駒井哲郎先生は、1976年11月20日に亡くなりました。今年が33回忌にあたります。
毎年この時期にお弟子さんたちが集まり「銀杏忌の会」が開催されてきたのですが、だんだん参加者のお歳も高くなり、今年を最後に閉会するという案内をいただきました。
先月21日、銀座で開かれた最後の「銀杏忌の会」に私も出席させていただきました。最後とあってか60名を越す大勢の皆さんが集まりました。


世話人の中林忠良先生(東京芸大名誉教授)の司会で始まり、先ず野見山暁治(駒井先生の同級生)先生が挨拶され、お弟子さんの柳澤紀子先生の音頭で遺影に献杯。その後は懇談と、加納光於、馬場駿吉(俳人、名古屋ボストン美術館館長、駒井作品のコレクター)、鎌谷伸一、辰野登恵子、池田良二、粟津則雄(いわき市立草野心平記念文学館館長)らの諸先生がこもごも駒井先生への思いを語られました。
世田谷美術館の学芸員・清水真砂先生からは世田谷美術館に寄託されている福原コレクションの点数が300点を超えたこと、再来年2010年の生誕90周年を記念して全国の公立美術館での回顧展の巡回が計画されているいこと、それを機にレゾネの編集刊行も計画されていることなどが披露されました。
多摩美術大学での教え子である渡辺達正先生(多摩美術大学教授、春陽会理事長)は、駒井先生の最後のパリ行に同行されたときの思い出を語り、「弟子の一人として、ご遺族の意向を尊重しながら、残された原版と資料の長期的な保存について、尽力したい」と静かに語られました。
最後に遺族として駒井美子さんが「駒井は優しい人でした」とスピーチされ、盛会のうちに終了。
参会者には駒井家から『白と黒の造形』(講談社学芸文庫)が贈られました。
私はあまりオープニングなど出ないので、参会者のお名前を全部はわかりませんが、上記の皆さんの他に、ご子息の駒井亜里さんはじめ、幸田美恵子、野田哲也、渡辺達正、相笠昌義、磯見輝夫、河内成幸、中山隆右、山中現らの作家、本江邦夫(府中美術館館長)、猿渡紀代子(横浜美術館)、河合晴生(東京都美術館)、横山勝彦(練馬美術館)、田中三蔵(朝日新聞)、上甲ミドリ(元美術出版社、レゾネ編集者)、小林基輝(修復家)、松山龍雄(元『版画芸術』編集長)、荒井一章(不忍画廊)らの皆さんが出席されていました。
席上発表された回顧展、レゾネの刊行などの計画には、私どもも微力ながら協力したいと考えています。
◆ときの忘れものでは、12月12日[金]―12月27日[土]まで「再発見 プリントの美!」を開催します。
毎年この時期にお弟子さんたちが集まり「銀杏忌の会」が開催されてきたのですが、だんだん参加者のお歳も高くなり、今年を最後に閉会するという案内をいただきました。
先月21日、銀座で開かれた最後の「銀杏忌の会」に私も出席させていただきました。最後とあってか60名を越す大勢の皆さんが集まりました。
世話人の中林忠良先生(東京芸大名誉教授)の司会で始まり、先ず野見山暁治(駒井先生の同級生)先生が挨拶され、お弟子さんの柳澤紀子先生の音頭で遺影に献杯。その後は懇談と、加納光於、馬場駿吉(俳人、名古屋ボストン美術館館長、駒井作品のコレクター)、鎌谷伸一、辰野登恵子、池田良二、粟津則雄(いわき市立草野心平記念文学館館長)らの諸先生がこもごも駒井先生への思いを語られました。
世田谷美術館の学芸員・清水真砂先生からは世田谷美術館に寄託されている福原コレクションの点数が300点を超えたこと、再来年2010年の生誕90周年を記念して全国の公立美術館での回顧展の巡回が計画されているいこと、それを機にレゾネの編集刊行も計画されていることなどが披露されました。
多摩美術大学での教え子である渡辺達正先生(多摩美術大学教授、春陽会理事長)は、駒井先生の最後のパリ行に同行されたときの思い出を語り、「弟子の一人として、ご遺族の意向を尊重しながら、残された原版と資料の長期的な保存について、尽力したい」と静かに語られました。
最後に遺族として駒井美子さんが「駒井は優しい人でした」とスピーチされ、盛会のうちに終了。
参会者には駒井家から『白と黒の造形』(講談社学芸文庫)が贈られました。
私はあまりオープニングなど出ないので、参会者のお名前を全部はわかりませんが、上記の皆さんの他に、ご子息の駒井亜里さんはじめ、幸田美恵子、野田哲也、渡辺達正、相笠昌義、磯見輝夫、河内成幸、中山隆右、山中現らの作家、本江邦夫(府中美術館館長)、猿渡紀代子(横浜美術館)、河合晴生(東京都美術館)、横山勝彦(練馬美術館)、田中三蔵(朝日新聞)、上甲ミドリ(元美術出版社、レゾネ編集者)、小林基輝(修復家)、松山龍雄(元『版画芸術』編集長)、荒井一章(不忍画廊)らの皆さんが出席されていました。
席上発表された回顧展、レゾネの刊行などの計画には、私どもも微力ながら協力したいと考えています。
◆ときの忘れものでは、12月12日[金]―12月27日[土]まで「再発見 プリントの美!」を開催します。
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