<今日は松本竣介が生まれた日
113回目の誕生日だそうです
ときの忘れもので開催中の「ポートレイトー松本竣介と現代作家たち」展にて、元岩手県立美術館館長の原田光さんと「父、松本竣介」の著者松本莞によるギャラリートークが行われました
(20250419/『父、松本竣介』 25/1/10刊行@BiographySMatsuさんのtwitterより)>

02
DSC_0014左が原田光さん、右が松本莞さん

<竣介が生まれて113年ときいた原田光さんがはたと気がついて「ということは、竣介の耳が聞こえなくなって100年か!」と
興味深いお話をたくさん聞かせていただきました
(20250419/『父、松本竣介』 25/1/10刊行@BiographySMatsuさんのtwitterより)>

DSC_0020

<「父、松本竣介」の表紙になっている《Y市の橋》は、すでにアサヒビール大山崎山荘から大川美術館を経由して、横浜美術館へと移されました
今週から「おかえり、ヨコハマ」展に展示され、竣介が描いた4枚の油彩《Y市の橋》が1枚の壁に並ぶという貴重な機会となっています。6/2まで。ぜひお運びください
(20250418/『父、松本竣介』 25/1/10刊行@BiographySMatsuさんのtwitterより)>

12

<今日は盛りだくさんの1日。
行事のひとつが、松本竣介の次男で建築家の松本莞氏×美術史家の原田光氏によるトーク(於ギャラリーときの忘れもの)参加。松本莞著『父、松本竣介』(みすず書房、2025年1月)の刊行記念に、すでに同月、同画廊で開かれている。竣介の誕生日だった今日は、その第2弾。一度あきらめた視聴がかなった会だった。
仮説を交えながら竣介の画業をあらためて読み解く原田氏の言葉に同感し、莞氏による家庭や親族のエピソードを興味深く聞いた。
自分の祖父が松本竣介とほぼ同年。祖父も新しいもの好きで想像できなくはないが、ピアノまであったのは相当に新規な家庭環境だと思う。
(20250419/Miho Nakaoさんのfacebookより)>
DSC_0026

13

<今日は画家 松本竣介の誕生日だった。113年前のことだ。そして、松本竣介は13歳で聴力を失った。松本竣介は聴力を失ったことで画家を志すことになった。100年前のことだ。いや、そんな単純なことではないだろうが、振り返ればその出来事が彼の将来を決定づけた。
松本(佐藤)竣介は1929年17歳で盛岡中学校を3年で修了、退学をし、兄を慕って東京に移動し、太平洋画会研究所に通い始める。盛岡中学時代も絵画倶楽部に所属していたが、東京で本格的に画業に取り組もうとした。そして、1935年23歳で二科展に出品した作品が初入選を果たし、翌年恋人松本禎子と結婚を果たす。そして、禎子と共に随筆(エツセエ)雑誌『雑記帳』を創刊する。
今日はその辺りの事情と、佐藤家、松本家のルーツを明らかにするカンファランスが駒込のギャラリー ときの忘れもの で実施された。松本竣@介の息子である松本 莞さんと、美術史家の原田 光さんが先日発刊された松本 莞さんの著書をめぐって松本俊介のエピソードを語るイベントが実施されたのだ。お二人のトークは非常に興味深かった。若くして亡くなってしまった父親、莞さんが9歳になる直前に竣介は亡くなってしまった。1948年のことだ。
莞さんは建築家となり、大川美術館を設計し、母禎子さんと共に父親 松本竣介の歴史を守った。しかし、今日聞いた話は衝撃的だった。禎子さんがさまざまな資料を断捨離してしまったということ。
(20250420/近藤正司さんのfacebookより)>

15
駒井哲郎

16
松本竣介

17
舟越保武

「ポートレイト/松本竣介と現代作家たち」展
2025年4月16日(水)~4月26日(土)11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
377_a出品作家:松本竣介、野田英夫、舟越保武、小野隆生、靉嘔、池田満寿夫、宮脇愛子+マン・レイ、北川民次、ジャン・コクトーほか

松本莞さんが『父、松本竣介』(みすず書房刊)を刊行されました。ときの忘れものでは莞さんのサインカード付本書を頒布するとともに、年間を通して竣介関連の展示、ギャラリートークを開催してゆく予定です。
『父、松本竣介』の詳細は1月18日ブログをお読みください。
ときの忘れものが今まで開催してきた「松本竣介展」のカタログ5冊も併せてご購読ください。
画家の堀江栞さんが、かたばみ書房の連載エッセイ「不手際のエスキース」第3回で「下塗りの夢」と題して卓抜な竣介論を執筆されています。
1200-hyoshi著者・松本莞
父、松本竣介
発行:みすず書房
判型:A5変判(200×148mm)・上製
頁数:368頁+カラー口絵16頁
定価:4,400円(税込)+梱包送料650円

●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
photo (2)