SEOUL PHOTO 2010 報告会ーコンテンポラリーフォト・マーケットのあしたはどっちだ?ー顚末記 浜田宏司
「やりましょう!」は、なにも某携帯電話キャリアトップだけの台詞ではない。
個人的には、ここ、外苑前ときの忘れもの亭主から同じ台詞を聞く回数の方が多い。
画廊に遊びにきて雑談を交わす中でいろいろな話題が展開されます。私が本業とする企画屋の性か、目新しい話題に対して「それだったら、●●●みたいなこと出来ませんかね?」
と、口走ったら最後、亭主から間髪入れずに「やりましょう!」となってしまい、企画が決定してしまう(本業の方の企画提案もこうならと、いつも思うのですが・・・)。口走ったのが後の祭り、即座に画廊の企画担当者が呼び出されて日程が確定し、翌日には画廊のブログにアップされる。今回もこんな経緯で決定した企画です。5月20日「SEOUL PHOTO 2010 報告会」ーコンテンポラリーフォト・マーケットのあしたはどっちだ?ーと題して、ギャラリートークというよりも、勉強会的な方向性を持ったスライドショーを共催させていただきました。今日はその内容についてレポートいたします。
先月4月29日~5月3日にかけて、韓国のソウル市内でコンテンポラリー・フォトグラフに特化したアートフェア「SEOUL PHOTO 2010」が開催されました。現在企画中のアートブックの取材のため、同時期に韓国に滞在していたので、リサーチのために取材許可を得て会場内を撮影。その写真や韓国のギャラリーの取材写真をスタッフに見せてもらえませんかねと亭主に尋ねられたのが今回の企画の発端でした。
どうせ、現地レポートをするのであれば、他にも韓国のアートシーンに興味のある人を集めてワークショップ的な企画を開催した方が面白いんじゃないですかね?
と、思い付いたまま口に出したのが運の尽き、「やりましょう!」と企画がその場で決定しました。
こちらも、どちらかと言えば悪のりする性分。コアな話題なので、通常のギャラリーから発信するルートでは面白みに欠けると一計を図り、最近ときの忘れもの(@AoyamaCube101)が最近参加したtwitterのフォロワー限定で募集しましょうと提案。新しいメディアの情報発信力の効果測定を兼ねたスライドショーが実現しました。
twitterの告知から開催まで1週間足らずだったので、いつものギャラリートークのような人数ではありませんでしたが、当日は関係者を含めて10名近い参加者がありました。
参加メンバーも個性豊かなキャリアをお持ちの方々ばかりで、写真家、美術館関係者や某アートマガジンの元編集者などに混じり、「SEOUL PHOTO 2010」に出展されたアーティストの参加には、関係者一同驚きの声を上げる場面もありました。参加いただいたみなさまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。
さて、当日交わされた対話の内容に関しては、日本・韓国両国のアートシーンの現状や需要のある作品の特性まで多岐の領域に踏み込んだ意見交換をさせていただきました。しかし、主観に基づいた仮説と推測的な内容が多く掲載するには難しい内容かと思いますので今回は割愛させていただきます。スライドショーの一部の画像を以下に掲載いたします。隣国のコンテンポラリーフォト・マーケットの現状理解の参考にしていただければ幸いです。



日本人作家の展示風景




韓国作家の展示風景



スペイン作家の展示風景
写真・文責:Booklayer / 浜田宏司
*画廊亭主敬白
軽佻浮薄な亭主は、何にでも飛びつく。飛びつかれた方も迷惑な話ですが、今回の報告会は人数は少なかったのですが、なかなか中身の濃い(特に二次会では)議論が交わされ、世間知らずの亭主にとっては目のさめる思いでした。
「イタシャ」などという言葉が飛び交う議論の様子をお伝えできないのが残念ですが、今後の企画について、十二分に参考になりました。
主催者の浜田さん、そして参加者の皆さんに御礼を申しあげます。
◆ときの忘れものは、2010年6月1日[火]―6月12日[土]まで「ウルトラバロック 尾形一郎 尾形優 写真展」を開催します。※会期中無休

