッサンに吹き付け
イメージサイズ:30.3×25.1cm
シートサイズ:45.5×41.0cm
裏にタイトルと年記あり
■瑛九 Q Ei(1911-1960)
1911年宮崎に生まれる。本名・杉田秀夫。15歳で『アトリヱ』『みづゑ』など美術雑誌に評論を執筆。1936年にカメラを使わず印画紙に直接光を当てるフォトグラム技法による独創的な表現を展開し、フォト・デッサン作品集『眠りの理由』を刊行。1937年自由美術家協会創立に参加。戦後はフォト・デッサンだけでなくエッチングやリトグラフにも取り組んだ。既成の画壇や公募団体を批判し、1951年デモクラート美術家協会を創立。靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら若い作家たちに大きな影響を与えた。最後に行き着いたのは油彩による点描で、画面全体を点で埋め尽くす独自の抽象絵画を制作し、48歳の命を燃やしつくし、1960年に永逝。
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
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