
久しぶりに紅葉の福井を走り回ってきました。
いつもは必ず寄る勝山には時間の都合でうかがえませんでしたが、福井で新鮮な鯖の寿司を、武生では名物おろし蕎麦をおいしくいただいてきました。
そういえば勝山にある磯崎新の名建築・中上邸イソザキホールで地元の愛好家のグループの主催で難波田龍起展が開催され、難波田先生ご夫妻を勝山にご案内したのはずいぶん昔になります。
先生が92歳の生涯を閉じられたのはちょうど10年前の11月8日でした。
ときの忘れものでは、明日から難波田龍起展を開催します。
◆難波田龍起 没後10年展 未発表版画を中心に
会期=2007年11月8日[木]―11月17日[土]12時-19時 *日・月・祝日休
先生は亡くなる年のその春まで100号の大作に挑む程お元気でした。
私どもは版元として1970年代から難波田先生の版画を多数エディションしてきました。
最後に病院に伺ったのは亡くなられる少し前でしたが、旧友瑛九の作品集(1997年、日本経済新聞社)に挿入するオマージュ版画へのサインをお願いしたことを昨日のことのように思い出します。
難波田先生はたくさんの銅版画を手掛けられましたが、中には試刷りのみで終わってしまった作品も少なくありません。
(そのあたりのことは、追悼文集に書いたことがありますので、ご参照ください。)
それら希少な未発表版画を中心に油彩、銅版画・リトグラフなど20点を出品します。
出品リストは、ホームページに掲載しました。
ぜひお出かけください。
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