本日6月5日から「開廊30周年記念 塩見允枝子×フルクサス from 塩見コレクション」を開催いたします。
30年前の1995年6月5日に「第1回 白と黒の線刻 銅版画セレクション1/長谷川潔、難波田龍起、瑛九、駒井哲郎」からときの忘れものは始まりました。
みなさまのご支援のおかげで30年間営業することができました。まことにありがとうございます。
今回の展覧会は塩見允枝子先生の新作やインスタレーションを中心に、
塩見先生が永年所蔵されてきたフルクサスの作品や資料を一挙公開します。
<展示風景> スタッフによるスナップ写真です。
塩見允枝子《方向のイヴェント》と壁には塩見允枝子《バランス・ポエム》シリーズ。
今回の《方向のイヴェント》は、新作の観客参加型インスタレーション作品です。阿部勤先生設計のLASCASASの空間だからこその作品となりますのでぜひ現地で参加してください。


2階上がると《方向のイヴェント》がつづいています。

塩見允枝子《音楽の小瓶#15 分解されたフーガ》
3本の瓶にはバッハ作曲のソプラノ、アルト、バスの旋律がそれぞれ録音したテープが入っています。
図書室の壁には塩見允枝子《バランス・ポエム》シリーズ。1991年にFluxus Balance の天秤の写真を使ってヴィジュアルな作品を作ってみたいと思って塩見先生が制作しました。24の調性になぞらえて24点制作されています。
塩見允枝子《フルクサス・バランス》
塩見允枝子《日蝕の昼間の偶発的物語 1》
このタイトルの作品の最初の形は鍵がかかった本でしたが、平面作品として展開したのがこの作品です。物語はバッハのパルティータを基にし、アリタレーション(単語の最初の音を合わせて韻を踏む)技法で書かれています。
塩見先生の寄稿作品10種が並びます。
《Spatial Poem II》2014年
《Fluxfest Presents John& Yoko》
杉浦康平デザインの《インターメディアアートフェスティバル1》塩見先生のサイン入り
本展では今までクローズしていた3階の1部屋を開放します。
ガラスケースの中には塩見先生に宛てられたフルクサス作家による招待状などを並べました。
奥のロベール・フィリウによる二つ折りの招待状《Objekte und Multiples》、手前はフランチェスコ・コンツによる葉書8枚組の作品《Dress & Photo Performance》
《Fluxus: Selections from the Gilbert and Lila Silverman Collection》
アル・ハンセンの個展案内状《In Search of the Goddess》
ラリー・ミラー《Genetic Code Copyright》
塩見允枝子《影のイヴェント No.X》作家によるヴァージョン No.16
斉藤陽子の個展案内状や展覧会カタログなど
アリス・ハッチンス《Magnetic Attraction》
George Brecht《NO SMOKING》
《Ubi Fluxus ibi motus 1990-1962》
ご来廊をお待ちしております。
(スタッフM)
*画廊亭主敬白
ときの忘れものは30年前のきょう6月5日に開廊しました。
青山のちょっと通りを入った(わかりずらい)しもた屋風の一軒家に建築事務所・臥龍の細川知夫さんに少し手を加えてもらい、6畳間くらいのスペースに借金返しの中で少しづつ集めた銅版画を並べて展示しました。
小さな庭があり、紫陽花が咲いていました。
初日の客(二人のFさん)については以前書いたことがあります。
お客様のご愛顧あればこその30年です。ご贔屓にしてくださった皆様には心より御礼申し上げます。
しかしまあ、よくも30年も続いたものだと脛に傷持つ亭主は信じられない思いです。
お客様、作家の先生方、ブログ執筆陣など研究者の皆様のご支援にただただ感謝するばかりです。
あと何年やれるかわかりませんが、一日一日を大切にしたいと思います。
◆「開廊30周年記念 塩見允枝子×フルクサス from 塩見コレクション」

30周年記念として塩見允枝子(b.1938)の2 回目となる展覧会を開催します。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

30年前の1995年6月5日に「第1回 白と黒の線刻 銅版画セレクション1/長谷川潔、難波田龍起、瑛九、駒井哲郎」からときの忘れものは始まりました。
みなさまのご支援のおかげで30年間営業することができました。まことにありがとうございます。
今回の展覧会は塩見允枝子先生の新作やインスタレーションを中心に、
塩見先生が永年所蔵されてきたフルクサスの作品や資料を一挙公開します。
<展示風景> スタッフによるスナップ写真です。

今回の《方向のイヴェント》は、新作の観客参加型インスタレーション作品です。阿部勤先生設計のLASCASASの空間だからこその作品となりますのでぜひ現地で参加してください。





3本の瓶にはバッハ作曲のソプラノ、アルト、バスの旋律がそれぞれ録音したテープが入っています。



このタイトルの作品の最初の形は鍵がかかった本でしたが、平面作品として展開したのがこの作品です。物語はバッハのパルティータを基にし、アリタレーション(単語の最初の音を合わせて韻を踏む)技法で書かれています。















ご来廊をお待ちしております。
(スタッフM)
*画廊亭主敬白
ときの忘れものは30年前のきょう6月5日に開廊しました。

小さな庭があり、紫陽花が咲いていました。
初日の客(二人のFさん)については以前書いたことがあります。
お客様のご愛顧あればこその30年です。ご贔屓にしてくださった皆様には心より御礼申し上げます。
しかしまあ、よくも30年も続いたものだと脛に傷持つ亭主は信じられない思いです。
お客様、作家の先生方、ブログ執筆陣など研究者の皆様のご支援にただただ感謝するばかりです。
あと何年やれるかわかりませんが、一日一日を大切にしたいと思います。
◆「開廊30周年記念 塩見允枝子×フルクサス from 塩見コレクション」


30周年記念として塩見允枝子(b.1938)の2 回目となる展覧会を開催します。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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