ときの忘れものでは、今「植田実写真展ー影の空地」を開催中です(※会期中無休)。
建築家ばかりではなく、宮本隆司先生はじめ写真家の方も相次いで来廊されています。
昨日も写真家の村井修先生ご夫妻が見えられ、久しぶりにゆっくりとお話することができました。
『Ed増刊/アンディ・ウォーホル』
1984年 現代版画センター刊
表紙:村井修
1983年に私が宇都宮の大谷石の地下大空間で開催した「アンディ・ウォーホル展」の撮影をして下さったのが村井先生でした。あのとき江戸時代以来、石工が手掘りしてきた巨大な地下空間にドリルをぶちこみ、ウォーホルの展示をして下さったのは関根伸夫先生でしたが、その会場風景の写真撮影を村井先生に依頼することをすすめてくれたのも関根伸夫先生でした。
また余計なおしゃべりで脱線してしまいましたが、画廊での「植田実写真展ー影の空地」がリアル展覧会だとすれば、バーチャル展覧会として毎月ネット上で開催しているのがWEB展覧会で、現在は「品川工展」を開催していますので、ぜひこちらもクリックしてご覧ください。
出品作品は全て販売しています。
品川工先生のお宅に初めてうかがったのはたしか1970年代の末頃でした。
亡くなった練馬のお宅ではなく、王子本町の家の時代です。
不勉強な私は版画家・品川工しか知らずにのこのこ出かけていったのですが、アトリエにところ狭しを並んでいたのはスプーンなど日常の雑器などを使った軽妙なユーモアあふれるオブジェの数々で、驚きました。
兄の力さんはじめ品川一族のことは書き出すときりがないのでやめますが、ペリカン書房・品川力追悼特集はぜひお読みになってください。
品川工先生ご本人にはたくさん作品を扱わせていただき、また従兄弟のKさんが熱心なコレクターで30数年来のお客様だったり、私が編集した『資生堂ギャラリー七十五年史』の編集スタッフに一族のお嬢さんJさんがいたりで、偶然とはいえ、縁の深い作家でした。
一族は皆さん長命で、品川工先生も「生誕100年記念 品川工の版画」を練馬区立美術館で開催されたあと、昨年逝去されました。
今回、WEB展覧会でご紹介している作品はすべて従兄弟のKさん旧蔵の作品です。
品川工
「Denizen of the Lake Depths」
木版
イメージサイズ:24.0×36.3cm
シートサイズ:41.9×52.5cm
Ed.100 サインあり
品川工
「作品」 シルクスクリーン
イメージサイズ:54.7×39.5cm
シートサイズ:59.8×44.0cm
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆品川工(しながわ たくみ)
1908年新潟県に生まれる。本名・関野工。東京府立工芸学校金属科(現都立工芸高)卒業。印刷会社に勤める傍ら、1935(昭和10)年から版画家恩地孝四郎に師事し、木版画を学ぶとともに、写真を応用したフォトグラム、光の版画など多彩な版画を制作。
1947年日本版画協会、1949年国画会の会員となる。1952年のカリフォルニア美術展をはじめ、各地の国際版画展に出品。
版画のほかスプーンなど身近な材料を使ってのモビール、立体など多彩な創作活動をつづけ、常に実験的な新しい造形に挑んだ。
1996年に練馬区立美術館で「メディアと表現-品川工・山口勝弘展 現代美術の手法」が開催され、版画という枠を大きく超えた創作活動が高く評価された。2008年にも同美術館で<特集展示>「生誕100年記念 品川工の版画」展が開催された。2009年死去。
建築家ばかりではなく、宮本隆司先生はじめ写真家の方も相次いで来廊されています。
昨日も写真家の村井修先生ご夫妻が見えられ、久しぶりにゆっくりとお話することができました。
『Ed増刊/アンディ・ウォーホル』1984年 現代版画センター刊
表紙:村井修
1983年に私が宇都宮の大谷石の地下大空間で開催した「アンディ・ウォーホル展」の撮影をして下さったのが村井先生でした。あのとき江戸時代以来、石工が手掘りしてきた巨大な地下空間にドリルをぶちこみ、ウォーホルの展示をして下さったのは関根伸夫先生でしたが、その会場風景の写真撮影を村井先生に依頼することをすすめてくれたのも関根伸夫先生でした。
また余計なおしゃべりで脱線してしまいましたが、画廊での「植田実写真展ー影の空地」がリアル展覧会だとすれば、バーチャル展覧会として毎月ネット上で開催しているのがWEB展覧会で、現在は「品川工展」を開催していますので、ぜひこちらもクリックしてご覧ください。
出品作品は全て販売しています。
品川工先生のお宅に初めてうかがったのはたしか1970年代の末頃でした。
亡くなった練馬のお宅ではなく、王子本町の家の時代です。
不勉強な私は版画家・品川工しか知らずにのこのこ出かけていったのですが、アトリエにところ狭しを並んでいたのはスプーンなど日常の雑器などを使った軽妙なユーモアあふれるオブジェの数々で、驚きました。
兄の力さんはじめ品川一族のことは書き出すときりがないのでやめますが、ペリカン書房・品川力追悼特集はぜひお読みになってください。
品川工先生ご本人にはたくさん作品を扱わせていただき、また従兄弟のKさんが熱心なコレクターで30数年来のお客様だったり、私が編集した『資生堂ギャラリー七十五年史』の編集スタッフに一族のお嬢さんJさんがいたりで、偶然とはいえ、縁の深い作家でした。
一族は皆さん長命で、品川工先生も「生誕100年記念 品川工の版画」を練馬区立美術館で開催されたあと、昨年逝去されました。
今回、WEB展覧会でご紹介している作品はすべて従兄弟のKさん旧蔵の作品です。
品川工「Denizen of the Lake Depths」
木版
イメージサイズ:24.0×36.3cm
シートサイズ:41.9×52.5cm
Ed.100 サインあり
品川工「作品」 シルクスクリーン
イメージサイズ:54.7×39.5cm
シートサイズ:59.8×44.0cm
サインあり
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◆品川工(しながわ たくみ)
1908年新潟県に生まれる。本名・関野工。東京府立工芸学校金属科(現都立工芸高)卒業。印刷会社に勤める傍ら、1935(昭和10)年から版画家恩地孝四郎に師事し、木版画を学ぶとともに、写真を応用したフォトグラム、光の版画など多彩な版画を制作。
1947年日本版画協会、1949年国画会の会員となる。1952年のカリフォルニア美術展をはじめ、各地の国際版画展に出品。
版画のほかスプーンなど身近な材料を使ってのモビール、立体など多彩な創作活動をつづけ、常に実験的な新しい造形に挑んだ。
1996年に練馬区立美術館で「メディアと表現-品川工・山口勝弘展 現代美術の手法」が開催され、版画という枠を大きく超えた創作活動が高く評価された。2008年にも同美術館で<特集展示>「生誕100年記念 品川工の版画」展が開催された。2009年死去。
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