2026.2.21

舟越保武《若い女の顔》銅版画

ときの忘れものでは、「松本竣介と舟越保武」展を開催中です。
新聞に掲載されたこともあり、連日画廊は賑わっており、スタッフはおおわらわです。
好評につき、出品作品を追加しました。


舟越保武
《若い女の顔》
1982年
銅版
イメージサイズ:9.7×8.2cm
シートサイズ:36.7×29.8cm
エンボスサインあり


手前は、舟越保武《女性像》大理石
壁の左から、舟越保武《受胎告知天使》、《若い女の顔》、《少女》


左が《若い女の顔》銅版画。

本作《若い女の顔》は、1982年に講談社から発行された『舟越保武作品集』に挿入された作品です。

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『舟越保武作品集』
発行日:1982年(昭和57)4月10日
発行所:講談社
著者:舟越保武
写真撮影:高瀬良夫
装幀・レイアウト:森下年昭
編集:(株)第一出版センター
版画制作:(株)現代版画センター

画廊亭主のブログから引用いたします。
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彫刻の作品集というのは売れない、というのが今も昔も常識といっていい。
ところが、この講談社の「舟越保武作品集」(初版500部)は完売したどころか、重版までされた稀有な例である。
その理由の一つが、挿入された舟越先生の銅版画「若い女の顔」の魅力にあった(と思う)。
まだ県立美術館もなかった時代、MORIOKA第一画廊の上田浩司さんが講談社を口説き、刊行にこぎつけた。
銅版画を手掛けたことすらない舟越先生に小さな版を用意して恐る恐る伺うと、「ボクは普段は固い石を彫っているのだから、やわらかい銅なんか気にならないよ」と直ぐにニードルを使いエッチングの版を制作してくれた。
製版と刷りは、ベテラン銅版画家の宮下登喜雄先生が引き受けてくださった。
なお、刊行時の銅版には舟越先生のサインはなく、エンボス(空捺し)のみ。上掲のサインは舟越先生が近しい方に贈呈した折にされたものです。
それにしても宮下先生は500部(さらに重版まで)もよく刷ってくださったと感謝の念でいっぱいである。
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各出品作品の詳細(作品データ)は、展覧会ページをご参照ください。

●二階図書室には松本竣介と舟越保武の作品集、書籍を閲覧できるよう準備しました。
松本莞さんが上梓した『父、松本竣介』(みすず書房刊)も残部が少しあるので、頒布します。
『父、松本竣介』の詳細は1月18日ブログをお読みください。
ときの忘れものが今まで開催してきた「松本竣介展」のカタログ5冊も併せてご購読ください。

1200-hyoshi著者・松本莞
父、松本竣介
発行:みすず書房
判型:A5変判(200×148mm)・上製
頁数:368頁+カラー口絵16頁
定価:4,400円(税込)+梱包送料650円

画家松本竣介(1912-48)の生い立ち、一家の暮らしや当時の世相を竣介の作品、文章や手紙に加え、
同時代を生きた画家仲間や関係者の談話などをもとに構成。
また没後、竣介の絵を世に出すために尽力した妻・禎子や画家仲間、研究者、画商たちの活動を詳述し、こんにちの松本竣介像がいかに形成されたかを伝える貴重な資料となっている。
近年の研究成果をも踏まえた最も新しい竣介研究の書であり、
父への慈愛に満ちた、永遠の松本竣介伝である。―――みすず書房フライヤーより

寒い日が続きますが、暖かな服装でぜひお出かけください。

「綿貫不二夫 12作家の版画制作を語る半世紀 第2回 菅井汲 聞き手/三上豊」
開催日時:2026年2月28日(土)14時~(要予約)
会場:ときの忘れもの
どなたでも参加いただけますが、事前予約制とします。
参加費:1,000円(資料代を含む)
参加ご希望の方は、お名前(フルネーム)、ご連絡先(住所)を明記の上、メールにてお申込みください。
前回は12時開始でしたが、今回は14時開始となります。

菅井汲「スクランブルG」

1976年
凸版+シルクスクリーン(刷り:石田了一)
イメージサイズ:35.5×25.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150  サインあり
*現代版画センターエディション

■三上 豊(みかみ ゆたか)
1951年東京都に生まれる。11年間の『美術手帖』編集部勤務をへて、スカイドア、小学館等の美術図書を手掛け、2020年まで和光大学教授。現在フリーの編集者、東京文化財研究所客員研究員。主に日本近現代美術のドキュメンテーションについて研究。『ときわ画廊 1964-1998』、『秋山画廊 1963-1970』、『紙片現代美術史』等を編集・発行。

◆松本竣介と舟越保武
2026年2月6日(金)~2月21日(土)
11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
本展では松本竣介の素描と舟越保武の彫刻・版画作品をご紹介いたします。
 

●ときの忘れものの建築空間(阿部勤 設計)についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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