「マン・レイ展」より「ターバンを巻いた女性」

ただいま開催中の「マン・レイ展」より、出品作品をご紹介します。
今回は、「ターバンを巻いた女性」です。

この作品は、プリントが台紙に貼り付けられていて、その台紙にマン・レイの鉛筆サインがあり、台紙裏には「PHOTOGRAPH MAN RAY」のスタンプがあります。2002年のBUNAKMURAザ・ミュージアムでの「マン・レイ写真展」カタログによると、このスタンプの使われた時期は、1941年から1951年ごろとされています。このイメージは、写真集等では見たことがないので、後であらためてプリントしたということは考えづらい。ということはヴィンテージプリントの可能性もあるということです。そんなことをいろいろ考えるのもマン・レイのプリントの楽しみ方のひとつです。