本日と明日15日(月)は画廊は休みです

「7月の画廊コレクション~ドローイング展」より、O Jun「星の図」をご紹介します。

ojun_01_hoshiO Jun
《星の図》
2000年
グワッシュ、紙
110.0×110.0cm
サインあり


O Junの作品には思い切りのいい余白と力強いストロークで描かれた線の集合体が多く見られます。彼は絶妙なバランス感覚を持った作家といえるでしょう。そうした線によって描き出されるモチーフは、人や建物、はたまた不可思議な図形といったように自由で、作品を前にした者に絵画のユーモアや多角的な見方を教えてくれるようです。
1956年に東京で生まれたO Junは、1982年東京芸術大学大学院を卒業します。スペインやドイツに滞在するなどして帰国後は東京を中心に個展を多数開催、また数多くのグループ展に参加しています。絵画・ドローイング・版画と、さまざまな媒体の平面作品を制作し、近年では、国立新美術館での「アーティストファイル2010―現代の作家たち」展やリトアニアでの「The 14th Vilnius Painting Triennialに招聘されるなど国内外を問わず発表の場を広げています。

04展示風景
左から:辰野登恵子、O JUN


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O Jun(1956-)
1956年東京生まれ。82年東京芸術大学大学院修士課程美術研究科修了。82年ギャラリー泰明で初個展。84年スペイン、バルセロナに滞在、翌年帰国。90年ドイツ、デュッセルドルフに渡航、94年帰国。96年[撃墜王][秋水]他のリトグラフを制作。2000年横須賀・カスヤの森現代美術館で個展。2002年大阪・国立国際美術館で個展開催。
公式サイト:http://www.ne.jp/asahi/o/jun/

◆ときの忘れものは、2013年7月10日(水)~7月18日(木)「7月の画廊コレクション~ドローイング展」を開催しています。(*日曜・月曜休廊
短い会期で、7月14日・15日は休廊ですのでご注意ください。
ドローイング展魔方陣
若林奮、大宮政郎、小野隆生、松本竣介、蛯名優子、O Jun、舟越直木、二木直巳、辰野登恵子