木内邸

「木内邸にみる近代のたてもの」展のご案内
会期:2007年9月1日(土)~10月14日(日)、  
   9:30~16:30
場所:市川市木内ギャラリー
千葉県市川市真間 4-11-4
047-371-4916、 
   http://www.tekona.net/kiuchi/index.php
主催:(財)市川市文化振興財団、 
後援:市川市、 
協賛:日本大学生産工学部、和洋女子大学、 
監修:藤谷陽悦

関連イベント:
  9月9日(日) 14:00~15:00
     「国府台丘陵の歴史風土と木内重四郎邸について」 藤谷 陽悦
  9月30日(日) 14:00~15:00
     「木内重四郎について」 奥住 淳(芝山町教育委員会)
交通案内:
    京成国府台駅より徒歩8分
    JR市川駅より徒歩20分
    松戸車庫行バス「真間山下」徒歩5分

木内ギャラリーは市川市国府台にあった木内重四郎の邸宅跡地に建てられた小さなギャラリーで、その洋館部分を再建して復元したものです。
木内邸は京都府知事を務めた木内重四郎の別邸として、和洋館並列型の面影を残した珍しい住宅でした。
木内夫人が亡き後、鹿島建設の社員寮となり、その後空き家が続いて9年前(1998年11月)に当研究室が調査を始めましたが、途中で不動産会社によって開発の声が持ち上がり、調査は中止となりました。
周りは緑に覆われた風致地区です。開発には住民から反対の声が上がり、市側で買収を試みましたが、結局折り合わず、取り壊されて、現在は低層のマンションとなっています。
その後、マンション会社が洋館部分のみを再建ししました。現在はレプリカ保存によって市側に寄贈され、近隣住民を対称とした公民館施設(ギャラリー)として利用されています。
元あった木内邸は、住宅作家で知られた保岡勝也が和館部分を、大蔵営繕部にいた鹿島貞房が洋館部分を担当した大邸宅でした。
今回、ギャラリーが開館3年を迎えるに当たり、元あった住宅を日本大学生産工学部藤谷研究室に所蔵されている写真・図面・模型によって展観しようという試みです。