ときの忘れもので開催中の「アンドレ・ケルテス展」には代表作11点を展示しており、その価格については、先日サザビーズのここ数年の落札記録をご紹介しました。
ところがそんな数字などふっとぶようなニュースが入ってきました。
Andre Kertesz[The Satiric Dancer]アンドレ・ケルテス Andre KERTESZ
「Paris,Magda,The satiric dancer,1926
　おどけた踊り子、パリ、1926年」


来月5月15日に開催されるロンドンクリスティーズの写真のオークションにはアンドレ・ケルテスの写真23点が一挙に出品されるのですが、その評価（エスティメート）の高いことには仰天しました。
上に掲載したと同じ、「おどけた踊り子」の1926年のヴィンテージ・プリントが出るのですが、
Lot 7　アンドレ・ケルテス「おどけた踊り子」（ヴィンテージ）
エスティメートは、£200,000 - £300,000 ($397,600 - $596,400)
日本円に換算すると約4,000万－6,000万円！

この調子だとケルテスの写真が１億円になる日もそう遠くないかも知れません。

その他の作品も「おどけた踊り子」ほどではありませんが、軒並み数百万から一千万円以上の高額のエスティメートがつけられています。
このロンドンクリスティーズの写真オークションにはケルテスの他にアッジェ、アンリ・カルティエ＝ブレッソン、ハリー・キャラハン、マリオ・ジャコメッリ、ハーブ・リッツなど錚々たる写真家の作品が出品され、日本人も杉本博司、植田正治、森山大道、石元泰博、そしてときの忘れもので１月に個展を開いた柳沢信の写真も出品されています。
ぜひご参照ください。
http://www.christies.com/LotFinder/searchresults.aspx?intSaleID=21505#intSaleID=21505

◆ときの忘れものでは、4月22日～5月2日まで「アンドレ・ケルテス写真展」を開催中です。どうぞお出かけくださいです。

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