<欧米には、美術館の学芸員らの人材が豊富で、作品をきちんと評価し、価値付けできるメソッドがある。審美眼を備えて信頼するに足るアート市場もある。意地悪なジャーナリズムもよく勉強していて対抗しがいがある。一方、日本は美術館はたくさんあるだけ。ジャーナリズムは印象批評に偏っており、マーケットを蔑視している。オークション会社にしても、贋作(がんさく)をカタログに載せていたりする>
昨日来廊された30数年来のお客様が「ワタヌキさん、村上隆の絵は興味ないけれど、言っていることはまともだね。」とおっしゃる。
えっ、そうですか。と慌てて調べてみたら、「村上隆さんに聞く 世界のトップを取る」という記事のことらしい。
まことにごもっともで、日本の既成画壇(なんていまあるのかしら)や脆弱なジャーナリズム(これももう絶滅寸前か)を相手にしなくて世界の舞台で戦っている人の言葉には真実があります。
昔(いつも昔話ですいません)、菅井汲先生が「ボクは(世界で)一人で戦ってきた(だから日本の美術界の派閥なんかに入りたくない)。」と述懐されてからン十年、ついに堂々と日本の美術界に物申せる作家が出てきたのですね。
(亭主も絵には興味ないけれど)村上さん、がんばって!
「第22回 瑛九展」を開催中ですが、いくつか参考文献をご紹介します。
それぞれの在庫の有無、価格についてはお問合せください。
◆『光の化石―瑛九とフォトグラムの世界』
『光の化石―瑛九とフォトグラムの世界』
1997年 埼玉県立近代美術館 発行
167ページ
22.4x16.5cm
目次(抄):
・テキスト 浮遊する視覚―フォトグラムをめぐって 梅津元
・第1部 光の化石―フォトグラムの世界
・第2部 瑛九のフォト・デッサン―浮遊する視覚
・2-1 フォト・デッサンの理論と実践―杉田秀夫から瑛九へ
・2-2 光と影のたわむれ
・2-3 人・人型・人形
・2-4 マチエールとジェスチュア
・2-5 浮遊する視覚
・第3部 フォトグラムの現在―杉浦邦恵
・資料
◆福富健男著『画家・瑛九の世界』
福富健男
『画家・瑛九の世界』
2011年4月28日
鉱脈社 発行
199ページ
21.0x14.7cm
目次(抄):
I 画家・瑛九の世界
一 画家・瑛九の世界
・瑛九作品の魅力と一般性
・俳句における抽象と具象について―瑛九の絵画との比較において―
・現代版画秀作展と瑛九
・瑛九の印象派風作品と宮崎風景
・瑛九の油絵における初期作品について
・瑛九初期作品における志向について―シュールリアリズムと抽象表現を中心に―
・瑛九の石版画作品について 第一回瑛九展―石版画(リトグラフ)―より
・瑛九銅版画作品の多彩な表現
・瑛九とフォトデッサン
・東京瑛九展の記録
・「セザンヌ・ピカソから現代まで展」―瑛九のこと・浅岡慶子のこと―
・瑛九芸術の評価
・木水育男さんのこと―瑛九を支援した福井の人―
二 瑛九作品の所蔵
・瑛九作品の美術館所蔵
三 瑛九関係資料
・一 瑛九・年譜
・二 瑛九関係著作
・三 表紙絵掲載
・四 関係者別著作
・五 郷土資料
I ふるさと社のこととふるさと社の人たち―瑛九とともに描いた宮崎の画家―
II 宮崎・瑛九の会主催「瑛九展」について
II 諸家美術鑑賞
◆杉田正臣著『父/暁天/瑛九抄』
杉田正臣
『父/暁天/瑛九抄』
2000年8月10日
鉱脈社 発行
400ページ
19.5x13.8cm
目次(抄):
・父
・暁天
・瑛九抄
・解説 山口保明
◆生誕100年記念 瑛九展カタログ
『生誕100年記念 瑛九展』カタログ
2011年
