「再発見!プリントの美」に出品されています作品をご紹介してまいります。第2回目は、澤田知子「Early Days15」です。
澤田知子は、2000年成安造形大学写真クラス在学中にキャノン写真新世紀の特別賞を受賞、2004年には木村伊兵衛賞を受賞し、いま最も注目される作家のひとりとして現在ニューヨークで制作をしています。彼女は、さまざまな扮装をして作品の中に登場します。そのような写真は、シンディー・シャーマンや森村泰昌などの例を挙げるまでもなく珍しいものではありませんが、自動証明写真機で撮った証明写真シリーズ「ID400」や、お見合い写真のシリーズ「OMIAI」など、外見で人間性までを判断してしまうことの危うさを思い知らせてくれます。今日、画廊にいらした細江英公先生も「僕は彼女を高く評価しているんですよ。」とおっしゃっていました。
出品作の「Early Days15」は、タイトルの通り1996年から97年に撮影された初期のシリーズで、自分の撮りたいものをまだ模索している様子が見て取れますが、個人的には、スタイルが出来る前のこのような時期の作品に未完成の面白さや可能性が感じられて興味があります。
澤田知子「Early Days15」
1997年
Gelatin Silver Print
23.0x15.0cm Ed.15 signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
■澤田知子(さわだ ともこ)1977年神戸市生まれ。成安造形大学卒業。2000年キャノン「写真新世紀」で特別賞受賞、自ら変装し外見を変化させることで、外見と内面の関係の曖昧さを追求して一躍注目を浴びる。自動証明写真機で撮った400人(もちろん全て作家自身)の作品や、たった一枚の写真が人生最大の決断と選択を負うこともあり得る、究極の証明写真「お見合い写真」を題材にした作品など、意表をつく写真で海外でも高い評価を獲得している。2004年第29回木村伊兵衛写真賞を受賞、アメリカ国際写真センター(ICP)の「インフィニティー・アウォーズ」若手写真家部門で受賞。
◆ときの忘れものでは、12月12日[金]―12月27日[土]まで「再発見 プリントの美!」を開催しています。
◆オリジナルプリントを挿入した「ときの忘れものアーカイヴスVol.1 五味彬Yellows」特装版を創刊しました。限定175部、挿入されたプリントは技法、サイズ、イメージなど全てが異なります。
価格7,350円(税込)です。
澤田知子は、2000年成安造形大学写真クラス在学中にキャノン写真新世紀の特別賞を受賞、2004年には木村伊兵衛賞を受賞し、いま最も注目される作家のひとりとして現在ニューヨークで制作をしています。彼女は、さまざまな扮装をして作品の中に登場します。そのような写真は、シンディー・シャーマンや森村泰昌などの例を挙げるまでもなく珍しいものではありませんが、自動証明写真機で撮った証明写真シリーズ「ID400」や、お見合い写真のシリーズ「OMIAI」など、外見で人間性までを判断してしまうことの危うさを思い知らせてくれます。今日、画廊にいらした細江英公先生も「僕は彼女を高く評価しているんですよ。」とおっしゃっていました。
出品作の「Early Days15」は、タイトルの通り1996年から97年に撮影された初期のシリーズで、自分の撮りたいものをまだ模索している様子が見て取れますが、個人的には、スタイルが出来る前のこのような時期の作品に未完成の面白さや可能性が感じられて興味があります。
澤田知子「Early Days15」1997年
Gelatin Silver Print
23.0x15.0cm Ed.15 signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
■澤田知子(さわだ ともこ)1977年神戸市生まれ。成安造形大学卒業。2000年キャノン「写真新世紀」で特別賞受賞、自ら変装し外見を変化させることで、外見と内面の関係の曖昧さを追求して一躍注目を浴びる。自動証明写真機で撮った400人(もちろん全て作家自身)の作品や、たった一枚の写真が人生最大の決断と選択を負うこともあり得る、究極の証明写真「お見合い写真」を題材にした作品など、意表をつく写真で海外でも高い評価を獲得している。2004年第29回木村伊兵衛写真賞を受賞、アメリカ国際写真センター(ICP)の「インフィニティー・アウォーズ」若手写真家部門で受賞。
◆ときの忘れものでは、12月12日[金]―12月27日[土]まで「再発見 プリントの美!」を開催しています。
◆オリジナルプリントを挿入した「ときの忘れものアーカイヴスVol.1 五味彬Yellows」特装版を創刊しました。限定175部、挿入されたプリントは技法、サイズ、イメージなど全てが異なります。
価格7,350円(税込)です。
コメント