先日ご案内したように建築家・光嶋裕介さんが1月24日から日本経済新聞の朝刊文化欄に「アンビルトの夢~未完の建築十選~」という連載を始めました。
日経1月24日

初日はアントニオ・ガウディ、続いてアントニオ・サンテリアハンス・シャーロンミース・ファン・デル・ローエときて、1月31日はル・コルビュジエでした。
大学を卒業してからドイツの建築事務所で働き、その間、ヨーロッパ各地を巡って名建築に直に触れてきた光嶋さんの若者らしい感性豊かなエッセイになっています。

「彼ほどたくさん絵を描いた建築家はいない。午前中は、画家のようにアトリエに閉じこもり、午後は設計事務所で仕事をするのが、巨匠ル・コルビュジエの日課だった。(以下略)」(光嶋裕介)

「画家のように」と光嶋さんは書いていますが、ル・コルビュジエ自身は「画家」と思っていたに違いない。でなければあれほど多くの絵画、版画、彫刻、タペストリーをつくれないでしょう。
そもそも優れた建築家=画家というのが亭主の独断です。
安藤忠雄先生も磯崎新先生も紙さえあればしょっちゅう絵を描いている。

「建築家の作品」をときの忘れもののコレクションからいくつかご紹介しましょう。
安藤忠雄「水の教会」
安藤忠雄
水の教会
1992年頃 シルクスクリーン
103×73cm AP
signed

unite11b
ル・コルビュジエ
ユニテ No.11b
1965年 カラーエッチング
57x45cm
Ed.130 signed

corbusier_27_practice
ル・コルビュジェ
彫刻の習作
1964  カラー石版
51.5×41.0cm
Ed.200 signed

第2信より挿画4_A
磯崎新
〈栖 十二〉第二信より《挿画4
ル・コルビュジエ[母の小さい家]
1998年 銅版+手彩
signed

第2信より挿画5_A
磯崎新
〈栖 十二〉第二信より《挿画5
ル・コルビュジエ[母の小さい家]
1998年 銅版+手彩
signed

第2信より挿画6_A
磯崎新〈栖 十二〉第二信より《挿画6
ル・コルビュジエ[母の小さい家]
1998年 銅版+手彩
signed

光嶋銅版画004

光嶋裕介
Landscape at Night NO.004
2009年
エッチング、アクアチント
イメージサイズ:12.0×30.0cm
シートサイズ :27.0×39.5cm
Ed.8+20(Ⅰ/Ⅷ~Ⅷ/Ⅷ+1/20~20/20)
signed

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