ときの忘れものでは、「第33回瑛九展/湯浅コレクション」を開催いたします。
ほとんど知られてこなかった湯浅英夫旧蔵のフォトデッサンなど40点を一挙公開し、84ページからなるカタログを刊行いたします。
瑛九の銅版画代表作とセットにした特別版をご用意しました。
前期=2023年6月2日(金)~6月17日(土)
後期=2023年6月20日(火)~6月24日(土) ※日・月・祝日休廊


瑛九(本名・杉田秀夫、1911-1960)は、1930年代から50年代にかけて、油彩、フォト・デッサン、エッチング、リトグラフなど、さまざまな技法を駆使しながら、豊饒なイメージを生み出した芸術家である(大谷省吾 東京国立近代美術館副館長)。日本の前衛美術のパイオニアとして国内はもとより海外での評価も高まっている瑛九の大規模な「生誕110年 瑛九展」が2021年に宮崎県立美術館で開催されました。そのとき、没後60数年を経て初めて見つかり公開されたのが、瑛九の年少の友人だった故・湯浅英夫がまとめて所蔵していたフォト・コラージュとフォト・デッサン群です。最近までその存在は知られておらず、ときの忘れものは昨年11月にマイアミで開催されたアートフェア「Art Basel Miami Beach 2023」にフォト・コラージュ11点を海外で初展示し、大きな反響を得ました。
本展では、新発掘の湯浅英夫旧蔵のフォト・デッサンと油彩、ドローイング、湯浅英夫が撮影した瑛九の肖像写真を前期と後期の2期に分けてご覧いただきます。
鹿児島で生まれ宮崎で育った湯浅英夫は高校生の時に瑛九のアトリエに頻繁に出入りするようになり、瑛九と都夫人が話すエスペラント語に興味を持ちます。友人とエスペラント同好会をつくり、瑛九にエスペラントを学びました。瑛九が宮崎を離れ浦和に転居した後も浦和の瑛九アトリエを訪ね、瑛九宅に寄寓していた時期もあります。展覧会の準備や銅版画制作の手伝い、アトリエの撮影などを行ない、そのとき湯浅英夫が撮影した瑛九のポートレートは晩年の様子を知る貴重な資料として、没後の回顧展等で度々使用、展示されています。
今回出品する瑛九のフォト・デッサンの中には、生前アメリカで企画された(結局は実現しなかった)個展のためにいったんはアメリカに渡り、その後日本に戻ってきた作品も含まれています。人や動物などに切り抜いた型紙を使って光でデッサンをした複雑な「フォト・デッサン」を是非ご覧ください。
展覧会に合わせてカタログ(B5判、84頁、日英併記)を刊行します。

テキストは
東京国立近代美術館副館長の大谷省吾先生による「新発見の瑛九のフォト・コラージュについて」、
宮崎県立美術館の小林美紀先生による「10代で「瑛九」と出会った湯浅英夫」、
横須賀美術館の工藤香澄先生による「瑛九のフォト・デッサンー湯浅英夫コレクションから」をご寄稿いただきました。
作品図版40点、湯浅英夫撮影による瑛九のポートレート写真15点を収録しています。
カタログ価格:2,750円(税込)+送料250円
ご注文はこちらから
うち20部を特別版として、瑛九の銅版画(後刷り)とセットで頒布します(カタログに限定番号入り)。
特別版には、1969年~70年に瑛九原作銅版画集編集委員会(杉田都、オノサト・トシノブ、久保貞次郎)によって刊行された「瑛九原作銅版画集/全5巻」(刷り:池田満寿夫、各限定50部、50点収録、発行:南天子画廊)から代表的な20点を選びました。
No.1《愛の家》SOLD

1951年原版制作/1969年刷り
9.0×10.2cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.2《ヴァイオリン》SOLD

1952年原版制作/1969年刷り
18.0×12.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。





No.3《白い角》SOLD

1954年原版制作/1969年刷り
23.7×18.1cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.4《鳥の踊り》

