2023年最初の企画展「関根伸夫展ー旅する人」に旅する人をサブタイトルにつけたのはもちろん関根先生ご自身の言葉からでした。
<今日の作家が、かくも自閉症になりがちなのは、作品をつくりつつ旅しないことにも一因する。かっての円空上人や日本画家達が、旅と制作が一体であったように、われわれ作家も語るべき友をさがし、風物に触れ、発想をゆさぶられねばならない。
関根伸夫〈発想〉について 第1回より>
画商とて同じで、志を同じくする人、芸術を愛する人をさがし、豊かな自然と人情に触れて己が信じる作家、作品を全国津々浦々に届けたいと思ってきました。
コロナ禍で旅することがめっきり減りました。
歳のせいで体力、気力もなえてきました。
ある日、突然右の人差し指に痛みが走り、パソコンが打てなくなりました。
ウイルスでも入ったか、慌てて近くの整形外科にかけこんだら、すぐにレントゲンを撮られ(二分)、診察は一分。「老化ですね。痛み止めの塗り薬出しましょう」とあっけないものでした。
パソコンよさようなら、とならないのは悔しいのですが、仕事はスタッフに丸投げし、旅に出て温泉につかりたいものです。
コロナ前には年に一度はお客様をご案内して美術館や名建築を訪ねるツアーを行なってきました。
旧・井上房一郎邸(写真:塩野哲也):2018年6月高崎レーモンド建築ツアー

福井県勝山・中上邸イソザキホール(写真:浜田宏司):2015年1月現代美術と磯崎建築~北陸の冬を楽しむツアー
つい先日、以前のツアーに参加された方々に以下のようなメールを送りました。
--------------------------------
私たちが最も長期間(1977年から)、最も多くの版画作品(約250点)をエディションしてきた磯崎新先生が昨年末亡くなられました。
新聞等で追悼記事が続き、日本経済新聞から取材を受けました。
他の雑誌からも磯崎先生の版画について取材があったので、メディアの方たちをご案内がてら急遽(前から考えてはいたのですが)、
4月1日(土)に群馬にある磯崎建築のツアーを行うことにしました。
●伊香保の原美術館ARC(磯崎先生の木造による傑作です)
●群馬県立近代美術館(竣工は1974年、このとき磯崎先生は43歳。文字通り代表作です)
高崎駅からバスを貸し切る予定です。
レーモンド設計の群馬音楽センターもちょっと寄れます。
-------------------------
こんな時期なので参加者も数人か、少なければメルマガで募集しようかと思うまもなく、あっという間にバスが満席になりました。
ご夫婦で参加される方が6組もあり、コロナでいかに閉塞状況だったかを痛感しました。
4月のツアーは満席となってしまいましたが、6月以降(時期未定)に軽井沢の三つの美術館を訪ねるツアーを計画しています。どうぞお楽しみに。
磯崎新
「MUSEUM-I」(群馬県立近代美術館)
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75 サインあり
*現代版画センターエディション
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白

お客様の中里紅子さんから上掲のご案内をいただきました。
文中にある昨年のETV特集「女たちの戦争画」というのは2022年8月27日に放映された中里さんのご母堂・髙木靜子(旧姓澁谷)さんが戦時中に所属していた女流美術家奉公隊についてのNHKの番組のことです。
おそらく反響が大きかったのでしょう、新たな視点で、女流画家たちの闘いを描いた番組が制作されたようです。ぜひご覧ください。
放映:3月7日(火)20:00~ NHK BS1
<今日の作家が、かくも自閉症になりがちなのは、作品をつくりつつ旅しないことにも一因する。かっての円空上人や日本画家達が、旅と制作が一体であったように、われわれ作家も語るべき友をさがし、風物に触れ、発想をゆさぶられねばならない。
関根伸夫〈発想〉について 第1回より>
画商とて同じで、志を同じくする人、芸術を愛する人をさがし、豊かな自然と人情に触れて己が信じる作家、作品を全国津々浦々に届けたいと思ってきました。
コロナ禍で旅することがめっきり減りました。
歳のせいで体力、気力もなえてきました。
ある日、突然右の人差し指に痛みが走り、パソコンが打てなくなりました。
ウイルスでも入ったか、慌てて近くの整形外科にかけこんだら、すぐにレントゲンを撮られ(二分)、診察は一分。「老化ですね。痛み止めの塗り薬出しましょう」とあっけないものでした。
パソコンよさようなら、とならないのは悔しいのですが、仕事はスタッフに丸投げし、旅に出て温泉につかりたいものです。
コロナ前には年に一度はお客様をご案内して美術館や名建築を訪ねるツアーを行なってきました。


福井県勝山・中上邸イソザキホール(写真:浜田宏司):2015年1月現代美術と磯崎建築~北陸の冬を楽しむツアー
つい先日、以前のツアーに参加された方々に以下のようなメールを送りました。
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私たちが最も長期間(1977年から)、最も多くの版画作品(約250点)をエディションしてきた磯崎新先生が昨年末亡くなられました。
新聞等で追悼記事が続き、日本経済新聞から取材を受けました。
他の雑誌からも磯崎先生の版画について取材があったので、メディアの方たちをご案内がてら急遽(前から考えてはいたのですが)、
4月1日(土)に群馬にある磯崎建築のツアーを行うことにしました。
●伊香保の原美術館ARC(磯崎先生の木造による傑作です)
●群馬県立近代美術館(竣工は1974年、このとき磯崎先生は43歳。文字通り代表作です)
高崎駅からバスを貸し切る予定です。
レーモンド設計の群馬音楽センターもちょっと寄れます。
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こんな時期なので参加者も数人か、少なければメルマガで募集しようかと思うまもなく、あっという間にバスが満席になりました。
ご夫婦で参加される方が6組もあり、コロナでいかに閉塞状況だったかを痛感しました。
4月のツアーは満席となってしまいましたが、6月以降(時期未定)に軽井沢の三つの美術館を訪ねるツアーを計画しています。どうぞお楽しみに。

「MUSEUM-I」(群馬県立近代美術館)
1983年
シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:55.0x55.0cm
シートサイズ:90.0x63.0cm
Ed.75 サインあり
*現代版画センターエディション
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白

お客様の中里紅子さんから上掲のご案内をいただきました。
文中にある昨年のETV特集「女たちの戦争画」というのは2022年8月27日に放映された中里さんのご母堂・髙木靜子(旧姓澁谷)さんが戦時中に所属していた女流美術家奉公隊についてのNHKの番組のことです。
おそらく反響が大きかったのでしょう、新たな視点で、女流画家たちの闘いを描いた番組が制作されたようです。ぜひご覧ください。
放映:3月7日(火)20:00~ NHK BS1
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