トリミングマリー・ローランサン《お城の子供たち》
1943年
銅版・手彩色
イメージサイズ:25.0×34.9cm
シートサイズ:38.0×56.0cm
Ed.150  サインあり
※レゾネNo.206(『マリー・ローランサン全版画』1981年 株式会社求龍堂)

トリミング2マリー・ローランサン《ハンモックの女性》ジャック・ヴィヨン版
1922年
リトグラフ
イメージサイズ:42.4×53.6cm
シートサイズ:47.5×59.5cm
Ed.200  サインあり
※レゾネNo. E642(P.399)(『Jacques Villon, catalogue raisonne des estampes et des illustrations』1979, Arts et Metiers Graphiques, Paris)
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*画廊亭主敬白
先週後半、11日~13日に開いた「倉俣史朗の本とポスター」には予想を超える大勢のお客様が来廊され、スタッフたちは久しぶりのてんやわんやでした。案内状も作らず、ネットでご案内しただけのしかも三日間という短い会期にも関わらずこんなに反響があるとは、まさに「泣く子も黙る倉俣史朗」(滋賀県立美術館ディレクター(館長)保坂健二朗さん)。おかげさまで本もポスターもたくさんお買い上げいただきました。心より御礼申し上げます。

ところで東京(会期終了)と京都(6月11日まで)で「マリー・ローランサンとモード」展が開催されています。
ほんとうはもっと早くご紹介したかったのですが、あれやこれや忙しくて延び延びになってしまいました。京都展の終わらないうちにと慌てて掲載した次第。
ローランサン(Marie Laurencin, 1883年10月31日 - 1956年6月8日)については(南桂子もそうですが)少女趣味だの、甘いだの散々に言われてきましたが、亭主は昔から好きでずいぶんと扱ってきました。ローランサンの版画の師・ラブルールについては先日、海野弘先生の追悼文で少し書いたのでお読みください。
ジャック・ヴィヨン版については、松井裕美先生の連載エッセイ「線の詩情、色彩の調和――ジャック・ヴィヨンの生涯と芸術」をお読みください。ときの忘れものでは来年以降、ジャック・ヴィヨン展の開催準備を進めています。

<ふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリ。それは様々な才能がジャンルを超えて交錯し、類まれな果実を生み出した、奇跡のような空間であった。とりわけ女性たちの活躍には、目を見張るものがあったが、ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネルの二人は、大戦後の自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在だった。
女性的な美をひたすら追求したローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたシャネル。本展では美術とファッションの境界を交差するように生きた二人の活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、そして美しいバイアスカットを駆使したマドレーヌ・ヴィオネなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、モダンとクラシックが絶妙に融合する両大戦間パリの芸術界を俯瞰する。
時代とともにありながら、時代を超えた存在となったローランサンとシャネル。二人の創作の今日的な意味とその真価が、生誕140年を記念するこの展覧会で明らかになるだろう。
本展では、オランジュリー美術館や、ローランサンの世界で唯一の専門美術館であるマリー・ローランサン美術館など国内外のコレクションから、約90点のラインナップで紹介する。(同展資料より)
●東京展(終了しました)
会期:2023年2月14日(火)~4月9日(日) 
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
京都展
会期:2023年4月16日-2023年6月11日
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階>