今日から画廊では7月18日(木)まで「7月の画廊コレクション~ドローイング展」を開催します(*日曜・月曜休廊)。
短い会期で、7月14日・15日は休廊ですのでご注意ください。

いつもはなかなか展示できない大きなドローイングを中心に展示していますが、クオリティの高いものばかりですので(自画自賛)、ぜひお出かけください。

昔、神宮前に「全国の学芸員がその名を知っているのに、誰も行ったことがない」と言われた伝説のバーがありました。
1972年に開店、わずか9席のカウンター席だけという内装は杉本貴志の「スーパーポテト」初期の傑作。
バー・ラジオのことは、以前このブログでもご紹介しましたが、重厚な彫刻そのものといった感じのカウンターをつくったのは今はなき若林奮先生でした。
この店はなくなってしまいましたが、オーナー尾崎さんは移転して「ラジオⅢ」を開店、ときの忘れものの直ぐ近くにあります。
1st_radioバーラジオ

wakabayashi_16_bar若林奮
バーラジオのドローイング
1982年
鉛筆、紙
33.5×51.4cm
サインあり

いま画廊に展示しているのは、バー・ラジオのカウンターのためのドローイングです。
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商業空間というのはどんなに素晴らしくても「流行」には勝てない。倉俣史朗の手がけた店舗がほとんど現存しないのがいい例です。

ところで、建築家の遠藤現さんから、祖父・遠藤新のテレビ番組についてのお知らせをいただきました。
この番組については以前このブログでもご紹介しました。
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今年の3月2日に放送されました、遠藤新の特集番組「甲子園ホテルの想い出」が、
好評につき再放送されることになりました。
7月13日(土)夜7時~9時にBS朝日にて再放送されます。
前回の放送を見逃された方は、この機会に是非ご覧ください。

遠藤 現

遠藤現建築創作所
http://www007.upp.so-net.ne.jp/genken/
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◆ときの忘れものは、2013年7月10日(水)~7月18日(木)「7月の画廊コレクション~ドローイング展」を開催しています。(*日曜・月曜休廊
ドローイング展魔方陣
若林奮、大宮政郎、小野隆生、松本竣介、蛯名優子、O Jun、舟越直木、二木直巳、辰野登恵子

02真ん中が若林奮作品