一昨日来日したハ・ミョンウンさんは二日がかりで展示作業に取り組み、ようやく昨夕完了しました。
今夕17時よりハさんを囲み、オープニングを開催します。
一足先にこのブログでハ・ミョンウンさんより御挨拶を申し上げます。



こんにちは。
韓国で作家活動をしているハ・ミョンウンと申します。
まず、このような素敵な空間で展示ができる機会をくださった綿貫さんに心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
私がこのような作品を制作することになったきっかけについてお話しますと、20世紀から21世紀の中間過程に生きてきた過渡期の世代として、常にこの時代を最大限に反映できるような制作を行なっていました。その間に、韓国で起こった美術作品に関連する事件を通じて、美術というものが、純粋な芸術性を論じるものでなく、金銭的な価値として判断される対象となるという点にとても衝撃をうけたことがありました。そういうことを通じて、色々考えさせられ、様々な制作作業を行なっているうちに、時代のアイコンとなる作品を反映する制作をするようになりました。コカ・コーラや、マリリン・モンローのような特定の対象となる、時代を代表するアイコンとしてのポップアートを、その時代のアイコンとして認識し、そのアイコンをさらに異なる私の作品として再現する制作をするようになりましたし、その過程で、まずはリキテンスタインの作品がとても相性が合ったし、またその過程で、私、ハ・ミョンウン自身の造形的な蘊奥を見出そうとしている若い作家です。
このようなとても良い機会に、日本でこのように展示ができるようになり、日本の方々に作品をお見せできることをとても光栄にまた嬉しく思っていますし、この機会が良い結果に結びつき、素敵な機会がこれからも増えればいいなと思っています。
ありがとうございます。


展示をご覧ください。
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出品点数も予定をこえ、39点となりました。
出品リストをホームページに掲載しましたのでこちらもご覧ください。
若い韓国の女性作家の日本初個展をどうぞ皆さん祝ってあげてください。
ご来場をお待ちしています。

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◆ときの忘れものは2012年11月2日[金]―11月10日[土]「ハ・ミョンウン(河明殷)展」を開催しています(会期中無休)。
ハさんDM
ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルなど誰もが知っている20世紀を代表するポップアートを、再解釈・再構築して自らの作品に昇華させるハ・ミョンウン。近年ではアジア最大のアートフェア「KIAF」に出品するなど活動の幅を広げ、今後の活躍が期待される韓国の若手作家です。本展では約20点を展示します。

11月2日(金)17時より、来日する作家を囲んでオープニングを開催いたします。是非ご参加ください。ハ・ミョンウンさんは2日(金)と3日(土)に在廊します。