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2009年3月の展覧会 ◆根岸文子展
会期＝2009年3月13日[金]―3月28日[土] 12:00-19:00 ＊日・月・祝日休廊  東京・上野「上野の森美術館」で開催される「VOCA展2009」（会期：2009年3月15日[日]〜30日[月]）に、スペインで制作を続けている根岸文子が出品します。ときの忘れものでは、根岸文子の新作24点を展示します。 初日13日[金]17時より、作家を囲んでオープニングを開催します。ぜひご参加ください。 今年、VOCA展への推薦の連絡がありました。大学を卒業してから、スペインで生活し活動をする私には、日本でこの様な機会に遭遇できることは、宝くじに当たった様に嬉しく思います。また、推薦していただいた方や日本で発表できる場所を提供していただける方々、作品を鑑賞していただいた方々の存在に改めて感謝すると共に幸運を実感いたします。 学生時代、バイオリンを弾いていた伯母が、音楽と絵画は，全然違うもので，彼女の父、つまり私の祖父が，音楽を聴きながら，山や海の美しい風景を想像し、感嘆しているのは，本当に音楽を楽しんではいなくて、音楽は、音自体が感動させてくれる芸術だということを，説明してくれました。当時は私もあまり理解できずにいましたが，最近、突然、伯母のあの言葉の意味が分かってきた気がします。音楽を聴いてそのまま感動できるようになりました。目から鱗が落ちたようです。私は、そんな音楽の様な、言葉のいらない、感情的な、作品が、描けるようになりたいと思っています。 2009年1月19日、マドリッド、根岸文子 ■根岸文子（Fumiko NEGISHI） 1970年東京に生まれる。1993年女子美術大学絵画科版画コース卒業後、スペインに渡る。スペイン美術大学の版画工房で学ぶ。スペイン国内版画展で新人賞、モハカ絵画奨学コース（スペイン）等を受ける。1999,2001,2004,2007年ときの忘れもので個展。2002年エガン画廊(マドリッド)で個展、またマドリッド国際アートフェアに同画廊より出展、GENERACION 2002,2005グループ展に参加(カッハマドリッド)。2006年ギャラリーすどうで二人展開催。2008年ときの忘れもののグループ展に出品。現在、スペインで制作を続ける。  根岸文子さんに聞く 2009年3月＜根岸文子展＞出品リスト 2009.3.13［Fri］ - 3.28[Sat]
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VOCA展2009展示風景
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