前回の企画展「ハインリッヒ・フォーゲラー展」は私たちの思い込みのようには行かず、売り上げ的には空振りでしたが、ありがたいものでホームページをご覧になったお客様からつい先日ご注文をいただきました。
よく「展覧会が終わると作品は返してしまうのですか」と聞かれます。
どこへ返すの、と反問したくなりますが、ときの忘れものは原則としてコレクションを中心に展示しているので、会期が終わっても売れなかった作品はご覧にいただけます。どうぞ気になった作品があれば、遠慮なくお問合せください。

さて、展覧会のおりに、いくつかの文献を画廊において皆さんに読んでいただきました。
書庫を徘徊していたら、「文献紹介１～６」「文献紹介７」に漏れていたものがみつかったので、忘れないうちにご紹介しておきましょう。


『ハインリヒ・フォーゲラー　書票とその生涯
　日本書票協会通信第83号別冊』

昭和61年7月1日発行、日本書票協会
21.2×15.6cm　16頁　図版33点

テキスト：
山田俊幸「ハインリヒ・フォーゲラーの生涯」
城眞一「フォーゲラーの蔵書票」
岩切信一郎「フォーゲラーの書票と雑誌『白樺』」

●フォーゲラー書票目録●（1896～1923）
107点のタイトル、制作年、サイズ、目録番号が記載されていて貴重です。


左）フォーゲラー「愛」
右）フォーゲラー「春」

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