細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ
会期=2011年3月18日[金]―4月2日[土] 12:00-19:00 *会期中無休

ときの忘れものでは、3月18日(金)より、昨年の文化功労者に選ばれた写真家・細江英公の新作による「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催いたします。
イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた写真作品です。
2009年11月の細江英公展の会場となったヴィッラ・ボッティーニは天井や壁面にフレスコ画が描かれた邸宅で、その絢爛たる空間に、総延長120mにわたり、細江先生と日本の職人チームが日本的伝統美の粋をこらした赤・青・緑の壁面をしつらえ、〈おとこと女〉〈薔薇刑〉〈鎌鼬〉〈ガウディの世界〉〈春本・浮世絵うつし〉他の代表作の絵巻、軸、屏風を展示しました。
トスカーナ州ルッカはロマネスク建築様式のバジリカ形式で建築されたドゥオモが有名ですが旧市街は16-17世紀にかけて建てられた城壁で囲まれており、美しい街並みを今に残しています。そこで繰り広げられた壮大な古典的建築空間と、和の色彩世界との対決と融合は、カラー作品でなくては表現できなかったでしょう。
撮影は2009年ですが、発表するのは今回が初めてです(ヴィンテージ)。
ホームページに掲載した12点の画像はいかにもけばけばしい感じですが、実物作品の瑞々しい、したたるような美しさには思わず溜め息が出ます。
●細江英公さんが78歳の誕生日を迎える初日3月18日(金)17時よりオープニングを開催します。ぜひご参加ください。
●3月26日(土)17時より、細江英公さんVS大竹昭子さん(文筆家)によるギャラリートークを開催します。
(※要予約、参加費1,000円)メールまたは電話で、ご予約ください。
定員になり次第締め切ります。
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com
細江英公 Eikoh HOSOE
Villa Bottini #1
2009(Printed in 2011)
Type-C print
55.0x43.8cm
Ed.10 Signed
細江英公 Eikoh HOSOE
Villa Bottini #9
2009(Printed in 2011)
Type-C print
55.6x43.3cm
Ed.10 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
―細江英公からのメッセージ―
2009年春、私のところへ"ルッカ・デジタルフォト・フェスト"というところから、『あなたを今年のマスターフォトグラファーに選びました。ついては、120mの壁面を使って展覧会をしてほしい。』というメールが来ました。いったい、誰がどういう理由で私のことを選んだのかわかりませんでしたが、カメラメーカーもない、フィルムメーカーもないイタリアの、そのまた小都市が、写真文化を謳い上げようとする姿勢に感動し、また、120mの壁面で展覧会をするというのは『面白い!』と、申し出を受けることにしました。資料を見ると、これがヴィッラ・ボッティーニという16世紀に建てられた貴族の館で、天井いっぱいにフレスコ画が描かれていて、実に立派な建物なのに驚きました。では、ここにどのように作品を展示しようかと考えたとき、日本的な絵巻ではどうかと思ったわけです。そこで、細江英公写真絵巻制作チーム(和紙染摺り:木田俊一氏、表装:天草仁司氏、詩:朝倉勇氏、アートディレクション:馬淵晃氏)の協力を得て、私の代表作を「細江英公写真絵巻」として制作し、もっとも中世的なイタリアの空間に日本的な写真絵巻を展示することにしたのです。この二つの文化の邂逅が素晴らしい効果を上げて、見事な空間をイタリアの古都の中に出現させました。私は、どうしてもそれをフィルムに定着させたいと思わずにはいられませんでした。
今回のときの忘れものの展覧会をご覧になった方に、少しでもその感動を分かち合っていただければと願ってやみません。 細江英公
ときの忘れものは写真家の新作ポートフォリオを発表したいというのが夢でした。
発表価格は従前では考えられないほどの廉価です。特大サイズ(20×24インチ)で、出力ではなく、印画紙へのType-C print(カラー写真)という仕様は、若い人たちでも額付15万円(シート126,000円)で買えるという私達の希望をかなえてくださった細江先生の厚意によるものです。どうぞお早めにお申し込みください。
■細江英公写真新シリーズ〈ヴィッラ・ボッティーニ〉予約販売のご案内
細江英公〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点組
