「空から エスキース3」2008年
テラコッタ
D21.5×W20.0×H31.0cm
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明日から、ときの忘れものと、銀座8丁目のギャラリーせいほうの二会場で「北郷悟展ー空からー」を開催します。
東京での個展は実に7年ぶりですが、前回は版画掌誌第4号で特集を組みました。
北郷先生は、主にテラコッタを素材に制作されていますが、コンピュータを使った立体造形の新たな可能性にも意欲的で、NASDAとの共同研究(宇宙開発事業団)や高村光雲作広瀬宰平像の復元研究を進め、2000年にはアメリカで開催された世界の美術学校によるコンピュータによる彫刻展(研究室)でグランプリを受賞するなど、ユニークな活動も展開しています。
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テラコッタ (terra cotta) とは陶器や建築用素材として使われる粘土のこと。粘土から作られた焼き物を指す用語でもある。イタリア語で焼いた (cotta) 土 (terra) を意味する。テラコッタは普通、茶色かかったオレンジ色を呈している。そのため、茶色かかったオレンジ色を指す色名テラコッタ(terracotta)としても使われる。焼成温度によって出来上がりの色彩が変化する。800度程度で焼成されたものがよく見られる。
テラコッタにはレンガや屋根板と同様、彫刻や陶器に使われてきた長い歴史がある。古代においては、彫刻をこしらえたあと、天日干しにしていた。その後、火おけの灰の中に入れて焼き固めるようになった。最終的には今日見られるのと同様に釜に入れて焼くようになった。
紀元前210年から209年にかけて建設された始皇帝の兵馬俑にもテラコッタが使われている。(ウィキペディアより引用)
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手にこだわり、焼き物としての彫刻をつくる一方で、コンピュータによる造型にも取り組む北郷先生の多彩な表現を見ていただきたいと思います。
◆ときの忘れものでは、6月23日[月]―7月5日[土]まで「北郷悟展ー空からー」を開催しています。本展のみは月曜も開廊しています。ぜひお出かけください。
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