長岡酒井G長岡酒井G2

 (写真:石原洋二郎デザイン室)
えー、このたび亭主と社長は長年住みなれたあばら家を出て、結婚して以来の夢だった好きな絵と本、そしてヤフーオークションで買いまくったお気に入りの名作椅子に囲まれた新居に引っ越すことになりましたのでご挨拶申し上げます、というのは冗談です。
貧乏画商にそんな甲斐性はありません。

正月の誓いで女房孝行で「月一温泉」を宣言しました。
さて5月はどこに行こうか、と思案していたところ画廊の常連の料治幸子さんから新潟の絵屋で個展を開くというご案内をいただいた。
前後して、数年前に東京を引き払い故郷新潟に帰っていった酒井実通男さんから長岡にちょっと変わったギャラリーを開いたというメールが届いた。上掲の写真は酒井さんのギャラリー「gallery artbookchair」です。
お二人ともときの忘れものの大切な客である。
こりゃあいいや、新潟は温泉もあるしね。

ときの忘れものは客が少ないので有名です。先日も常連の栃木のAさんが来廊したのですがたまたま(こんなことはめったに無い)来客が相次ぎ、Aさんの驚くまいことか、「いつも何時間いてもボク一人なのに・・・」。
都内の客はほとんどおらず、たまにいてもなぜだか数年経つといなくなる。
Mさんは韓国に単身赴任中だし、Nさんも数年前大阪に単身赴任(これは今春めでたく東京に帰還)、入れ違いに数少ない女性顧客Tさんはご主人の転勤で今春熊本に行ってしまった。まことに辛くさびしい。
酒井さんもそういう一人、新潟にUターンしてしまった。椅子のコレクターとしてはつとに有名ですが、田舎暮し(失礼!)にも少々飽きたらしく、同級生の応援で長岡の一郭に格安のスペースを借りたらしい。当面は金曜、土曜、日曜の週末のみ開廊ということですが、ぜひ皆さん、尋ねてください。
椅子はもちろんですが、絵の水準は亭主が保証します!!

亭主も新潟は行商時代は毎年のように行っていた懐かしいところですが、このところすっかりご無沙汰しているので、この機会を逃す手はない。
早速露天風呂愛好会会長の石田了一さんに「どこかいい温泉ない?」と尋ねるや、咲花温泉を推薦してくれました。
というわけで、5月中旬に新潟の絵屋と、長岡の「gallery artbookchair」に行ってまいります。
下は地元の新聞・新潟日報に掲載された酒井さんのギャラリーの紹介記事です。
新潟日報