1955年原版制作/1969年刷り
17.8×12.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.5《かぎ》

1953年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.6《家族 B》 SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.8×17.8cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.7《愛のよろこび》SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。





No.8《ドンファン》SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。





No.9《風》SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.2cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.10《シグナル B》

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.11《ひまわり》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.4×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.12《風車》SOLD

1957年原版制作/1970年刷り
23.4×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.13《あこがれ》

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。



No.14《メガフォン》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.15《愛する二人》

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.16《顔 A》

1955年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.17《指の目》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.4×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.18《誘惑》

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.19《白さぎ》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm
スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.20《かべ》SOLD

1958年原版制作/1970年刷り
18.0×12.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。



経年によるシミが若干出ているものもありますが、中性化の処置を施しているので、これ以上広がることはありません。画像から作品状態をご覧ください。
ご希望番号とタイトルを明記してご注文はこちらから「info@tokinowasuremono.com」へメールをお送りください。
皆様、ぜひご注文ください!
ご連絡をお待ちしております。
(スタッフM)
●倉俣史朗の限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2 』を刊行しました。
限定部数:365部(各冊番号入り)
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.7×25.7cm、64頁、和英併記、スケッチブック・ノートブックは日本語のみ
価格:7,700円(税込) 送料1,000円
詳細は3月24日ブログをご参照ください。
お申込みはこちらから
●ジョナス・メカスの映像作品27点を収録した8枚組のボックスセット「JONAS MEKAS : DIARIES, NOTES & SKETCHES VOL. 1-8 (Blu-Ray版/DVD版)」を販売しています。
映像フォーマット:Blu-Ray、リージョンフリー/DVD PAL、リージョンフリー
各作品の撮影形式:16mmフィルム、ビデオ
制作年:1963~2014年
合計再生時間:1,262分
価格等については、3月4日ブログをご参照ください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
ほとんど知られてこなかった湯浅英夫旧蔵のフォトデッサンなど40点を一挙公開し、84ページからなるカタログを刊行いたします。
瑛九の銅版画代表作とセットにした特別版をご用意しました。
前期=2023年6月2日(金)~6月17日(土)
後期=2023年6月20日(火)~6月24日(土) ※日・月・祝日休廊


瑛九(本名・杉田秀夫、1911-1960)は、1930年代から50年代にかけて、油彩、フォト・デッサン、エッチング、リトグラフなど、さまざまな技法を駆使しながら、豊饒なイメージを生み出した芸術家である(大谷省吾 東京国立近代美術館副館長)。日本の前衛美術のパイオニアとして国内はもとより海外での評価も高まっている瑛九の大規模な「生誕110年 瑛九展」が2021年に宮崎県立美術館で開催されました。そのとき、没後60数年を経て初めて見つかり公開されたのが、瑛九の年少の友人だった故・湯浅英夫がまとめて所蔵していたフォト・コラージュとフォト・デッサン群です。最近までその存在は知られておらず、ときの忘れものは昨年11月にマイアミで開催されたアートフェア「Art Basel Miami Beach 2023」にフォト・コラージュ11点を海外で初展示し、大きな反響を得ました。
本展では、新発掘の湯浅英夫旧蔵のフォト・デッサンと油彩、ドローイング、湯浅英夫が撮影した瑛九の肖像写真を前期と後期の2期に分けてご覧いただきます。
鹿児島で生まれ宮崎で育った湯浅英夫は高校生の時に瑛九のアトリエに頻繁に出入りするようになり、瑛九と都夫人が話すエスペラント語に興味を持ちます。友人とエスペラント同好会をつくり、瑛九にエスペラントを学びました。瑛九が宮崎を離れ浦和に転居した後も浦和の瑛九アトリエを訪ね、瑛九宅に寄寓していた時期もあります。展覧会の準備や銅版画制作の手伝い、アトリエの撮影などを行ない、そのとき湯浅英夫が撮影した瑛九のポートレートは晩年の様子を知る貴重な資料として、没後の回顧展等で度々使用、展示されています。
今回出品する瑛九のフォト・デッサンの中には、生前アメリカで企画された(結局は実現しなかった)個展のためにいったんはアメリカに渡り、その後日本に戻ってきた作品も含まれています。人や動物などに切り抜いた型紙を使って光でデッサンをした複雑な「フォト・デッサン」を是非ご覧ください。
展覧会に合わせてカタログ(B5判、84頁、日英併記)を刊行します。


