いま、半蔵門のJCIIフォトギャラリーで細江英公&マリオ・ディアス作品展「キューバと日本」が開催中です。
この展覧会は、日本・キューバ外交樹立80周年を記念して、細江先生がキューバで撮影し、キューバを代表する写真家であるマリオ・ディアスさんが日本を撮影した作品により共同開催されたものです。
展覧会初日の11月3日14時から、ディアスさんによるキューバの写真についてのスライドレクチャーがあり、キューバの1920年代ごろから現代までの代表的な写真、マリオ・ディアスさん自身の写真などをコメント付きで見せていただきました。
この中で、アルベルト・コルダが撮影した有名なチェ・ゲバラの肖像写真のノートリミングのものを初めて見ることが出来ました。ディアスさんは、都市を撮り続けていて、町の中のキューバの国旗を撮ったシリーズが代表作だそうです。
そのあとの質疑応答では、キューバの産業について聞いたり、ちょっと的外れな質問もいくつか出て、どうかと思いましたが、それでも、ディアスさんは熱心に説明してくれました。キューバは、教育、医療、住宅などすべて無料なので、暮らしに対する不安はないものの、収入は少なく、海外旅行などの贅沢はできないとのこと。また、そのお話の中で、キューバに最も近くて豊かなアメリカが、50年間に亘って小さく貧しいキューバを封鎖し続けているのはナンセンスだと、何度も繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。実際、封鎖前にはコダックのフィルムを使うことが出来たのが封鎖によって手に入らなくなり、その後は東ドイツのフィルムを使ったり、映画用の35mmフィルムをパトローネに詰めて使ったりしたそうです。現在でもフィルムを国内で買うことはできず、海外に行く人に買って来てもらうしか手に入れる方法がないという厳しい状況にあるとのことです。
マリオ・ディアスさんの撮った日本は、名所や東京・大阪などの都市を撮影したものですが、ちょっと斜めからの視点で捉えていて、どことも分からないユーモラスな作品になっています。また、細江先生の撮ったキューバは、街角の葉巻売りの女性から跳躍するバレエ学校の生徒などどれも人間をストレートに捉えたもので、若々しく、力のある作品です。
スライドレクチャーのあとは、写真展会場で細江先生、ディアスさんお二人によるギャラリートークとなりました。


細江英公&マリオ・ディアス作品展「キューバと日本」
会期:2009年11月3日(火)~29日(日)
会場:JCIIフォトサロン
102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料:無料
ご紹介するのは、ときの忘れもののコレクション「春本・浮世絵うつし」の中からの一点です。
細江英公
「春本・浮世絵うつし #5-8」
2003年 C-プリント
40.6×50.8cm
Ed. 30 サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
この展覧会は、日本・キューバ外交樹立80周年を記念して、細江先生がキューバで撮影し、キューバを代表する写真家であるマリオ・ディアスさんが日本を撮影した作品により共同開催されたものです。
この中で、アルベルト・コルダが撮影した有名なチェ・ゲバラの肖像写真のノートリミングのものを初めて見ることが出来ました。ディアスさんは、都市を撮り続けていて、町の中のキューバの国旗を撮ったシリーズが代表作だそうです。
マリオ・ディアスさんの撮った日本は、名所や東京・大阪などの都市を撮影したものですが、ちょっと斜めからの視点で捉えていて、どことも分からないユーモラスな作品になっています。また、細江先生の撮ったキューバは、街角の葉巻売りの女性から跳躍するバレエ学校の生徒などどれも人間をストレートに捉えたもので、若々しく、力のある作品です。
スライドレクチャーのあとは、写真展会場で細江先生、ディアスさんお二人によるギャラリートークとなりました。
細江英公&マリオ・ディアス作品展「キューバと日本」
会期:2009年11月3日(火)~29日(日)
会場:JCIIフォトサロン
102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
開館時間:10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料:無料
ご紹介するのは、ときの忘れもののコレクション「春本・浮世絵うつし」の中からの一点です。
細江英公「春本・浮世絵うつし #5-8」
2003年 C-プリント
40.6×50.8cm
Ed. 30 サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
コメント