あなたの「身分は?」と聞かれたら皆さん何とお答えになりますか。
日常的に市役所や病院、その他、ちょっとした申し込みの書類を出すときに本人の「職業」を記す欄がありますね。
亭主の場合、この半世紀を思い起こすと「学生」「会社員」「自営業」「無職」「会社員」と変遷してきました。
横浜に行き久しぶりに馬車道の神奈川県立歴史博物館に寄ってきました。

明治37年(1904)年竣工の横浜正金銀行本店の建物だっただけに、重厚でクラシックな佇まいは横浜の宝物、もちろん重要文化財に指定されています。
ネオ・バロック様式の本格的な西洋建築で、設計は妻木頼黄、現場監督は遠藤於菟。
横浜では珍しい石造建築。
一階(無料)の小コーナーで面白い展示をしていました。
「アメリカ人女性が巡った明治の日本」
会期:2014年3月15日(土)~4月13日(日)
休館日:毎週月曜日
会場:神奈川県立歴史博物館コレクション展示室
明治30(1897)年夏、ひとりのアメリカ人女性が横浜に上陸しました。その女性、ルイーズ・M・ウィリアムズは、当時のパスポートであった神奈川県庁が発行した「外国人内地旅行免状」を手に、日本の美術工芸品を収集する旅に出ました。この展覧会では、彼女が訪れたショップカードや領収書、写真等により、外国人旅行者を引きつけた日本の魅力を紹介します。(同館HPより)
入り口を入ってすぐ、ガラスケースに入って展示されていたのは神奈川県庁がエル・エム・ウィリアムズ嬢に発行した「外国人内地旅行免状」。
図版がHPに掲載されていますので、ご覧いただきたいのですが、
「身分」という欄があり、そこには毛筆で『旅人』とある。
「みぶん たびびと」、思わず目を疑い、ちょっと感動しました。
明治時代のお役所の公式文書に「旅人」なんてロマンチックな言葉が使われていた。
亭主も「会社員」ではなく、たまには「旅人」と名乗ってみたい。
「旅人」といえば、昨日盛況のうちに終了した百瀬恒彦さんの写真展も、四半世紀前の1990年に友人たちとモロッコの古都フェズを旅したとき撮影されたものでした。同行された谷川俊太郎さんには素晴らしいエッセイを書いていただきました。
ご来廊いただいた皆さん、そして企画してくれた荒川陽子さん、一年間にわたりブログに「百瀬恒彦の百夜一夜」を連載してくださった鳥取絹子さん、ギャラリートークを快く受けてくださった森友嵐士さん、ありがとうございました。
作品をお買い上げいただいたお客様には厚く御礼申し上げます。
本日(日曜)と明日(月曜)は画廊はお休みです。
◆ときの忘れものは2014年4月19日[土]―5月6日[火 祝日]「わが友ウォーホル~X氏コレクションより」を開催します(*会期中無休)。

日本で初めて大規模なウォーホル展が開催されたのは1974年(東京と神戸の大丸)でした。その前年の新宿マット・グロッソでの個展を含め、ウォーホル将来に尽力された大功労者がXさんでした。
アンディ・ウォーホルはじめX氏が交友した多くの作家たち、ロバート・ラウシェンバーグ、フランク・ステラ、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイク、萩原朔美、荒川修作、草間彌生らのコレクションを出品します。
●イベントのご案内
4月25日(金)18時より、ジョナス・メカス監督「ファクトリーの時代」の上映会を開催します(※要予約/参加費1,000円)。
※必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
------------------------------------------
●本日のウォーホル語録
<60年代には、あんまり多くの人間がアンフェタミンを飲んでいたんで、起きてる時間が多くて、いろんなことが起こったのか、あんまりやることがいっぱいあったんで、起きてなきゃならずに、みんなアンフェタミンを飲み出したのか、今もってはっきりしないな。たぶん両方の理由だったんだろうけど。あんまりまわりのみんなが年中起きているのを見ていて、ぼくはだんだん眠るってことがかなり時代遅れになってきたんだなと思った。それで、眠れないことがすたれないうちにはやいとこ人が眠ってるのを映画に撮っておこうと決めたんだ。「Sleep(眠り)」は、16ミリボレックスカメラを手に入れてからはじめて撮った映画だ。
―アンディ・ウォーホル>
ときの忘れものでは5月6日まで無休で「わが友ウォーホル~X氏コレクションより」展を開催しています。1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”を毎日ご紹介します。
日常的に市役所や病院、その他、ちょっとした申し込みの書類を出すときに本人の「職業」を記す欄がありますね。
亭主の場合、この半世紀を思い起こすと「学生」「会社員」「自営業」「無職」「会社員」と変遷してきました。
横浜に行き久しぶりに馬車道の神奈川県立歴史博物館に寄ってきました。

