◆「佐藤研吾展 くぐり間くぐり」
会期:2024年11月22日(金)~12月1日(日) ※会期中無休


2018年に初個展「佐藤研吾展―囲いこみとお節介」 、2022年に「佐藤研吾展 群空洞と囲い」 、2023年のアートフェア東京ではピンホールカメラのインスタレーション《仮面と連担》 を披露した建築家・佐藤研吾は、一貫してピンホールカメラを制作しています。 3回目となる今回の個展では、新作のピンホールカメラや、撮影に使うミラーのオブジェなどの立体を中心に、ドローイング、コラージュのほか、カメラでもあり被写体でもあるピンホールカメラで互いに撮り合い、自身でプリントした銀塩写真もご覧いただきます。 現在は福島県大玉村と首都圏を往復しながら建築設計を中心に様々な活動を行なっており、ときの忘れものブログでは佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」を毎月配信しています。
【作家ステートメント】
リアルを確かめるために、向こう側を見つめる、向こう側を作る。ひょっとすると矛盾しているが、そんな感覚な気がしてきた。過去を視て、未来を探す。遠くの世界に思いを馳せながら、日頃の生活に取り組む。限定的な自己についてを探求し、大きな世界の構造を掴み取る。もしかすると世界はどこかで領域付けられ分断しているのかもしれないが、分断された向こう側を必死に覗き込む努力をする。その試みはおそらく、見るという光の速さでなし得るものではなく、潜る(もぐる)、あるいは潜る(くぐる)と言い表すくらいのある種の困難さもあるだろう。
ピンホールカメラの撮影にはとても時間がかかる。これが本当に光の所業なのかと思うほどに遅い。光は穴の中をズルズルとくぐり抜けているようだ。今回の制作では、カメラの前に鏡を据え置く。カメラのシャッターを開き、鏡の向こう側へとくぐり、世界を覗き込む。そうして撮影された写真もまたその世界の鏡像であるに違いない。あるいは向こう側なのか。イマージュからイマージュへ、少々の時間をかけて、くぐり抜けていく。
●対談イベント
11月26日(火)17時~18時半 ゲスト:藤原徹平さん(建築家)
11月29日(金)17時~18時半 ゲスト:大竹昭子さん(文筆家)
※要予約、予約はこちらから 参加費1,000円
※イベント中、予約者以外はご入場いただけません。予めご了承ください。
●作家在廊予定日
11月22日(金)、23日(土、祝日)、24 日(日)、26日(火)、29日(金)、30日(土)、12月1日(日) ※いずれも15時~19時
【出品作品】
No.1 佐藤研吾《くぐり抜けるためのハコ1》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、アルミ、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H155.0cm
サインあり
Photo by comuramai
No.2 佐藤研吾《くぐり抜けるためのハコ2》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、アルミ、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H155cm
サインあり
Photo by comuramai
No.3 佐藤研吾《くぐり抜けるためのミラー1》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H180cm
サインあり
Photo by comuramai
No.4 佐藤研吾《くぐり抜けるためのミラー2》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H180cm
サインあり
Photo by comuramai
No.5 佐藤研吾《くぐり抜けるためのミラー3》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、クリ)、鉄、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W35.0×D60.0×H170cm
サインあり
Photo by comuramai
No.6 佐藤研吾《くぐり1》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.7 佐藤研吾《くぐり2》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.8 佐藤研吾《くぐり3》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.9 佐藤研吾《くぐり4》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.10 佐藤研吾《くぐり5》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.11 佐藤研吾 <<1>>
佐藤研吾 <<1>>
2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.12 佐藤研吾 <<2>>
佐藤研吾 <<2>>
2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.13 佐藤研吾 <<3>>
佐藤研吾 <<3>>
2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.14 佐藤研吾 <<4>>
佐藤研吾 <<4>>
2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.15 佐藤研吾 湖1
佐藤研吾 湖1
画用紙に鉛筆、水彩
15.0×19.3cm
サインあり
No.16 佐藤研吾 湖2
佐藤研吾 湖2
画用紙に鉛筆、水彩
18.0×20.8cm
サインあり
No.17 佐藤研吾 湖3
佐藤研吾 湖3
画用紙に鉛筆、水彩
22.7×20.0cm
サインあり
No.18 佐藤研吾 湖4
佐藤研吾 湖4
画用紙に鉛筆、水彩
20.0×18.5cm
サインあり
No.19 佐藤研吾 湖5
佐藤研吾 湖5
画用紙に鉛筆、水彩
11.0×21.2cm
サインあり
No.20 佐藤研吾 湖6
佐藤研吾 湖6
画用紙に鉛筆、水彩
20.5×14.7cm
サインあり
No.21 佐藤研吾 湖7
佐藤研吾 湖7
画用紙に鉛筆、水彩
18.5×16.5cm
サインあり
No.22 佐藤研吾 湖8
佐藤研吾 湖8
画用紙に鉛筆、水彩
20.0×17.0cm
サインあり
No.23 佐藤研吾〈仮面と連担〉