発行:宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館、美術館連絡協議会
編集:高野明広、小林美紀(宮崎県立美術館)、大久保静雄、梅津元(埼玉県立近代美術館)、山田志麻子(うらわ美術館)
292ページ
25.5x21.0cm
目次
・「生誕100年記念 瑛九展」によせて
瑛九と「美術館」 市川政憲
「瑛九さん」から瑛九へ―瑛九の「評価」をめぐって 五十殿利治
・Topic1:文筆家:杉田秀夫から瑛九へ
文筆家としての瑛九 大谷省吾
・Topic2:エスペラントと共に
エスペラントと瑛九 鈴木素直
・Topic3:絵筆に託して
私の中の瑛九 本間正義
・Topic4:日本回帰
瑛九の東洋回帰―身体的実践としての絵画の胚胎 石川千佳子
・Topic5:思想と組織
瑛九の大いなる精神の意思のまわりにあり得た現実 福島辰夫
・Topic6:転位するイメージ
異種メディアのはざまで 谷口英理
・Topic7:啓蒙と普及
技法の質問する前に実践を 島崎清海
・Topic8:点へ・・・
点描・最後の転換 矢野静明
・年譜
・没後の展覧会歴
・文献
・瑛九をめぐる5つの考察
1.瑛九―[エピソード]―私感 大久保静雄
2.都夫人を通して見る瑛九 高野明広
3.装置としての瑛九
―PLAY, FOREWARD, REVIEW, PAUSE, REVERSE, STOP 梅津元
4.瑛九のアトリエ―浦和での足跡をたどって 山田志麻子
5.アーカイヴ調査に見る瑛九 小林美紀
その他にも多数の参考書籍を頒布しています。
●『奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発』展カタログ
●第21回瑛九展 46の光のかけら /フォトデッサン型紙 展ポスター
●1969年南天子画廊『瑛九作品展』図録
●『現代美術の父 瑛九』展図録 特装版・限定150部
●『瑛九石版画総目録』
●1971年『瑛九画集』
●1997年日本経済新聞社『瑛九作品集』
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
出品作品から銅版画・作家自刷りの秀作をご紹介します。

瑛九「コンプレックス」
1956年 銅版(作家自刷り)
23.2x18.2cm Ed.5
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは2012年1月13日[金]―1月21日[土]「第22回 瑛九展」を開催しています。
油彩、水彩、フォトデッサンの他に、久しぶりに版画(銅版、リトグラフ)も展示します。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
昨日来廊された30数年来のお客様が「ワタヌキさん、村上隆の絵は興味ないけれど、言っていることはまともだね。」とおっしゃる。
えっ、そうですか。と慌てて調べてみたら、「村上隆さんに聞く 世界のトップを取る」という記事のことらしい。
まことにごもっともで、日本の既成画壇(なんていまあるのかしら)や脆弱なジャーナリズム(これももう絶滅寸前か)を相手にしなくて世界の舞台で戦っている人の言葉には真実があります。
昔(いつも昔話ですいません)、菅井汲先生が「ボクは(世界で)一人で戦ってきた(だから日本の美術界の派閥なんかに入りたくない)。」と述懐されてからン十年、ついに堂々と日本の美術界に物申せる作家が出てきたのですね。
(亭主も絵には興味ないけれど)村上さん、がんばって!
