山田陽のエッセイ"FRESH BREW NEW YORK" 第14回
現在、アトランタへ向かう飛行機の中です。
2月の中旬からニューメキシコ州を訪れ、ネイティブアメリカンの方達の織物、アクセサリーデザイナー、ターコイズ関連の撮影するという仕事を受けました。
深くさかのぼると自分が高校生の時から興味を持っていたアメリカの文化にとうとう触れられるという事に大変興奮して、撮影に向かいました。
どういう訳か、いままでニューメキシコ州には行った事がなく、初めて見るワイドオープンな風景、すっきりシャープな空気に着いてそうそう魅了されました。
撮影に入り,織物工房、シルバー職人さんへのインタヴューを進めていく中で、素朴で昔ながらのやり方をしっかり続けている職人さん達との交流はなんだかほっとでき、そしてとても勉強になる時間でした。
会話とインタヴューを通じて分かっていく、彼らにまつわる時代の移り変わり、生活習慣、作品を作っていく工程など、本当に興味深いものばかりで、いままで自分の描いていた印象はなんだかすっきり洗い流されたような感覚になりました。
意外なことに日本からのオーダーというものが、ネイティブクラフト、特にアクセサリーとジュエリーに関してはなかなかのパーセンテージをしめているという事でした。
日本の方々が、彼らの文化を尊重しそのものに価値をみいだしているのでしょうか?
もしくは、私たちの思い描く、ネイティブアメリカン_インディアンの方達は、だいぶ昔の段階でとまっているのではないでしょうか?
昔ながらの礼服は、何かのしきたりの時にしか着ませんし、ジュエリーなども皆がつけているという訳ではありません。現状は、いろいろと個人差はありますが、私たちが通常、直面している問題などに彼らもしっかり向き合っています。
日本人も丁髷をして、着物をきているというような事はないですし、、。
現状の彼らを知った上でネイティブアメリカンの古い文化やクラフトに触れる事が、より素敵にそのものを身につけることができるでは?
もしくは外見だけでにわかアメリカンインディアンを装うかは、それを受け入れる側にまかされていますね。
こんな物も情報も溢れている世の中で本質を学び取り入れていく事がやはり僕は素敵な気がします。
それは彼らの文化を学ぶ事に繋がることですから。






(やまだあきら)
◆ときの忘れものでは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
植田実さんのエッセイは毎月数回、更新は随時行います。
小林美香さんのエッセイは毎月10日と25日の更新です。
光嶋裕介さんのエッセイは毎月11日と22日の更新です。
大竹昭子さんのエッセイは毎月15日の更新です。
井桁裕子さんのエッセイは毎月20日の更新です。
山田陽さんのエッセイは毎月30日の更新です。
浜田宏司さんの「展覧会ナナメ読み」は、更新は随時行います。
深野一朗さんのエッセイは、更新は随時行います。
君島彩子さんのエッセイはコチラです。
西村智弘さんのエッセイ「ジョナス・メカスをめぐる断章」はコチラです。
今までのバックナンバーはコチラをクリックしてください。
*画廊亭主敬白
本日、明日ともに企画展開催中につき画廊は開いています。
山田陽さんの連載は月末更新の予定が少し遅れてしまいました。
上掲の通り、ときの忘れもののブログはおかげさまで10人もの強力執筆陣が素晴らしい原稿を寄せてくれています。ほとんどの方が締め切り前に黙っていても原稿を送ってくださる。
学校時代を思い出すと、授業に必ず遅刻してくる子がいましたよね。部活ともなると定時に全員が揃うことはめったになくて、優等生の部長が何とか時間厳守と躍起になるがうまく行ったためしがない。
今思うとあれでいいんですね。全員が右向け右、では社会は窒息してしまう。
編集担当の尾立がメールで何度督促しても、「ヤマダ君の締め切り破り」は直りそうも無い。
きっとヤマダ君は学生時代は遅刻の常習者だったに違いない。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
現在、アトランタへ向かう飛行機の中です。
2月の中旬からニューメキシコ州を訪れ、ネイティブアメリカンの方達の織物、アクセサリーデザイナー、ターコイズ関連の撮影するという仕事を受けました。
深くさかのぼると自分が高校生の時から興味を持っていたアメリカの文化にとうとう触れられるという事に大変興奮して、撮影に向かいました。
どういう訳か、いままでニューメキシコ州には行った事がなく、初めて見るワイドオープンな風景、すっきりシャープな空気に着いてそうそう魅了されました。
撮影に入り,織物工房、シルバー職人さんへのインタヴューを進めていく中で、素朴で昔ながらのやり方をしっかり続けている職人さん達との交流はなんだかほっとでき、そしてとても勉強になる時間でした。
会話とインタヴューを通じて分かっていく、彼らにまつわる時代の移り変わり、生活習慣、作品を作っていく工程など、本当に興味深いものばかりで、いままで自分の描いていた印象はなんだかすっきり洗い流されたような感覚になりました。
意外なことに日本からのオーダーというものが、ネイティブクラフト、特にアクセサリーとジュエリーに関してはなかなかのパーセンテージをしめているという事でした。
日本の方々が、彼らの文化を尊重しそのものに価値をみいだしているのでしょうか?
もしくは、私たちの思い描く、ネイティブアメリカン_インディアンの方達は、だいぶ昔の段階でとまっているのではないでしょうか?
昔ながらの礼服は、何かのしきたりの時にしか着ませんし、ジュエリーなども皆がつけているという訳ではありません。現状は、いろいろと個人差はありますが、私たちが通常、直面している問題などに彼らもしっかり向き合っています。
日本人も丁髷をして、着物をきているというような事はないですし、、。
現状の彼らを知った上でネイティブアメリカンの古い文化やクラフトに触れる事が、より素敵にそのものを身につけることができるでは?
もしくは外見だけでにわかアメリカンインディアンを装うかは、それを受け入れる側にまかされていますね。
こんな物も情報も溢れている世の中で本質を学び取り入れていく事がやはり僕は素敵な気がします。
それは彼らの文化を学ぶ事に繋がることですから。






(やまだあきら)
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小林美香さんのエッセイは毎月10日と25日の更新です。
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大竹昭子さんのエッセイは毎月15日の更新です。
井桁裕子さんのエッセイは毎月20日の更新です。
山田陽さんのエッセイは毎月30日の更新です。
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*画廊亭主敬白
本日、明日ともに企画展開催中につき画廊は開いています。
山田陽さんの連載は月末更新の予定が少し遅れてしまいました。
上掲の通り、ときの忘れもののブログはおかげさまで10人もの強力執筆陣が素晴らしい原稿を寄せてくれています。ほとんどの方が締め切り前に黙っていても原稿を送ってくださる。
学校時代を思い出すと、授業に必ず遅刻してくる子がいましたよね。部活ともなると定時に全員が揃うことはめったになくて、優等生の部長が何とか時間厳守と躍起になるがうまく行ったためしがない。
今思うとあれでいいんですね。全員が右向け右、では社会は窒息してしまう。
編集担当の尾立がメールで何度督促しても、「ヤマダ君の締め切り破り」は直りそうも無い。
きっとヤマダ君は学生時代は遅刻の常習者だったに違いない。
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