度々ときの忘れものにご来廊くださった剣持デザイン研究所の松本哲夫先生が、今年2月にお亡くなりになられました(1929年 - 2023年2月1日)。
2010年10月1日「マン・レイと宮脇愛子展」オープニングにて宮脇愛子先生と松本哲夫先生、於・ときの忘れもの(青山)

2011年6月18日「一日だけの植田実出版記念写真展」にて松本哲夫先生(右) 於・ときの忘れもの(青山)
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11月7日に霞山会館で開催された「松本哲夫を偲ぶ会」に参列してきました。

剣持勇デザイン研究所は1955年に剣持勇さんが創設したデザイン組織で、1971年剣持さん亡き後、当時チーフだった松本哲夫先生が代表となり跡を継がれました(のちに剣持デザイン研究所に社名を改名)。ヤクルト容器をはじめ、プロダクト、家具、インテリア、建築のほか、新幹線など鉄道車両の内外装なども数多く手がけておられます。
https://kenmochi-design.jp/
会場の「霞山会館」も剣持デザイン研究所による内装デザインで、3代目の「霞山会館」だそうです
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霞山会館のあゆみ
初代霞山会館は、1928年(昭和3年)に霞が関の地に建設されました。
「霞山」という名称は、創設者である近衞篤麿(五摂家筆頭・近衞家の第29代当主。元内閣総理大臣・近衞文麿の父=霞山会館を建設した東亜同文会の創設者)の雅号に由来します。
初代霞山会館は、近衞文麿や阿部信行内閣の組閣本部になるなど脚光を浴び、戦後は霞山会に引き継がれます。そして高層ビル建設時代の流れのなかで、1964年(昭和39年)に竣工した霞山ビルの9階に2代目霞山会館として移転開業し、昭和から平成にかけて会議や宴会場としてご利用いただきました。
今世紀に入り、霞山会も参画し進められた霞が関三丁目の再開発事業により、2007年(平成19年)に霞が関コモンゲート西館(霞山会館ビル)が完成すると、その最上階の37階に移転し、現在の3代目霞山会館として生まれ変わりました。(霞山会館のHPより引用)
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霞山会館は、財団法人東亜同文会本部ビルとして、昭和3年(1928年)に竣工しました。
戦後、東亜同文会は解散し、財団法人霞山会が継承したが、昭和36年(1961年)に解体されました。当時の建物の設計は岡田信一郎、施工は清水組(現・清水建設株式会社)です。

このビルの37階に霞山会館が入っています。

高級感、そして重厚感のある内装をご紹介します。

ロビーには初代霞山会館のファサードが復刻されています。



絨毯の柄が美しい!!



霞山会館は、貸し会議室と宴会場となっていますので、特別な会などの時に是非お使いください。
松本哲夫先生のご冥福をお祈りしながら、素晴らしい建築空間を体験させていただきました。
松本先生、ありがとうございました。
(おだち れいこ)
●本日のお勧め作品は杉山幸一郎です。
杉山幸一郎 "Land & Water 15"
2023年 水彩
42.0x29.7cm サインあり
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。

建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。


2011年6月18日「一日だけの植田実出版記念写真展」にて松本哲夫先生(右) 於・ときの忘れもの(青山)
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11月7日に霞山会館で開催された「松本哲夫を偲ぶ会」に参列してきました。

剣持勇デザイン研究所は1955年に剣持勇さんが創設したデザイン組織で、1971年剣持さん亡き後、当時チーフだった松本哲夫先生が代表となり跡を継がれました(のちに剣持デザイン研究所に社名を改名)。ヤクルト容器をはじめ、プロダクト、家具、インテリア、建築のほか、新幹線など鉄道車両の内外装なども数多く手がけておられます。
https://kenmochi-design.jp/
会場の「霞山会館」も剣持デザイン研究所による内装デザインで、3代目の「霞山会館」だそうです
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霞山会館のあゆみ
初代霞山会館は、1928年(昭和3年)に霞が関の地に建設されました。
「霞山」という名称は、創設者である近衞篤麿(五摂家筆頭・近衞家の第29代当主。元内閣総理大臣・近衞文麿の父=霞山会館を建設した東亜同文会の創設者)の雅号に由来します。
初代霞山会館は、近衞文麿や阿部信行内閣の組閣本部になるなど脚光を浴び、戦後は霞山会に引き継がれます。そして高層ビル建設時代の流れのなかで、1964年(昭和39年)に竣工した霞山ビルの9階に2代目霞山会館として移転開業し、昭和から平成にかけて会議や宴会場としてご利用いただきました。
今世紀に入り、霞山会も参画し進められた霞が関三丁目の再開発事業により、2007年(平成19年)に霞が関コモンゲート西館(霞山会館ビル)が完成すると、その最上階の37階に移転し、現在の3代目霞山会館として生まれ変わりました。(霞山会館のHPより引用)
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霞山会館は、財団法人東亜同文会本部ビルとして、昭和3年(1928年)に竣工しました。
戦後、東亜同文会は解散し、財団法人霞山会が継承したが、昭和36年(1961年)に解体されました。当時の建物の設計は岡田信一郎、施工は清水組(現・清水建設株式会社)です。

このビルの37階に霞山会館が入っています。

高級感、そして重厚感のある内装をご紹介します。

ロビーには初代霞山会館のファサードが復刻されています。




絨毯の柄が美しい!!



霞山会館は、貸し会議室と宴会場となっていますので、特別な会などの時に是非お使いください。
松本哲夫先生のご冥福をお祈りしながら、素晴らしい建築空間を体験させていただきました。
松本先生、ありがとうございました。
(おだち れいこ)
●本日のお勧め作品は杉山幸一郎です。

2023年 水彩
42.0x29.7cm サインあり
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。

建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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