



先日、<軽井沢の雨にバッハを聴く>と題した中で、「昨今の業界事情は私たち老兵には理解できないスピードで変化しているらしく、先日も数少ない画商の友人Z氏が、カイカイキキだの、タカノ綾だの、ミスターだの、パンツ男(?)だの今の売れ線をレクチャーしていってくれたのだが、まったく私は反応できなかった。」と書いた。
それを読まれたある詩人の方が「笑ってしまった」とありがたいコメントをブログに書いて下さった。
まあ、それでも対岸の火事くらいにしか思っていなかったのだが、今日来たエアメールを開いて愕然とした。
フランスはリヨンの美術館からの9月23日のヴェルニサージュの招待状なのだが、んんん?
「Aya Takano」「Mr.」「Chiho Aoshima」
なんだこりゃ、先日友人から<いまどきの売れ筋>とレクチャーを受けた作家たちではないか。
ああ、ついに我が愛するフランスの美術館も、これら日本のアニメ系作家に席捲されるのか。
私、日本語以外は全く話せないのだが、なぜかフランス人の会社にいたことがあり、年に何度もフランスに赴き仕事をしたことがある。
そのときお世話になった美術館の学芸員の皆さんから、いまでもときどき便りをいただく。
リヨン美術館もそのひとつなのだが、愕きましたねえ。
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