舟越直木 Naoki FUNAKOSHI
1953年東京都生まれ。父は彫刻家の舟越保武。78年東京造形大学絵画科卒業。83年銀座・みゆき画廊で個展。以後、なびす画廊、MORIOKA第一画廊、ときの忘れもの、ギャラリー寺下、ギャラリーせいほう他での個展を中心に発表。1998年長岡・新潟県立近代美術館[インサイド/アウトサイド日本現代彫刻の8人]に出品。2000年岩手・萬鉄五郎記念美術館で[舟越直木・阿部陽子展]開催。
不定形な山型や人体の部分を思わせる独特のドローイング作品、何よりその色彩感覚に惹かれます。ブロンズによる彫刻作品も生物の原初のイメージを思わせるものから、葡萄粒のような球体が連鎖する作品など、大きな振幅を持っていますが、いずれもシンプルで豊かな感性がストレートに伝わってきます。2017年死去。