◆銀座ギャラリーせいほう
「倉俣史朗展 ―Shiro Kuramata Cahier 刊行記念展」

会期=2020年11月16日[月]―11月28日[土]11:00-18:30
※22日[日]、23日[月]休廊

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『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』刊行記念動画

映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也




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主催/会場:ギャラリーせいほう
(東京都中央区銀座 8丁目10番7号 東成ビル1 F)


展示風景
撮影:塩野哲也

1960年代後半から空間デザイン、家具デザインの分野で革新的な作品を発表した世界的デザイナー倉俣史朗。アクリル、ガラス、アルミニウム、スチールメッシュを多用し、生涯にわたって好んだアクリル素材では日常の空間に無重力を作り出したような、透明で浮遊感のある作品を多数生み出しました。1991年に急逝した倉俣史朗は来年没後30年を迎えますが、現在もなおその独創性と希有な存在から国内外で高い評価を保ち続けており、同時代を知らない若い世代のクリエイターたちにも影響を与えています。

この度、ときの忘れものでは、倉俣史朗が生前描き溜めたスケッチをシルクスクリーンにした『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』1集と2集を同時刊行しました。刊行を記念して、ギャラリーせいほうにて「倉俣史朗展―Shiro Kuramata Cahier 刊行記念展」を開催します。作品集は、ご夫人の倉俣美恵子さんと1996-99年原美術館を皮切りにアメリカ、ヨーロッパを巡回した「倉俣史朗の世界」展のカタログ編集長を務めた植田実さんのお二人の監修のもと、刷り師の石田了一さんによるシルクスクリーン各10点を収録しています。

本展出品作品は、作品集『倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier』(1集と2集)、エキスパンドメタルによる椅子《How High the Moon》、浮遊感と透明感にあふれた代表作の飾り棚《Cabinet de Curiosite(カビネ・ド・キュリオジテ)》他。代表作《ミス・ブランチ》(1988)と、倉俣史朗デザインによるイッセイミヤケの香水瓶モックアップ一式を参考出品します。


倉俣史朗 KURAMATA Shiro(1934-1991)
1934年東京・本郷(現・文京区本駒込)に生まれる。41年東京・昭和小学校入学。第二次世界大戦の影響で44年静岡、さらには神奈川に疎開。46年神奈川・鐡小学校卒業、東京に戻る。48年文京区立第九中学校卒業。53年東京都立工芸高校木材科卒業。54年帝国機材家具工場入社。56年桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。57年三愛宣伝課入社。64年松屋インテリアデザイン室嘱託。
1965年クラマタデザイン事務所設立。70年日本万国博覧会(EXPO’70)に参加。81年エットレ・ソットサスの誘いで「メンフィス」に参加。1960年代はじめのショーケースデザインやディスプレイデザインからインテリア、建築計画、会場構成、独立してからは家具や小物類のデザイン、本格的なインテリアの仕事に独自の表現が展開される。70年代中期には建築設計から家具、小物、素材の開発にいたるまで、すべてが「倉俣史朗の世界」の色彩に染められてゆく。1991年2月1日逝去。
1972年第18回毎日デザイン賞、1981年第2回日本文化デザイン賞、1990年フランス文化省芸術文化勲章を受章。生前の著書に、『倉俣史朗の仕事』(鹿島出版会、1976)、『倉俣史朗 1967―1987』(パルコ出版、1988)、『未現像の風景』(住まいの図書館出版局、1991 本文校了後に急逝されたのでここでは生前の著書としたい。唯一の回想記でもある)がある。以後多くの人々の包括的多角的な評価による作品集や論集の雑誌特集、単行本出版あるいは企画展示が続いている。例えば1996年、原美術館で開催された、没後初の「倉俣史朗の世界」展とそのカタログがあり、2011年、21_21 DESIGN SIGHTでの「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展とそのカタログがある。さらにはその翌年に同展のレクチャー集『倉俣史朗読本』も刊行されている。


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