特集展示:クリストと関根伸夫
会期:2018年7月6日(金)〜7月13日(金) 11:00-19:00※会期中無休
 

 

◆柳正彦〜クリストとジャンヌ=クロードの最新作「ロンドンのマスタバ」訪問報告会
クリストの新作、ロンドンのハイドパーク内の湖に浮かべるマスタバ(ドラム缶の構築物)に参加してきましたので報告会を開催します。

日時:2018年7月12日(木)18時
会場:ときの忘れもの
参加費:1,000円 ※当日受付にてお支払いをお願いいたします
要予約:必ず「件名」「お名前」「住所」を明記の上、メールにてご連絡ください。
定員(15名)に達し次第締め切ります。

E-mail. info@tokinowasuremono.com

 


■クリストとジャンヌ=クロード (1935〜2020年、1935〜2009年)
クリストは1935年6月13日ブルガリア・ガブロヴォ生まれ。1956年にチェコ・プラハへ、1957年にオーストリア・ウィーンへ逃れ、その後スイス・ジュネーヴへ移住。1958年にパリへ渡り、妻となるジャンヌ=クロード・ドナ・ド・ギーボンに出会う。ジャンヌ=クロードはクリストと全く同じ1935年6月13日にフランス領モロッコ・カサブランカに生まれた。二人は1964年にニューヨークに移住し、生涯に亘り巨大な環境アートを共に造る人生のパートナーとなる。ジャンヌ=クロードは2009年11月18日死去、クリストも2020年5月31日、50年以上を過ごしたニューヨークの自宅で死去。
クリスト個人による初期の包まれたオブジェから、ジャンヌ=クロードと共に造る記念碑的な野外プロジェクトは、従来の絵画、彫刻、建築の境界を超えたところにある。主な作品は《包まれた海岸》(1968〜1969、オーストラリア・シドニー近郊)、《ヴァレー・カーテン》(1970〜1972、アメリカ・コロラド)、《ランニング・フェンス》(1972〜1976、アメリカ・カルフォルニア)、《囲まれた島々》(1980〜1983、アメリカ・マイアミ)、《包まれたポン・ヌフ》(1975〜1985、フランス・パリ)、《アンブレラ》(1984〜1991、日本・茨城/アメリカ・カルフォルニア)、《包まれたライヒスターク》(1971〜1995、ドイツ・ベルリン)、《ゲート》(1979〜2005、ニューヨーク・セントラルパーク)、《フローティング・ピアーズ》(2014〜2016、イタリア・イゼオ湖)、《ロンドン・マスタバ》(2016〜2018、ロンドン・サーペンタイン・レイク)など多数。


■関根伸夫(せきね のぶお) (1942〜2019年)
1942年(昭和17年)9月12日埼玉県生まれ。1968年多摩美術大学大学院油絵研究科修了、斎藤義重に師事。1960年代末から70年代に、日本美術界を席捲したアートムーブメント<もの派>の代表的作家として活動。1968年の第一回須磨離宮公園現代彫刻展受賞作「位相 大地」は戦後日本美術の記念碑的作品と評され、海外でも広く知られている。1970年ヴェニス・ビエンナーレの日本代表に選ばれ、渡欧。ステンレス柱の上に自然石を置いた「空相」はヴェニス・ビエンナーレの出品後にデンマーク・ルイジアナ美術館の永久所蔵作品(セキネ・コーナー)となる。建築と芸術が融合したイタリアの都市・建築空間に感銘を受け、日本ではまだなじみの薄かった<環境美術>をテーマとした活動をするため帰国、1973年に(株)環境美術研究所を設立する。1975年現代版画センター企画による全国同時展「島州一・関根伸夫 クロスカントリー7,500km」を機に版画制作に本格的に取り組む。1978年にはルイジアナ美術館(コペンハーゲン)他、ヨーロッパ3国巡回個展を開催する。全国各地で数百に及ぶアートプロジェクトにアーティスト、アートディレクターとして参画。2000年光州ビエンナーレ、2002年釜山ビエンナーレのほか、2001年イギリス・テートモダンギャラリーにて開催の「世紀」展では1969- 1973年の東京を代表する作家として参加。2012年「太陽へのレクイエム:もの派の美術」(Blum & Poe、ロサンゼルス)に参加し、アメリカでも脚光を浴びる。2019年5月永眠。

 



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