このところブログへのアクセスが急増しています。
ときの忘れものの記事は作家や研究者の連載が中心で、あとは淡々と展示などを紹介しているだけなので、来訪者はせいぜい日に300人ほどなのですが、今月に入ってから一晩で1500人が訪れる日が少なくない。アクセス解析によれば、圧倒的なのが阿部勤先生の関連です。お亡くなりになったのは1月ですから、なぜいいまごろと思ったのですが、どうやらNHKテレビの『趣味どきっ!人と暮らしと、台所~夏』(2021年9月)の再放送の影響でした。
テレビの影響力というのは相変わらず凄いのですね。

主力スタッフがアートフェアアジア福岡に出張したため、今週はお留守番で結構忙しい。
展覧会がないので、久しぶりに亭主の趣味で、アジェやらオノサト・トシノブを展示してひとり楽しんでいます。

さて、磯崎新のホワイトハウスでの展示にも参加されている佐藤研吾さんと、沖縄建築家・五十嵐敏恭さんとの二人展「グルグル広がって上がっていく」が21日から始まります。

二人展vol.3_230903_DM最終版(広報用)(16-9)

2人の建築家がそれぞれの拠点作りの構想を機軸に対話することで、共有し得るいくつかの言葉を見つけ、新たな建築やモノのかたちを試行錯誤していくという今回の展示。9月7日のブログでは、五十嵐さんの住む沖縄を佐藤さんが訪れている様子が紹介されていました。

会場となるのは、これまでに畝森泰行と金野千恵による建築展「畝森・teco」やKASAと湯浅良介による建築展「In Between Two Houses」を開催してきた浅草橋のシェアスペース「+BASE」。9月23日と9月30日、展示最終日となる10月1日には、二作家の参加するトークも予定されているようです。

+BASEのある浅草橋から「往復書簡/Correspondence」展の会場・WHITEHOUSE(大久保駅)へは総武線で1本。この機会に、佐藤研吾さんの最新展示をハシゴしてみてはいかがでしょう。

●佐藤研吾・五十嵐敏恭「グルグル広がって上がっていく」
2023年9月21日(木)~10月1日(日)
時間:11:00~17:00
会場:+BASE
〒111-0053 東京都台東区浅草橋3-12-6 BASE
入場料無料

●関連トーク➀
OPENING DIALOGUE
2023年9月23日(土)
17:00-19:00
登壇:
五十嵐敏恭
佐藤研吾

●関連トーク②
CROSS TALK
2023年9月30日
17:00-19:00
登壇:
五十嵐敏恭
佐藤研吾
佐藤敬(KASA)
湯浅良介

●関連トーク③
CLOSING TALK
2023年10月1日(日)
17:00-19:00
登壇:
五十嵐敏恭
佐藤研吾
畝森泰行
金野千恵

●本日のお勧め作品は佐藤研吾です。
sato-46
《空洞の展開》
2022年
画用紙に鉛筆、顔彩
23.0×23.0cm/46.5×34.5cm
サインあり

●ときの忘れものは「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023」に出展します。
fukuoka23会期:2023年9月21日(木)~9月24日(日)
会場:マリンメッセ福岡 B館
出品作家:磯崎新瑛九倉俣史朗葉栗剛ジョナス・メカス杉山幸一郎
詳しくはコチラを参照してください。

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尾立様撮影4

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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