11月4日は日本とも縁の深かった画家サム・フランシス(Sam Francis, 1923年6月25日 - 1994年11月4日)の命日です。

1983年6月23日_元永定正「日本芸術大賞」受賞を祝う会_73サム・フランシスさん(右)と綿貫不二夫
壁面には元永定正の「ふにゃらくにゃら
元永定正さんの日本芸術大賞受賞を祝う会」にて
1983年6月23日
会場:東京代官山 
ヒルサイドテラスE棟ロビー

サム・フランシスはアンフォルメルや抽象表現主義の流れを汲む色彩画家ですが、南画廊の志水楠男さんが幾度も展覧会を開催しています。
アメリカ・カリフォルニア州サンマテオに生まれ第二次世界大戦に従軍、飛行訓練中の事故によって入院していた時に絵を描きはじめます。1957年世界旅行中に初めて日本を訪れ、それをきっかけに東京にもアトリエを持っていました。日本美術に大きな影響を受け、余白を生かした画面構成、「にじみ」の効果を生かした表現方法による多くの作品を遺しました。
勅使河原蒼風、大江健三郎、大岡信、小山富士夫ら、日本の文化人とも深い交流を重ね、出光興産社主の出光佐三は、フランシスのコレクターとしても知られ出光美術館には多くの作品が収蔵されています。

●本日のお勧め作品はサム・フランシスのポスターです。
サム・フランシス ポスター1サム・フランシス
ポスター「WORK IN PROGRESS」
(1977年11月19日~1978年1月15日、Louisiana)
1977~1978年
オフセット
62.5×65.5cm

サム・フランシス ポスター2サム・フランシス
ポスター「SAM FRANCIS OELBILDER GOUACHEN 1969-1973 AUSSTELLUNG LAUPENSTRASSE 49 OKTOBER-NOVEMBER 1973 IN BERN KORNFELD UND KLIPSTEIN」
1969~1973年
オフセット
72.5×51.3cm

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onosato_10志水楠男と南画廊
1985年3月20日刊行
発行:「志水楠男と南画廊」刊行会
編集・制作:美術出版社
27x26.5cm、 251P
執筆:大岡信、志水楠男、難波田龍起、今井俊満、小野忠弘、木村賢太郎、加納光於、オノサト・トシノブ、菊畑茂久馬、宇佐美圭司、野崎一良、靉嘔、中西夏之、清水九兵衛、飯田善國、戸村浩、菅井汲、保田春彦、桑原盛行、他
頒価:16,500円(税込み) 
*メールにてお申込みください。

●パリのポンピドゥーセンターでブルトンのシュルレアリスム宣言100年を記念して「シュルレアリスム展」が開催されています(~2025年1月13日まで)。ときの忘れものは同展に協力し瀧口修造のデカルコマニーを貸し出し、出展しています。展覧会の様子はパリ在住の中原千里さんのレポート(10月8日ブログ)をお読みください。
カタログ『SURREALISME』(英語版)を特別頒布します。
サイズ:32.8×22.8×3.5cm、344頁 22,000円(税込み)+送料1,500円
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松本竣介展の図録を刊行しました(1,100円+送料250円)。
松本竣介展カタログ表紙『松本竣介展』図録
発行:ときの忘れもの
発行日:2024年10月4日
サイズ:25.7×18.2cm
カラー 24P
図版:松本竣介作品13点
執筆:弘中智子(板橋区立美術館学芸員)
   大谷省吾(東京国立近代美術館副館長)
編集・デザイン:柴田卓
価格:1,100円(税込) 送料:250円

●ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。