明治37年(1904)年竣工の横浜正金銀行本店の建物だっただけに、重厚でクラシックな佇まいは横浜の宝物、もちろん重要文化財に指定されています。
ネオ・バロック様式の本格的な西洋建築で、設計は妻木頼黄、現場監督は遠藤於菟。
横浜では珍しい石造建築。一階(無料)の小コーナーで面白い展示をしていました。
「アメリカ人女性が巡った明治の日本」
会期:2014年3月15日(土)~4月13日(日)
休館日:毎週月曜日
会場:神奈川県立歴史博物館コレクション展示室
明治30(1897)年夏、ひとりのアメリカ人女性が横浜に上陸しました。その女性、ルイーズ・M・ウィリアムズは、当時のパスポートであった神奈川県庁が発行した「外国人内地旅行免状」を手に、日本の美術工芸品を収集する旅に出ました。この展覧会では、彼女が訪れたショップカードや領収書、写真等により、外国人旅行者を引きつけた日本の魅力を紹介します。(同館HPより)
入り口を入ってすぐ、ガラスケースに入って展示されていたのは神奈川県庁がエル・エム・ウィリアムズ嬢に発行した「外国人内地旅行免状」。
図版がHPに掲載されていますので、ご覧いただきたいのですが、
「身分」という欄があり、そこには毛筆で『旅人』とある。
「みぶん たびびと」、思わず目を疑い、ちょっと感動しました。
明治時代のお役所の公式文書に「旅人」なんてロマンチックな言葉が使われていた。
亭主も「会社員」ではなく、たまには「旅人」と名乗ってみたい。
「旅人」といえば、昨日盛況のうちに終了した百瀬恒彦さんの写真展も、四半世紀前の1990年に友人たちとモロッコの古都フェズを旅したとき撮影されたものでした。同行された谷川俊太郎さんには素晴らしいエッセイを書いていただきました。
ご来廊いただいた皆さん、そして企画してくれた荒川陽子さん、一年間にわたりブログに「百瀬恒彦の百夜一夜」を連載してくださった鳥取絹子さん、ギャラリートークを快く受けてくださった森友嵐士さん、ありがとうございました。
作品をお買い上げいただいたお客様には厚く御礼申し上げます。
本日(日曜)と明日(月曜)は画廊はお休みです。
◆ときの忘れものは2014年4月19日[土]―5月6日[火 祝日]「わが友ウォーホル~X氏コレクションより」を開催します(*会期中無休)。

日本で初めて大規模なウォーホル展が開催されたのは1974年(東京と神戸の大丸)でした。その前年の新宿マット・グロッソでの個展を含め、ウォーホル将来に尽力された大功労者がXさんでした。
アンディ・ウォーホルはじめX氏が交友した多くの作家たち、ロバート・ラウシェンバーグ、フランク・ステラ、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイク、萩原朔美、荒川修作、草間彌生らのコレクションを出品します。
●イベントのご案内
4月25日(金)18時より、ジョナス・メカス監督「ファクトリーの時代」の上映会を開催します(※要予約/参加費1,000円)。
※必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
------------------------------------------
●本日のウォーホル語録
<60年代には、あんまり多くの人間がアンフェタミンを飲んでいたんで、起きてる時間が多くて、いろんなことが起こったのか、あんまりやることがいっぱいあったんで、起きてなきゃならずに、みんなアンフェタミンを飲み出したのか、今もってはっきりしないな。たぶん両方の理由だったんだろうけど。あんまりまわりのみんなが年中起きているのを見ていて、ぼくはだんだん眠るってことがかなり時代遅れになってきたんだなと思った。それで、眠れないことがすたれないうちにはやいとこ人が眠ってるのを映画に撮っておこうと決めたんだ。「Sleep(眠り)」は、16ミリボレックスカメラを手に入れてからはじめて撮った映画だ。
―アンディ・ウォーホル>
ときの忘れものでは5月6日まで無休で「わが友ウォーホル~X氏コレクションより」展を開催しています。1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”を毎日ご紹介します。
コメント