写真家の風間健介さんが館山市の自宅で人知れず亡くなったのは2017年6月17日頃でした。
その死については原茂さんの「日本のアジェ死す ~写真家・風間健介さんの訃報に接して~」をお読みください。
風間さんは20代のときにカメラとともに日本を放浪した後、北海道に移住。2005年に出版した写真集『夕張』(寿郎社)によって、2006年日本写真協会新人賞、写真の会賞を受賞し注目を浴びました。2015年千葉県館山市の空き家に転居し、写真館「ギャラリー風間」として自分の作品をプリントし売って生計を立てることにこだわり、美しいプリントを多く遺しました。56歳の若すぎる死でした。
ときの忘れものは原茂さんのプロデュースで「写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」を開催し、2010年12月第4回のフォトビューイングに風間さんを招きました。そのときはほとんど売れなかったのですが、私たちはそのプリントの美しさに感動し、風間さんが焼いた写真作品をまとめてコレクションしています(すべて本人のサイン入り)。いつか遺作展をと思っていたのですが、このたび北海道の東川町文化ギャラリーで遺作展が開催されると伺い、嬉しく思っています。

風間健介遺作展
会期:2023年2月20日~3月5日
会場:東川町文化ギャラリー
〒071-1423 北海道上川郡東川町東町1丁目19番8号
開館時間 10:00~17:00(展示内容により最終日が15:00までとなる場合あり)
休館日 12月31日~翌年1月5日(年末年始)

20230217174431_00001
20230217174431_00002
20230217174431_00003
20230217174431_00004
20230217174431_00005
20230217174431_00006
20230217174431_00007
20230217174431_00008
20230217174431_00009
20230217174431_00010
風間さんのご冥福を祈るとともに、遺作展の成功を祈っています。

●本日のお勧め作品は風間健介です。
kazama_03風間健介《夜想曲(4)
1982年
ゼラチンシルバープリント
23.7x29.9cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください