先週終了した「東日本大震災支援企画 ジョック・スタージス新作写真展」はおかげさまでたくさんの皆さんにご来場いただきました。
フランスのモンタリヴェやラ・ジェニーのコミュニティで夏を過ごすナチュリストの家族を、自然の中で撮り続けるジョック・スタージスさんについては、前回2010年の個展の折に小林美香さんに寄稿していただいた「ジョック・スタージス新作写真展に寄せて」第一回第二回第三回をぜひお読みください。

3月11日の大震災にいち早くお見舞いと復興支援のメッセージを送ってくれたジョック・スタージスさんからの申し出により当初8月に予定していた個展を急遽繰り上げて開催したもので、売上げの収益は全額被災地に寄付いたします。

さらに、スタージスさんは震災復興支援エディションとして、個展出品作とは別に2点を制作して下さいました(各限定25部、計50点)。
この2点は、5月20日~22日に開催された「アートフェア京都2011」の復興支援チャリティ室に提供し、スタージスさんの強い要望でシート@30,000円(額付40,000円)という破格の価格で頒布しました。京都にお越しになれない方にはウエイティングリストに登録していただき、その整理も昨日一段落しました。

結果からいうと、「E170」(カラー)は完売です。
亭主はこのブログで幾度となく「めざせ完売!」と吼えまくってきましたが、その通り実現したためしなどめったにありませんが、さすがに今回は被災地へ寄せるスタージスさんの気持ちに皆さんが応えてくださり、特にカラー作品の人気は圧倒的で、たとえ京都で一点も売れなくともウエイティングリストに登録された方だけで限定25部を超えていました。
ご協力いただいた皆さんには厚く御礼を申し上げます。
モノクロ作品「C561」はまだ若干残部がありますが、両エディション完売の場合は150万円ほどの金額になります。
アートフェア京都の事務局からまだ正確な報告をいただいていませんが、その清算と皆さんからの入金が完了した時点で、早急に被災地の皆さんに届く形での寄付を考えたいと思います。
当初は日赤を通じての寄付を予定していたのですが、1300億円も集まりながら、いまだ配分されていない現状を考えると、今直ぐに必要なところに直接送金することも検討したいと思います。
皆さんからのご意見や、情報をお待ちしています。