小野隆生展オープニング小野隆生展オープニング2

 

2004年5月の個展以来、3年ぶりにイタリアから小野隆生先生を迎えて13日から「小野隆生新作展 2007」が始まりました(会期は28日まで)。
初日13日のオープニングには心配していた雨もなく、たくさんのお客さまにご来場いただきました。
作家が海外におり、ごくたまにしか帰国しないこと、寡作で作品を見る機会があまりないこと、さらに今回は大作が並ぶとあって、小野隆生ファンたちは楽しみにされていたようです。
遠方からのお客様も少なくなく、夕方から夜7時過ぎまで人の流れの途切れることはありませんでした。
二次会にも30人近くが参加され、その後の三次会、四次会を終え、私たちが帰宅したのは翌日の2時を回っていました(疲れた!)。

オープニングというのは、何年やっても慣れないものですね。
人様のオープニングに伺い、ごくたまに私たちしかいないときなど、帰るに帰れず早くどなたか次の方が来てくれないかしらとはらはらすることもありますし、逆に余りの人の多さに作家ご本人に挨拶もできず、そそくさと会場を後にすることもあります。
今回の小野隆生展のオープニングは、そういう意味では理想的なオープニングだったかも知れません。
小野先生が旧知のお客様との再会を抱き合って喜ぶさまはさすが「イタリア人」と思いますし、作品は買っているが小野先生には一面識もないお客様、そしてマスコミや、画廊の方などを小野先生にご紹介できたことも嬉しいことでした。

前原冬樹

左から小野隆生先生、木彫の前原冬樹先生、綿貫不二夫

青山・金華飯店にて 左から綿貫不二夫、綿貫雄高、石田俊子、立って挨拶する小野隆生先生、内田実弁護士、脇陽子弁護士

いつも不思議に思うのですが、ときの忘れものの展覧会に「作家」の方が多く来るのは小野隆生展だけです。きっとプロが見逃せない何かがあるのでしょう。
今回も私どもが密かに敬愛する木彫の前原冬樹さんがとび職人さながらのニッカポッカ姿で来廊されたので嬉しくなりました。あんなに凄い彫刻をつくる人が気になるんですね。
また盛岡からは画家の戸村茂樹さんが奥様といらしてくださいました。戸村さんとは以前、ミケランジェロのピエタ像を全部見て回るという旅をご一緒したことがあります。近畿日本ツーリストのパック旅行だったのですが、バスでローマ、フィレンツェ、ミラノと回る中、途中から小野先生が勝手に乗り込んできて、われわれ一行だけが別行動をとるという、添乗員さん泣かせの旅でした。

小野隆生先生は相変わらずのおしゃれないでたちでお客様と談笑されていました。
来週21日(土)5時からのギャラリートーク(小野隆生VS河合哲夫)はまだ余裕がありますので、お申し込みください。

新人の尾立麗子が一人で完成させたカタログも出来上がりました(1,050円、送料無料)。