磯崎新・大分合同新聞1


磯崎新・大分合同新聞2



磯崎新・大分合同新聞3



磯崎新・大分合同新聞4


2016年オリンピック招致に名乗りを上げた福岡市と東京都の争いは結局33対22で東京に軍配があがりました。
おかけで(?)、数年来の懸案企画である磯崎新連刊画文集「百二十の見えない都市」の版元である私たちにとってはようやく磯崎新先生に制作時間をとってもらえると、ほっとしております。
先日、久しぶりに磯崎新アトリエで先生と打ち合わせを行ないました。
海外の仕事ばかりが多い昨今の磯崎新先生ですが、連刊画文集「百二十の見えない都市」の制作に復帰されたのを機に、今後は随時このブログで磯崎先生の活動をフォローしてゆきたいと思っています。

先ず、ご紹介するのは、先生の故郷大分で発刊された「G」(大分合同新聞120周年記念事業)というタブロイド判の刊行物に掲載されたインタビューです。
「アーティストだって、サラリーマンだって、結局、財産、地位、名誉が仕事の目標になってしまう。だから、僕はそのすべてを捨てようと思った。そうしたら、仕事が楽しくなった(笑)。僕は生きていることも、アーティストも、ボランティアだと思っている。いま、純粋に興味を持てる仕事や、未来を感じる都市計画に時間を費やしたい。・・・・」
最近の磯崎先生の泰然たる雰囲気はこういう思いからきているのだとしみじみ思います。
注目すべきは、このインタビューでご自身を「アーティストだ」と言い切っていることですね。反建築、UNBUILTを標榜する磯崎先生の覚悟を知る思いです。
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