ドアノー・メリーゴーランド

ロベール・ドアノー Robert Doisneau
 「バレ氏のメリーゴーランド
  Le Manege de Monsieur Barre」
 1955, Printed in 1977
 Gelatin Silver Print
 30.5×25cm
 Signed 写真右下に自筆サイン

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「レンズは主観的だ。この世界をあるがままに示すのではない。私が気持ちよく感じ、人々が親切で、私が受けたいと思うやさしさがある世界だ。私の写真はそんな世界が存在しうることの証明なのだ。」
自作についてこのように語ったロベルト・ドアノー(1912-1994)は、パリの街や郊外において、一般市民の混沌とした日常生活のなかで起きる、予想できない奇跡的な瞬間をユーモアと情念を持って撮影し続けます。
その作品からは暖かなものが伝わってきます。街の中の人物、建物、背景などを前に自らが信じる世界観が明らかになる「感嘆する瞬間」が訪れるのを忍耐強く待ち、「永遠から獲得した数分のうちの1秒」をカメラにおさめたのでした。