「第22回 瑛九展」を開催中ですが、いくつか参考文献をご紹介します。
それぞれの在庫の有無、価格についてはお問合せください。
◆『光の化石―瑛九とフォトグラムの世界』
『光の化石―瑛九とフォトグラムの世界』1997年 埼玉県立近代美術館 発行
167ページ
22.4x16.5cm
目次(抄):
・テキスト 浮遊する視覚―フォトグラムをめぐって 梅津元
・第1部 光の化石―フォトグラムの世界
・第2部 瑛九のフォト・デッサン―浮遊する視覚
・2-1 フォト・デッサンの理論と実践―杉田秀夫から瑛九へ
・2-2 光と影のたわむれ
・2-3 人・人型・人形
・2-4 マチエールとジェスチュア
・2-5 浮遊する視覚
・第3部 フォトグラムの現在―杉浦邦恵
・資料
◆福富健男著『画家・瑛九の世界』
福富健男『画家・瑛九の世界』
2011年4月28日
鉱脈社 発行
199ページ
21.0x14.7cm
目次(抄):
I 画家・瑛九の世界
一 画家・瑛九の世界
・瑛九作品の魅力と一般性
・俳句における抽象と具象について―瑛九の絵画との比較において―
・現代版画秀作展と瑛九
・瑛九の印象派風作品と宮崎風景
・瑛九の油絵における初期作品について
・瑛九初期作品における志向について―シュールリアリズムと抽象表現を中心に―
・瑛九の石版画作品について 第一回瑛九展―石版画(リトグラフ)―より
・瑛九銅版画作品の多彩な表現
・瑛九とフォトデッサン
・東京瑛九展の記録
・「セザンヌ・ピカソから現代まで展」―瑛九のこと・浅岡慶子のこと―
・瑛九芸術の評価
・木水育男さんのこと―瑛九を支援した福井の人―
二 瑛九作品の所蔵
・瑛九作品の美術館所蔵
三 瑛九関係資料
・一 瑛九・年譜
・二 瑛九関係著作
・三 表紙絵掲載
・四 関係者別著作
・五 郷土資料
I ふるさと社のこととふるさと社の人たち―瑛九とともに描いた宮崎の画家―
II 宮崎・瑛九の会主催「瑛九展」について
II 諸家美術鑑賞
◆杉田正臣著『父/暁天/瑛九抄』
杉田正臣『父/暁天/瑛九抄』
2000年8月10日
鉱脈社 発行
400ページ
19.5x13.8cm
目次(抄):
・父
・暁天
・瑛九抄
・解説 山口保明
◆生誕100年記念 瑛九展カタログ
『生誕100年記念 瑛九展』カタログ2011年
発行:宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館、美術館連絡協議会
編集:高野明広、小林美紀(宮崎県立美術館)、大久保静雄、梅津元(埼玉県立近代美術館)、山田志麻子(うらわ美術館)
292ページ
25.5x21.0cm
目次
・「生誕100年記念 瑛九展」によせて
瑛九と「美術館」 市川政憲
「瑛九さん」から瑛九へ―瑛九の「評価」をめぐって 五十殿利治
・Topic1:文筆家:杉田秀夫から瑛九へ
文筆家としての瑛九 大谷省吾
・Topic2:エスペラントと共に
エスペラントと瑛九 鈴木素直
・Topic3:絵筆に託して
私の中の瑛九 本間正義
・Topic4:日本回帰
瑛九の東洋回帰―身体的実践としての絵画の胚胎 石川千佳子
・Topic5:思想と組織
瑛九の大いなる精神の意思のまわりにあり得た現実 福島辰夫
・Topic6:転位するイメージ
異種メディアのはざまで 谷口英理
・Topic7:啓蒙と普及
技法の質問する前に実践を 島崎清海
・Topic8:点へ・・・
点描・最後の転換 矢野静明
・年譜
・没後の展覧会歴
・文献
・瑛九をめぐる5つの考察
1.瑛九―[エピソード]―私感 大久保静雄
2.都夫人を通して見る瑛九 高野明広
3.装置としての瑛九
―PLAY, FOREWARD, REVIEW, PAUSE, REVERSE, STOP 梅津元
4.瑛九のアトリエ―浦和での足跡をたどって 山田志麻子
5.アーカイヴ調査に見る瑛九 小林美紀
その他にも多数の参考書籍を頒布しています。
●『奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発』展カタログ
●第21回瑛九展 46の光のかけら /フォトデッサン型紙 展ポスター
●1969年南天子画廊『瑛九作品展』図録
●『現代美術の父 瑛九』展図録 特装版・限定150部
●『瑛九石版画総目録』
●1971年『瑛九画集』
●1997年日本経済新聞社『瑛九作品集』
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
出品作品から銅版画・作家自刷りの秀作をご紹介します。

瑛九「コンプレックス」
1956年 銅版(作家自刷り)
23.2x18.2cm Ed.5
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは2012年1月13日[金]―1月21日[土]「第22回 瑛九展」を開催しています。
油彩、水彩、フォトデッサンの他に、久しぶりに版画(銅版、リトグラフ)も展示します。こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
コメント