キリスト教とメキシコの土着の文化が混じりあって生まれた「ウルトラバロック」、その小宇宙を捉えた写真作品をご紹介します。
「やりましょう!」は、なにも某携帯電話キャリアトップだけの台詞ではない。
個人的には、ここ、外苑前ときの忘れもの亭主から同じ台詞を聞く回数の方が多い。
画廊に遊びにきて雑談を交わす中でいろいろな話題が展開されます。私が本業とする企画屋の性か、目新しい話題に対して「それだったら、●●●みたいなこと出来ませんかね?」
と、口走ったら最後、亭主から間髪入れずに「やりましょう!」となってしまい、企画が決定してしまう(本業の方の企画提案もこうならと、いつも思うのですが・・・)。口走ったのが後の祭り、即座に画廊の企画担当者が呼び出されて日程が確定し、翌日には画廊のブログにアップされる。今回もこんな経緯で決定した企画です。5月20日「SEOUL PHOTO 2010 報告会」ーコンテンポラリーフォト・マーケットのあしたはどっちだ?ーと題して、ギャラリートークというよりも、勉強会的な方向性を持ったスライドショーを共催させていただきました。今日はその内容についてレポートいたします。
先月4月29日~5月3日にかけて、韓国のソウル市内でコンテンポラリー・フォトグラフに特化したアートフェア「SEOUL PHOTO 2010」が開催されました。現在企画中のアートブックの取材のため、同時期に韓国に滞在していたので、リサーチのために取材許可を得て会場内を撮影。その写真や韓国のギャラリーの取材写真をスタッフに見せてもらえませんかねと亭主に尋ねられたのが今回の企画の発端でした。
どうせ、現地レポートをするのであれば、他にも韓国のアートシーンに興味のある人を集めてワークショップ的な企画を開催した方が面白いんじゃないですかね?
と、思い付いたまま口に出したのが運の尽き、「やりましょう!」と企画がその場で決定しました。
こちらも、どちらかと言えば悪のりする性分。コアな話題なので、通常のギャラリーから発信するルートでは面白みに欠けると一計を図り、最近ときの忘れもの(@AoyamaCube101)が最近参加したtwitterのフォロワー限定で募集しましょうと提案。新しいメディアの情報発信力の効果測定を兼ねたスライドショーが実現しました。
twitterの告知から開催まで1週間足らずだったので、いつものギャラリートークのような人数ではありませんでしたが、当日は関係者を含めて10名近い参加者がありました。
参加メンバーも個性豊かなキャリアをお持ちの方々ばかりで、写真家、美術館関係者や某アートマガジンの元編集者などに混じり、「SEOUL PHOTO 2010」に出展されたアーティストの参加には、関係者一同驚きの声を上げる場面もありました。参加いただいたみなさまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。
さて、当日交わされた対話の内容に関しては、日本・韓国両国のアートシーンの現状や需要のある作品の特性まで多岐の領域に踏み込んだ意見交換をさせていただきました。しかし、主観に基づいた仮説と推測的な内容が多く掲載するには難しい内容かと思いますので今回は割愛させていただきます。スライドショーの一部の画像を以下に掲載いたします。隣国のコンテンポラリーフォト・マーケットの現状理解の参考にしていただければ幸いです。
日本人作家の展示風景
韓国作家の展示風景
スペイン作家の展示風景
写真・文責:Booklayer / 浜田宏司
*画廊亭主敬白
軽佻浮薄な亭主は、何にでも飛びつく。飛びつかれた方も迷惑な話ですが、今回の報告会は人数は少なかったのですが、なかなか中身の濃い(特に二次会では)議論が交わされ、世間知らずの亭主にとっては目のさめる思いでした。
「イタシャ」などという言葉が飛び交う議論の様子をお伝えできないのが残念ですが、今後の企画について、十二分に参考になりました。
主催者の浜田さん、そして参加者の皆さんに御礼を申しあげます。
◆ときの忘れものは、2010年6月1日[火]―6月12日[土]まで「ウルトラバロック 尾形一郎 尾形優 写真展」を開催します。※会期中無休

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