東京国立近代美術館副館長の大谷省吾先生による「新発見の瑛九のフォト・コラージュについて」、
宮崎県立美術館の小林美紀先生による「10代で「瑛九」と出会った湯浅英夫」、
横須賀美術館の工藤香澄先生による「瑛九のフォト・デッサンー湯浅英夫コレクションから」をご寄稿いただきました。
作品図版40点、湯浅英夫撮影による瑛九のポートレート写真15点を収録しています。
カタログ価格:2,750円(税込)+送料250円
ご注文はこちらから
うち20部を特別版として、瑛九の銅版画(後刷り)とセットで頒布します(カタログに限定番号入り)。
特別版には、1969年~70年に瑛九原作銅版画集編集委員会(杉田都、オノサト・トシノブ、久保貞次郎)によって刊行された「瑛九原作銅版画集/全5巻」(刷り:池田満寿夫、各限定50部、50点収録、発行:南天子画廊)から代表的な20点を選びました。
No.1《愛の家》SOLD

1951年原版制作/1969年刷り
9.0×10.2cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.2《ヴァイオリン》SOLD

1952年原版制作/1969年刷り
18.0×12.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。





No.3《白い角》SOLD

1954年原版制作/1969年刷り
23.7×18.1cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.4《鳥の踊り》

1955年原版制作/1969年刷り
17.8×12.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.5《かぎ》

1953年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.6《家族 B》 SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.8×17.8cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.7《愛のよろこび》SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。





No.8《ドンファン》SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
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No.9《風》SOLD

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.2cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.10《シグナル B》

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.11《ひまわり》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.4×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.12《風車》SOLD

1957年原版制作/1970年刷り
23.4×18.0cm スタンプ印あり
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No.13《あこがれ》

1954年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
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No.14《メガフォン》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.15《愛する二人》

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
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No.16《顔 A》

1955年原版制作/1970年刷り
23.2×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.17《指の目》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.4×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.18《誘惑》

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm スタンプ印あり
※画像をクリックすると拡大できます。




No.19《白さぎ》SOLD

1955年原版制作/1970年刷り
23.6×18.0cm
スタンプ印あり
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No.20《かべ》SOLD

1958年原版制作/1970年刷り
18.0×12.0cm スタンプ印あり
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経年によるシミが若干出ているものもありますが、中性化の処置を施しているので、これ以上広がることはありません。画像から作品状態をご覧ください。
ご希望番号とタイトルを明記してご注文はこちらから「info@tokinowasuremono.com」へメールをお送りください。
皆様、ぜひご注文ください!
ご連絡をお待ちしております。
(スタッフM)
●倉俣史朗の限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2 』を刊行しました。
限定部数:365部(各冊番号入り)
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.7×25.7cm、64頁、和英併記、スケッチブック・ノートブックは日本語のみ
価格:7,700円(税込) 送料1,000円
詳細は3月24日ブログをご参照ください。
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●ジョナス・メカスの映像作品27点を収録した8枚組のボックスセット「JONAS MEKAS : DIARIES, NOTES & SKETCHES VOL. 1-8 (Blu-Ray版/DVD版)」を販売しています。

各作品の撮影形式:16mmフィルム、ビデオ
制作年:1963~2014年
合計再生時間:1,262分
価格等については、3月4日ブログをご参照ください。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
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