
黒崎彰 Akira KUROSAKI
「風に想う」
1983 woodcut
Image Size 17.0×16.0cm
Ed.365 Signed
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◆黒崎彰(くろさき あきら)は、1937年旧満州大連生まれ。京都工芸繊維大学卒。錦絵に魅了され'65頃より木版画をはじめた。1967年国画会で新人賞受賞。1970年第14回シェル美術賞展・3席。第7回東京国際版画ビエンナーレ・文部大臣賞。第3回クラコウ国際版画ビエンナーレ・メダル賞、ワルシャワ国立美術館買上賞を次々と受賞し、一躍70年代版画界のスター的存在となる。以後、独特の黒色をベースにした多色木版画で、世界的な評価を獲得し、欧米のみならず中国や韓国など各地に招かれ作品を発表している。1981年ソウル国際版画ビエンナーレ大賞など国際展での受賞は数知れず、著書も多数。京都精華大学教授。
◆錦絵のもつ情念を現代に蘇らせたとして高い評価を獲得した黒崎の作風が大きく転換した80年代初頭の作品です。黒の基調はかわらないが、初期の重苦しいまでの重厚な雰囲気から打って変わって、まさに「風」のような軽やかさが画面を流れています。
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