群馬県立美玄関
シャネルのチケットを手配してくれたHさんから携帯に「滑り込みで磯崎展観てきました」とメールが入った。
その直後には年少の建築家の卵K君からもメールが入った。
「実は、昨日、やっと時間を作りまして、磯崎さんの美術館を見てきました。(もちろん高崎線とバスで往復4000円でした)30年前に設計したとは思えない明確なコンセプト、ホワイトキューブ空間のはじまりを感じました。素晴らしかったです。また、あれだけの建築を生み続けるエネルギーに大いに触発されました。スケッチもして、またこれから精進して、頑張っていこうと思います。」
私もこのブログでオルグした甲斐があったというものです。
先日の植田実さんのレポートをお読みいただきたいのですが、今回の群馬県立近代美術館のリニューアル記念の磯崎新展は、日本の美術館建築を考える上で見逃してはならない展覧会です。
建物は壊されない限りいつでも観にいけますが、設計者自らが企画した自選展はそういつでもあるものではない。これを見逃したらきっと後悔します。
偉大な建築は、写真や図面では決して体験できない、空間をもっています。
若い皆さん、群馬の森の中で、磯崎建築の最良の空間を体験してください。
会期は22日(日)まで、今日をいれて三日間です。