佐藤研吾〈仮面と連担〉
2024年
鉄、木(クリ)、アルミ、柿渋、鉄媒染
各36.0×97.9×170.0cm 5台組
サインあり
Photo by comuramai
photo by comuramai
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■佐藤研吾 (b.1989)
建築家、一級建築士。神奈川県横浜生まれ。2011年東京大学工学部建築学科卒業。2013年早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程(石山修武研究室)修了。同専攻嘱託研究員を経て、2014年よりスタジオGAYA。2015年よりインドのVadodara Design AcademyのAssistant Professorに就任。同年より東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程在籍。
2016年より福島県大村で藍染めの活動をする歓藍社に所属。同年よりインドでのデザインワークショップ「In-Field Studio」を主宰。2017年に「インド・シャンティニケタンに同志を募って家を作りに行く」でSDレビュー2017の鹿島賞を受賞。2018年より福島県大玉村地域おこし協力隊。インド、東京、福島という複数の拠点を往還しながら、創作活動に取り組んでいる。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

会期:2024年11月22日(金)~12月1日(日) ※会期中無休


2018年に初個展「佐藤研吾展―囲いこみとお節介」 、2022年に「佐藤研吾展 群空洞と囲い」 、2023年のアートフェア東京ではピンホールカメラのインスタレーション《仮面と連担》 を披露した建築家・佐藤研吾は、一貫してピンホールカメラを制作しています。 3回目となる今回の個展では、新作のピンホールカメラや、撮影に使うミラーのオブジェなどの立体を中心に、ドローイング、コラージュのほか、カメラでもあり被写体でもあるピンホールカメラで互いに撮り合い、自身でプリントした銀塩写真もご覧いただきます。 現在は福島県大玉村と首都圏を往復しながら建築設計を中心に様々な活動を行なっており、ときの忘れものブログでは佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」を毎月配信しています。
【作家ステートメント】
リアルを確かめるために、向こう側を見つめる、向こう側を作る。ひょっとすると矛盾しているが、そんな感覚な気がしてきた。過去を視て、未来を探す。遠くの世界に思いを馳せながら、日頃の生活に取り組む。限定的な自己についてを探求し、大きな世界の構造を掴み取る。もしかすると世界はどこかで領域付けられ分断しているのかもしれないが、分断された向こう側を必死に覗き込む努力をする。その試みはおそらく、見るという光の速さでなし得るものではなく、潜る(もぐる)、あるいは潜る(くぐる)と言い表すくらいのある種の困難さもあるだろう。
ピンホールカメラの撮影にはとても時間がかかる。これが本当に光の所業なのかと思うほどに遅い。光は穴の中をズルズルとくぐり抜けているようだ。今回の制作では、カメラの前に鏡を据え置く。カメラのシャッターを開き、鏡の向こう側へとくぐり、世界を覗き込む。そうして撮影された写真もまたその世界の鏡像であるに違いない。あるいは向こう側なのか。イマージュからイマージュへ、少々の時間をかけて、くぐり抜けていく。
●対談イベント
11月26日(火)17時~18時半 ゲスト:藤原徹平さん(建築家)
11月29日(金)17時~18時半 ゲスト:大竹昭子さん(文筆家)
※要予約、予約はこちらから 参加費1,000円
※イベント中、予約者以外はご入場いただけません。予めご了承ください。
●作家在廊予定日
11月22日(金)、23日(土、祝日)、24 日(日)、26日(火)、29日(金)、30日(土)、12月1日(日) ※いずれも15時~19時
【出品作品】
No.1 佐藤研吾《くぐり抜けるためのハコ1》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、アルミ、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H155.0cm
サインあり
Photo by comuramai
No.2 佐藤研吾《くぐり抜けるためのハコ2》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、アルミ、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H155cm
サインあり
Photo by comuramai
No.3 佐藤研吾《くぐり抜けるためのミラー1》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H180cm
サインあり
Photo by comuramai
No.4 佐藤研吾《くぐり抜けるためのミラー2》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、ラワン)、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W30.0×D50.0×H180cm
サインあり
Photo by comuramai
No.5 佐藤研吾《くぐり抜けるためのミラー3》