2009年(2011年プリント)
イメージサイズ55.6x43.3cm
シートサイズ60.9x50.8cm
マット外寸76.0x60.5cm
Type-C Print
限定10部 自筆サイン、限定番号入り
[価格のご案内]
このたびの細江英公写真作品は限定10部とし、5部をセット売り(たとう入り)、5部を単品で販売します。
単品はエディションナンバーによって価格がステップアップするので、先着順で価格は変わります。
●セット売り(たとう入り) 1/10~5/10
1/10~3/10 1,050,000円(税込)
4/10~5/10 海外用
●単品売り 6/10~10/10
6/10 @126,000円(シート/税込)
7/10 @136,500円(シート/税込)
8/10 @147,000円(シート/税込)
9/10 @157,500円(シート/税込)
10/10 @210,000円(シート/税込)
*額代は別途26,250円です。
お申し込み、問合せは電話、メール、ファックスでどうぞ。
■細江英公 Eikoh HOSOE
1933年山形県に生まれる。50年英語を学ぶため米軍居住地に通い、アメリカ人の子供たちを撮影。51年第1回「富士フォトコンテスト」で最高賞を受賞し、写真家を志す。54年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)写真技術科卒業。デモクラート美術家協会の瑛九と出会い、強い影響を受ける。56年銀座・小西六フォトギャラリーにて初個展。59年「VIVO」の設立に参加(61年解散)。60年日本写真批評家協会新人賞、富士フォトコンテスト年間作家賞受賞。63年写真集『薔薇刑』で日本写真批評家協会作家賞受賞。70年写真集『鎌鼬』で芸術選奨文部大臣賞受賞。75年東京写真大学短期大学部(現・東京工芸大学)の教授となる。82年全米とパリで個展開催、パリ市賞受賞。83年アルル国際写真フェスティバル名誉賞受賞。94年東京工芸大学芸術学部教授に就任。日本写真協会年度賞(93年)受賞。95年清里フォトアートミュージアムの初代館長に就任。98年東京工芸大学芸術学部(2003年で定年退職)及び大学院芸術学研究科(修士)課程教授に就任(02年博士課程教授に就任)。紫綬褒章受章。03年ロンドンにて英王立写真協会創立150周年特別記念メダル受章。06年日本人初のルーシー賞(アメリカ)受賞。07年旭日小綬章叙勲。2010年文化功労者に選ばれる。
会期=2011年3月18日[金]―4月2日[土] 12:00-19:00 *会期中無休

ときの忘れものでは、3月18日(金)より、昨年の文化功労者に選ばれた写真家・細江英公の新作による「細江英公写真展―写真絵巻とフレスコ画の時を越えた出会い~イタリア・ルッカ」を開催いたします。
イタリアのルッカにある16世紀の貴族の館を舞台に、ルネサンス期のフレスコ画と21世紀の細江作品との息詰まるような「対決と融合」の瞬間を捉えた写真作品です。
2009年11月の細江英公展の会場となったヴィッラ・ボッティーニは天井や壁面にフレスコ画が描かれた邸宅で、その絢爛たる空間に、総延長120mにわたり、細江先生と日本の職人チームが日本的伝統美の粋をこらした赤・青・緑の壁面をしつらえ、〈おとこと女〉〈薔薇刑〉〈鎌鼬〉〈ガウディの世界〉〈春本・浮世絵うつし〉他の代表作の絵巻、軸、屏風を展示しました。
トスカーナ州ルッカはロマネスク建築様式のバジリカ形式で建築されたドゥオモが有名ですが旧市街は16-17世紀にかけて建てられた城壁で囲まれており、美しい街並みを今に残しています。そこで繰り広げられた壮大な古典的建築空間と、和の色彩世界との対決と融合は、カラー作品でなくては表現できなかったでしょう。
撮影は2009年ですが、発表するのは今回が初めてです(ヴィンテージ)。
ホームページに掲載した12点の画像はいかにもけばけばしい感じですが、実物作品の瑞々しい、したたるような美しさには思わず溜め息が出ます。
●細江英公さんが78歳の誕生日を迎える初日3月18日(金)17時よりオープニングを開催します。ぜひご参加ください。
●3月26日(土)17時より、細江英公さんVS大竹昭子さん(文筆家)によるギャラリートークを開催します。
(※要予約、参加費1,000円)メールまたは電話で、ご予約ください。
定員になり次第締め切ります。
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com
細江英公 Eikoh HOSOEVilla Bottini #1
2009(Printed in 2011)
Type-C print
55.0x43.8cm
Ed.10 Signed
細江英公 Eikoh HOSOEVilla Bottini #9
2009(Printed in 2011)
Type-C print
