
細江英公
"Sagrada Familia 203"
1975年
ヴィンテージ・ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:44.9×44.6cm
シートサイズ:60.6×50.7cm
サインあり
ときの忘れものでは幾度か展示してきた写真家・細江英公先生のガウディ連作の中の一点です。
1975年に撮影されたサグラダ・ファミリアですが、実はもうその姿は細江作品の中でしか存在しません。
ご承知の通り、「未完の聖堂」は日々刻々その姿を変えています。

さて、その「未完の聖堂」が2026年までの完成を目指していたことをご存知でしょうか。実際にはコロナ禍の影響もあり、このスケジュールを実現するのは難しいとも言われていますが、いずれにせよ、サグラダ・ファミリア完成の日にむけて、今から予習をしておくのも面白いかもしれません。
現在東京国立近代美術館では、昨年生誕170年を迎え、2026年には没後100年を迎える建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)の建築思想と創造の源泉と、壮大な「サグラダ・ファミリア」プロジェクトの持つ社会的意義に焦点を当てた『ガウディとサグラダ・ファミリア』展が開催されています。
「このプロジェクトは誰の発案で動き出したのか?」「140年を超える長い建設の過程でどのようにプロジェクトを引き継いだのか」「サグラダ・ファミリア聖堂とはどんな建物なのか」。知っているようで知らなかったあれこれを、図面、模型、写真などの100 点を超える資料や、最新の映像をもとに解き明かそうという試みです。
今回の図録には、ガウディ研究の第一人者であり同展を学術監修した鳥居徳敏氏や、サグラダ・ファミリアの主任建築家ジョルディ・ファウリ氏による解説、日本人にしてサグラダ・ファミリアの彫刻に携わる外尾悦郎氏のインタビューなどが掲載されています。
混雑緩和のための日時予約制をうまく利用して、この機会に会場に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

『ガウディとサグラダ・ファミリア展』
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
会期:2023年6月13日(火)~ 9月10日(日)
休館日:月曜日(ただし8月28日、9月4日は開館)
開館時間:
8月26日(土)まで→10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
8月27日(日)から9月10日(日)→10:00-20:00
※8月13日(日)、20日(日)は9:30-18:00
※8月28日(月)、9月4日(月)は10:00-20:00
※いずれも入館は閉館30分前まで
観覧料:一般2,200円、大学生1,200円(1,000円)、高校生700円
●ガウディについてはブログの丹下敏明先生の連載「ガウディの街バルセロナより」をお読みください。
●8月13日(日)~8月21(月)は夏季休廊中です。
●ときの忘れものが販売しているジョナス・メカスの映像作品27点を収録した8枚組のボックスセット「JONAS MEKAS : DIARIES, NOTES & SKETCHES VOL. 1-8 (Blu-Ray版/DVD版)」が今年度の『ボローニャ復元映画祭(Il Cinema Ritrovato)』で「ベストボックスセット賞」を受賞しました。

各作品の撮影形式:16mmフィルム、ビデオ
制作年:1963~2014年
合計再生時間:1,262分
価格:
Blu-Ray版:18,000円(税込)
DVD版:15,000円(税込)
商品の詳細は3月4日ブログをご参照ください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
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