昨年から今年にかけてお世話になった方々が次々に亡くなられ、偲ぶ会や、追悼展などが立て続けにあり、昔の写真を探す機会が増えた。
カメラがデジタルになって(フィルムではなくなって)ずいぶん経つ。撮影したまま(データ保存)になっているものが多く(フィルムならアルバムにして直ぐに見られるのだが)、機械音痴の亭主はいちいちデータを開いて確認し、必要な写真はプリントしたりと四苦八苦しています。
前置きはそれまでにして、スイスのレマン湖畔にある
ル・コルビュジエ「母の小さい家」に飾られた≪モデュロール≫≪開いた手≫の写真を見つけて少し興奮しています。

話は2007年7月の「ル・コルビュジエ展」に遡ります。
ル・コルビュジエ展DM(画面をクリックすると拡大します)
7月11日(水)に植田実先生を講師にギャラリートークを開催したのですが、実はもう一人ゲスト講師がおりました。
この展覧会の少し前に、レマン湖畔のル・コルビュジエの「母の小さい家」を見学してきたばかりTさんが貴重な映像を公開してくれたのでした。
その当時、一般公開は週一回だったらしいのですが、Tさんは「遥か極東の日本からわざわざこの日のために来た」と懇願し、優雅にただ一人「母の家」を独占見学できたらしい。
母の家図録左は「母の小さい家」で配布している図録です。
亭主はすっかり忘れていたのですが、このトークでTさんが公開してくれたのが、下記の写真です。

2007年「母の小さい家」入口

2007年「母の小さい家」窓

2007年「母の小さい家」とモヂュロール壁には代表作「モデュロール」が。

2007年「母の小さい家」と「開いた手」そして「開いた手

ル・コルビュジエのファンなら誰でも知っている「母の小さい家」の壁に飾られた2作品は文字通り彼の代表的な版画作品です。
ぜひ皆さんのコレクションに加えてください。

ル・コルビュジエ モヂュロールモデュロール
1956年
リトグラフ(刷り:アトリエ・ムールロ)
70.3×52.8cm
版上サインあり

開いた手 The open hand
"開いた手"
1963年
リトグラフ
シートサイズ:65.0x50.0cm
版上サインあり

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展示風景 (3)ときの忘れものはいつでもル・コルビュジエの作品をご覧になれます。

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
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TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
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JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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