◆『リルケ全集第5巻』1973年 彌生書房
19.3×14.5cm 510ページ
ヴォルプスヴェーデのフォーゲラーの白樺の家<バルケンホフ>には多くの画家や文学者たちが集いましたが、中でもリルケとの交友は重要なものでした。
1898年フィレンツェへの旅でリルケに出会います。
リルケはその後、<バルケンホフ>を訪れ、1902年にヴォルプスヴェーデの画家たち(フリッツ・マッケンゼン、オットー・モーダーゾーン、フリッツ・オーヴァーベック、ハンス・アム・エンデ、ハインリッヒ・フォーゲラー)について執筆、翌年出版されました。
のちには疎遠となる二人でしたが、同時代に書かれた重要な作家論でしょう。
リルケ全集第5巻所収の<ヴォルプスヴェーデ>(吉村博次訳)113~252ページに所収。
◆『美術手帖 1979年2月号』1979年 美術出版社
この文献紹介の第2回で取り上げた、リッカー美術館でのハインリヒ・フォーゲラー展に取材して、156~179ページにわたり特集、「光の希求」と題して麻原雄が執筆しています。
◆ときの忘れものでは4月4日~4月19日まで「フォーゲラーとその時代展」を開催中です。

ハインリヒ・フォーゲラー Heinrich Vogeler
「春」
1896 銅版
34.2x24.7cm
版上サイン
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このフォーゲラーの「春」ほど白樺派はじめ当時の日本の美術愛好家たちに大きな影響を与えた作品はないでしょう。文字通りフォーゲラーの代表作です。
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