2024
木(ケヤキ、アラスカ桧、クリ)、鉄、ステンレス、柿渋、鉄媒染
W35.0×D60.0×H170cm
サインあり
Photo by comuramai
No.6 佐藤研吾《くぐり1》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.7 佐藤研吾《くぐり2》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.8 佐藤研吾《くぐり3》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.9 佐藤研吾《くぐり4》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.10 佐藤研吾《くぐり5》

2024年
ゼラチンシルバープリント
17×17cm
サインあり
No.11 佐藤研吾 <<1>>

2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.12 佐藤研吾 <<2>>

2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.13 佐藤研吾 <<3>>

2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.14 佐藤研吾 <<4>>

2024
ゼラチンシルバープリント
18.0×18.0cm
サインあり
No.15 佐藤研吾 湖1

画用紙に鉛筆、水彩
15.0×19.3cm
サインあり
No.16 佐藤研吾 湖2

画用紙に鉛筆、水彩
18.0×20.8cm
サインあり
No.17 佐藤研吾 湖3

画用紙に鉛筆、水彩
22.7×20.0cm
サインあり
No.18 佐藤研吾 湖4

画用紙に鉛筆、水彩
20.0×18.5cm
サインあり
No.19 佐藤研吾 湖5

画用紙に鉛筆、水彩
11.0×21.2cm
サインあり
No.20 佐藤研吾 湖6

画用紙に鉛筆、水彩
20.5×14.7cm
サインあり
No.21 佐藤研吾 湖7

画用紙に鉛筆、水彩
18.5×16.5cm
サインあり
No.22 佐藤研吾 湖8

画用紙に鉛筆、水彩
20.0×17.0cm
サインあり
No.23 佐藤研吾〈仮面と連担〉

佐藤研吾〈仮面と連担〉
2024年
鉄、木(クリ)、アルミ、柿渋、鉄媒染
各36.0×97.9×170.0cm 5台組
サインあり
Photo by comuramai








こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■佐藤研吾 (b.1989)
建築家、一級建築士。神奈川県横浜生まれ。2011年東京大学工学部建築学科卒業。2013年早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程(石山修武研究室)修了。同専攻嘱託研究員を経て、2014年よりスタジオGAYA。2015年よりインドのVadodara Design AcademyのAssistant Professorに就任。同年より東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程在籍。
2016年より福島県大村で藍染めの活動をする歓藍社に所属。同年よりインドでのデザインワークショップ「In-Field Studio」を主宰。2017年に「インド・シャンティニケタンに同志を募って家を作りに行く」でSDレビュー2017の鹿島賞を受賞。2018年より福島県大玉村地域おこし協力隊。インド、東京、福島という複数の拠点を往還しながら、創作活動に取り組んでいる。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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