55.6x43.3cm
Ed.10 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
―細江英公からのメッセージ―
2009年春、私のところへ"ルッカ・デジタルフォト・フェスト"というところから、『あなたを今年のマスターフォトグラファーに選びました。ついては、120mの壁面を使って展覧会をしてほしい。』というメールが来ました。いったい、誰がどういう理由で私のことを選んだのかわかりませんでしたが、カメラメーカーもない、フィルムメーカーもないイタリアの、そのまた小都市が、写真文化を謳い上げようとする姿勢に感動し、また、120mの壁面で展覧会をするというのは『面白い!』と、申し出を受けることにしました。資料を見ると、これがヴィッラ・ボッティーニという16世紀に建てられた貴族の館で、天井いっぱいにフレスコ画が描かれていて、実に立派な建物なのに驚きました。では、ここにどのように作品を展示しようかと考えたとき、日本的な絵巻ではどうかと思ったわけです。そこで、細江英公写真絵巻制作チーム(和紙染摺り:木田俊一氏、表装:天草仁司氏、詩:朝倉勇氏、アートディレクション:馬淵晃氏)の協力を得て、私の代表作を「細江英公写真絵巻」として制作し、もっとも中世的なイタリアの空間に日本的な写真絵巻を展示することにしたのです。この二つの文化の邂逅が素晴らしい効果を上げて、見事な空間をイタリアの古都の中に出現させました。私は、どうしてもそれをフィルムに定着させたいと思わずにはいられませんでした。
今回のときの忘れものの展覧会をご覧になった方に、少しでもその感動を分かち合っていただければと願ってやみません。 細江英公
ときの忘れものは写真家の新作ポートフォリオを発表したいというのが夢でした。
発表価格は従前では考えられないほどの廉価です。特大サイズ(20×24インチ)で、出力ではなく、印画紙へのType-C print(カラー写真)という仕様は、若い人たちでも額付15万円(シート126,000円)で買えるという私達の希望をかなえてくださった細江先生の厚意によるものです。どうぞお早めにお申し込みください。
■細江英公写真新シリーズ〈ヴィッラ・ボッティーニ〉予約販売のご案内
細江英公〈ヴィッラ・ボッティーニ〉12点組
2009年(2011年プリント)
イメージサイズ55.6x43.3cm
シートサイズ60.9x50.8cm
マット外寸76.0x60.5cm
Type-C Print
限定10部 自筆サイン、限定番号入り
[価格のご案内]
このたびの細江英公写真作品は限定10部とし、5部をセット売り(たとう入り)、5部を単品で販売します。
単品はエディションナンバーによって価格がステップアップするので、先着順で価格は変わります。
●セット売り(たとう入り) 1/10~5/10
1/10~3/10 1,050,000円(税込)
4/10~5/10 海外用
●単品売り 6/10~10/10
6/10 @126,000円(シート/税込)
7/10 @136,500円(シート/税込)
8/10 @147,000円(シート/税込)
9/10 @157,500円(シート/税込)
10/10 @210,000円(シート/税込)
*額代は別途26,250円です。
お申し込み、問合せは電話、メール、ファックスでどうぞ。
■細江英公 Eikoh HOSOE
1933年山形県に生まれる。50年英語を学ぶため米軍居住地に通い、アメリカ人の子供たちを撮影。51年第1回「富士フォトコンテスト」で最高賞を受賞し、写真家を志す。54年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)写真技術科卒業。デモクラート美術家協会の瑛九と出会い、強い影響を受ける。56年銀座・小西六フォトギャラリーにて初個展。59年「VIVO」の設立に参加(61年解散)。60年日本写真批評家協会新人賞、富士フォトコンテスト年間作家賞受賞。63年写真集『薔薇刑』で日本写真批評家協会作家賞受賞。70年写真集『鎌鼬』で芸術選奨文部大臣賞受賞。75年東京写真大学短期大学部(現・東京工芸大学)の教授となる。82年全米とパリで個展開催、パリ市賞受賞。83年アルル国際写真フェスティバル名誉賞受賞。94年東京工芸大学芸術学部教授に就任。日本写真協会年度賞(93年)受賞。95年清里フォトアートミュージアムの初代館長に就任。98年東京工芸大学芸術学部(2003年で定年退職)及び大学院芸術学研究科(修士)課程教授に就任(02年博士課程教授に就任)。紫綬褒章受章。03年ロンドンにて英王立写真協会創立150周年特別記念メダル受章。06年日本人初のルーシー賞(アメリカ)受賞。07年旭日小綬章叙勲。2010年文化功労者に選ばれる。
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