暑い夏、ジョック・スタージス展に続き、明日8月22日[金]―8月30日[土]まで「ヤン・ソーデック写真展」を開催します。「生」と「性」を、時にはメタファーとして、時にはストレートに表現したヤン・ソーデックの作品は、独特な世界を現出させ、高い評価を得ています。その特徴を際立たせるのが「壁」の存在です。「壁」の前を舞台として演じられる、様々な喜劇、悲劇は、まさに人生であり、戯画化された痛烈なアイロニーとなって強い印象を与えます。
ヤン・ソーデック Jan SAUDEK「Forest of Love and Death」
◆ヤン・ソーデック Jan SAUDEK(1935年~ )
1935年プラハ生まれ。6人の兄弟を強制収容所で亡くす。15歳の時初めてカメラを手にし、写真家を志す。プラハのグラフィックアートの学校で学んだ後、1983年まで写真製版のカメラマンとして働きながら写真を撮り続ける。1963年プラハで初個展。1971年彼の重要なモチーフとなる「壁」を発見する。この頃から世界的に知られるようになり、海外で多くの展覧会が開催される。
1977年頃からモノクロ写真に手彩色を始める。1984年フリーランスとなる。1990年フランスのレジオン・ド=ヌール勲章のシュバリエ章を受章。
パブリック・コレクション:ポンピドゥーセンター、メトロポリタン美術館、ポール・ゲティ美術館など。
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